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[永久保存版] 民主党代表選 小沢一郎氏 決意表明 (YouTube動画&全文) 暗黒夜考〜崩壊しつつある日本を考える〜
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/352.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 9 月 18 日 05:45:18: qr553ZDJ.dzsc
 

写真 小沢一郎HPより

http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d25941d7aa610a3abd6cc7d219a11fc1 
2010年09月18日

【永久保存版】 民主党代表選 小沢一郎氏 決意表明(画像&全文) 
歴史的名演説である。まだ聴いていない方は是非ともご覧いただきたい。


● 7分50秒
http://www.youtube.com/watch?v=elGjjMBuIfU&feature=player_embedded 


●【2010年民主党代表選挙当日 小沢一郎氏の決意表明】

お集まりの皆様、そして国民の皆様、小沢一郎でございます。皆様には今回の代表選の期間中、菅(直人)総理と私の主張をお聞きいただき、また、激励していただきました。ここに、まずもって心からお礼を申しあげます。また、昨年来、私自身にかかわることで、同志の皆様を始め、国民の皆様に大変、ご心配とご迷惑をおかけしたことを、この機会に心からおわび申しあげます。さて、今回の立候補にあたっては、今日の危機的な政治経済事情の中で、果たして自分にその資質があるだろうか、政治の最高責任者として国民の生活を守るというその責任を果たすことができるだろうか、と本当に悩み、自問自答いたしました。それにもかかわらず立候補を決意をしたのは、今、政治を変えなければもう間に合わないという、私の切実な思いを正々堂々、世に問いかけたかったからであります。

思い起こせば、私は27歳で衆議院議員に初めて立候補した際、選挙公報にこうつづりました。「このままでは日本の行く末は暗澹(あんたん)たるものになる。こうした弊害をなくすため、まず官僚政治を打破し、政策決定を政治家の手に取り戻さなければならない」と。意志なき政治の行き着く先には国の滅亡しかありません。日本は敗戦を経て本質は変わっていないのではないか。若かりしころの、感じたその思いは初当選以来、いまなお変わっておりません。

今日、わが国はデフレによる経済の収縮、少子高齢化の既存の社会制度のギャップによる不安など、経済も社会も危機的な状況に陥っております。世界で最も層が厚かった中間所得層が解体され、ごく少数の富裕層と数多くの低所得層への分化が急速に進んでおります。日本が誇った社会保障制度も崩れつつある中、2年後には団塊の世代が年金受給者となる日を迎えます。

今、日本は、最も大事にされなければならないお年寄りがいなくなっても誰も気づかず、また、就職できない多くの若者が絶望感にさいなまされ、若い親が育児を放棄しわが子を虐待する。もはや高度成長がいろいろな問題を覆い隠してくれた時期はとうに過ぎ去って、社会の仕組みそのものが壊れています。そしてまた、日本人の精神風土も興廃し始めていると思います。

今、ここで政治を見直し、行政を見直し、国のあり方を見直さなければ、もう日本を立て直すことができないのではないかと思います。多くの国民の皆さんも同じように感じていたのだと思います。昨年、われわれ民主党に一(いち)縷(る)の思いを託し、政権交代を実現させていただきました。しかしもう1年が過ぎ、残された任期はあと3年であります。

私たちは今、直ちにこの3年間を国の集中治療期間と位置づけ、徹底した改革を断行し、実行していかなければなりません。しかしその改革は明治維新以来140年続く官僚主導の政治を、根っこから国民主導、政治主導に変えなければとても成し遂げられるものではありません。私の頭の中を占めているのはその思いなのであります。

しかし、私は官僚無用論を言っているわけではありません。日本の官僚機構は世界に冠たる人材の集まっているところであると考えております。問題は政治家がその官僚をスタッフとして使いこなし、政治家が自分の責任で政策の決定と執行の責任を負えるかどうかということであります。

私は40(歳)代でたまたま国務大臣、自民党幹事長に就任するという機会があり、国家はどう運営されているのか、その実態を権力の中枢でつぶさに見続けて参りました。そこで見た官僚主導の、例えば予算作りでは、各省のシェアが十年一日のごとくほとんど変わることがありませんでした。官僚組織というのはそういうものであります。

その中で私は、自民党の中にいながらこの改革は無理であることを骨身に染みて分かりました。だからこそ、政権与党である自民党を飛び出して、真にしがらみのない政党を作り、政権を変えるしかないという決意をもってこの17年間、政治活動を続けて参りました。

改めて申しあげます。昨年、政権交代が実現したのは、こんな日本を何とか変えてくれ、という国民の悲痛なまでの叫びからだったはずであります。この声に応えようと、菅総理大臣始め閣僚の皆さんが一生懸命に取り組んでおられることを否定をするものではありません。

