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鳩山氏は私に、日本の防衛と米軍基地についての目を開かせてくれた。小沢氏は私に、検察と司法全般について考えさせてくれた。さて菅氏は私に、何の問題を提起するのか? 日本の指導者の資質について、ではないかと思う。それほどに素材としては興味は尽きない。
前置きはこれぐらいにして、自民党の新幹事長が「政策協議もいいけど、民主党の一本化ができるの?」と余裕をかましていた。冗談じゃない、見せかけの一本化ならいくらでもできる。方法を聞きたいか?
民主党内の意見は「政策調査会」で束ねられ、「政調会長」が「国家戦略担当相」として内閣につなぐ。いわば政調会長は「喉首」の役目をする。政調会の提言を内閣に伝えるも伝えないも政調会長の一存だ。さらに内閣に全部伝えたとしても、政策に反映させるかどうかは最終的に内閣が決めるのだから、内閣と政調会長が同一の理念を共有していれば、自ずと政策は一本化されるに決まっている。党員は直接内閣と交渉はできないだろうし。
おそらく政策調査会内のあまたの部門会議は「単なるガス抜き機関」となってしまう。小沢グループあたりが不満の声を上げても「政治とカネ」「国民世論」の印籠を示せば、静まらざるを得ないだろう。そういう意味で「政治とカネ」と「国民世論によるオザワ叩き」は、内閣にとっても手放せないツールなのだ。だから、あまりに早く終息してもらっては困ることになる。
以上により、めでたく自民党と手に手を取ったとしよう。 しかし、そうなることは「民主党の自殺行為」になるのだ。去年民主党が大勝したのは「自民党がもうダメだ」と大衆が判断したから、民主党に票が流れたのだ。それが「前の政権党と手を組む姿」を見せ付けられたら、間違いなく「票」はまた別の党に流れ始まる。変えることをやめた政党などに、大衆はたぶん躊躇などしない。一度行って成功した事をまたやるだろう。
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