しかし、政治と行政の無駄を徹底的に省き、そこから絞り出した財源を国民の生活に返すという、去年の衆院選挙マニフェストの理念はだんだん隅においやられつつあるのではないでしょうか。実際に来年度の予算編成は、概算要求で一律10%カット。これではこれまでの自民党中心の政権と変わりません。財政規律を重視するという、そういうことは大事なことではありますけれども、要は官僚の抵抗で無駄を削減できず、結局マニフェストを転換して国民に負担をお願いするだけではないでしょうか。これでは本当の意味で国民の生活は変わりません。

私には夢があります。役所が企画した、まるで金太郎あめのような町ではなく、地域の特色にあった町作りの中で、お年寄りも小さな子供たちも近所の人も、お互いがきずなで結ばれて助け合う社会。青空や広い海、野山に囲まれた田園と大勢の人たちが集う都市が調和を保ち、どこでも一家だんらんの姿が見られる日本。その一方で個人個人が自らの意見を持ち、諸外国とも堂々と渡り合う自立した国家日本。そのような日本に作り直したいというのが、私の夢であります。

日本人は千年以上前から共生の知恵として、和の文化を築きました。われわれには共生の理念と政策を世界に発信できる能力と資格が十分にあります。誰にもチャンスとぬくもりがある、豊かな日本を作るために、自立した国民から選ばれた自立した政治家が自らの見識と自らの責任で政策を決定し実行に移さなければなりません。

そして、霞ヶ関で集中している権限と財源を地方に解き放ち、国民の手に取り戻さなければなりません。そのため、国のひも付き補助金を順次すべて地方への一括交付金に改めます。これにより、地方では自主的な町作りやインフラ整備が可能になります。国、地方を通じた大きな節約効果と、そして地域経済の活性化が期待できます。また、地域での雇用が生み出され、若者がふるさとに帰り、仕事に就くこともできるようになります。

また私は、国民健康保険、介護、生活保護などに対する補助金、15兆円を社会保障関係費として、一括地方に交付します。これにより各地方の実情に合わせて、また地方の知恵を生かして、より効率的な福祉行政が行える仕組みに改めます。われわれに期待されているのは、いびつになってしまったこの国の形と日本人の生活をもう一度蘇らせる大改革なのであります。国民の皆さんにご負担をお願いするのは、ここにいる皆さんがありとあらゆる知恵を絞って、できることすべてに取り組んでからでいいはずであります。そしてそれが、昨年の総選挙で民主党と国民との約束でなかったでしょうか。

政府・与党の政策の一元化のもと、改革を実行するのが民主党です。政府が作成した法案に、後から与党議員が意見をいう、自民党と同じような事前審査の仕組みではありません。私は政府と与党の議員、誰もが対等に話し合って、政策を一から作り上げる、全員野球の態勢を積極的に進めたいと考えております。

また外交政策においては、日米関係は、わが国にとり最も重要な二国間関係と考えております。日中、日韓関係は、日米関係に次いで重要な二国間関係であり、長い歴史を踏まえ、今後、政治、経済、文化とあらゆる分野で協力関係を深めていかなければなりません。特に拉致問題については、みずから対策本部長として全力で取り組みます。国際関係はまず市民の心の交流こそが必要であるとの認識のもと、実際私は長年にわたり、草の根交流を続けております。さらには日中韓3カ国の協力のもとで、環太平洋諸国も含む東アジア共同体を推進したいと考えております。

また農業、漁業の戸別所得補償制度の充実を前提として、EPA(経済連携協定)、FTA(自由貿易協定)を始め、広域的な経済連携も積極的に推進いたします。景気対策とデフレ克服にも最優先で取り組まなければなりません。日銀法改正などの制度改革や、インフレターゲット政策も視野に入れるなど、金融政策と財政政策の両面からあらゆる手段を講じます。

また、人と人との新たなきずな作りにも取り組みます。民主党として新しい公共の考えを積極的に届け出、NGO(非政府組織)やNPO(民間非営利団体)をはじめ、ボランティアや企業の社会貢献活動を積極支援するとともに、政府の持つ情報もできる限り開示いたします。衆議院の解散総選挙はこうした改革に与えられた任期を費やして、その結果を出してからのことであります。官僚支配の140年のうち、40年間、私は衆院議員として戦い抜いてきました。そしてようやく官僚機構と対立できる政権の誕生にかかわることができました。われわれは国民の生活が第一の政治の幕開けにやっとこぎつけたのであります。官僚依存の政治に逆戻りさせるわけにはいきません。それはとりもなおさず、政治の歴史を20世紀に後戻りさせることになるからであります。私は代表になってもできないことはできないと正直に言うつもりであります。しかし、約束したことは必ず守ります。

こう断言できるのは官僚の壁を突破して、国民の生活が第一の政治を実行するのは、最後は政治家の志であり、改革のきずなで結ばれている皆さんとなら、長い時代の壁を突破できると信じるからであります。そして私自身は、民主党の代表すなわち国の最終責任者として、すべての責任を取る覚悟があります。

今回の選挙の結果は私にはわかりません。皆さんにこうして訴えるのも、私にとっては最後の機会になるかもしれません。従って最後にもう一つだけ付け加えさせてください。明治維新の偉業を達成するまでに多くの志を持った人たちの命が失われました。また、わが民主党においても、昨年の政権交代をみることなく、志半ばで亡くなった同志もおります。このことに思いをはせるとき、私は自らの政治生命の総決算として最後のご奉公をする決意であります。そして同志の皆さんとともに、日本を官僚の国から国民の国へ立て直し、次の世代にたいまつを引き継ぎたいと思います。そのために私は政治生命はおろか、自らの一命をかけて全力で頑張る決意であります。皆さんのご指示、ご理解をお願いいたしまして、私のごあいさつといたします。ありがとうございました。

 

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コメント
 
01. 明るい憂国の士 2010年9月18日 05:50:53: qr553ZDJ.dzsc : fhDIdLo4As
動画に転載ミスがありました。下記訂正いたします。

● 7分50秒
http://www.youtube.com/watch?v=elGjjMBuIfU&feature=player_embedded 


02. 明るい憂国の士 2010年9月18日 05:55:31: qr553ZDJ.dzsc : fhDIdLo4As
動画部分再訂正


●民主党代表選挙 決意表明 小沢一郎候補20100914(1/2) 7分51秒
http://www.youtube.com/watch?v=ZnqRleUGz5s&feature=player_embedded#! 

●民主党代表選挙 決意表明 小沢一郎候補20100914(1/2) 7分50秒
http://www.youtube.com/watch?v=elGjjMBuIfU&feature=player_embedded 


03. 2010年9月18日 06:30:05: FGPimEuSaY
今日の午後か明日、東京第二検察審査会議決に基づく特捜再捜査の一貫として、小沢氏への任意聴取が行われます。検事総長が記者会見で明言したように、証拠主義に基づき「不起訴」の判断が下されると思います。
東京第五検察審査会の二回目の審査が現在進行中、10月末までには議決が出ると伝えられています。こちらは、一回目審査の補助員弁護士が、個人的偏見に満ちた誘導がなされ、「起訴相当」議決が、検察審査会法に基づく不開示原則を破って、審査員11人中11人の議決であったと報じられました。その内容たるや、
検察審査会法 第1章 総 則 第2条 検察審査会は、左の事項を掌る。1.検察官の公訴を提起しない処分の当否の審査に関する事項
にある、「証拠主義に基づく、検察判断の当否の審査」主旨を全く無視し、小沢氏個人の人格に立ち入って議決理由を示していました。
酷い話です。その補助員弁護士は、この議決の後、良心が痛んだのか、批判への反論が出来なかったのか、暫く雲隠れして連絡も付かない上体だったそうです。本来ならば、二回目の補助員弁護士はこの弁護士が継続担当する規定であったと思いますが、それが出来ずに新たな補助員弁護士選定で時間が掛かったと報じられています。
 ここで、大きな問題が立ちはだかります。誰がこの補助員弁護士を選定するのかということです。多分、日本弁護士協会に紹介依頼をし、紹介された弁護士が補助員弁護士になるのではと想像しますが、この日本弁護士協会の会長だったかが、小沢氏の政敵、仙谷氏の同窓で、仙谷氏へ政治献金もしている間柄だとか。とても心配です。
 一回目の審査には麻生氏や安部氏、麻生内閣のときの森英介法務大臣が
捜査段階から関与していたと、ご本人が財界人との酒席で語っていたと言われ、ご本人達はそれを未だ否定していません。
 法論理的、客観的、冷静に審議すれば「起訴相当」議決など出るはずも無いのですが、上述したように、最近の司法(裁判所と弁護士)や捜査行政(検察庁と警察)の現状見ると、ある特定の思想勢力が、自らを有利にする為の恣意性を挟む危険が非常に大きいと、心配でなりません。
 帝国憲法制定以来、実質的に日本を支配してきた官僚組織の解体的改革を公言主張してきた小沢氏が、守旧官僚組織に命、政治生命を狙われ続けてきたことは周知の事実です。国民はこのことに覚醒し、その邪な意図を持って改革を潰そうとする勢力に反旗を掲げねば、この国は活性を失われて滅んでいくでしょう。
 とても心配です。

04. 2010年9月18日 08:02:56: TI03HlA2dk
今更、ジタバタしても始まらんでしょう。
肚を決めて、その時は、その時。
検察も民意には、内心ビクビク・オロオロしてますよ
事件性も全くないし。

05. 2010年9月18日 08:33:15: wQTvMJB0ZA
「僕には夢がある。国民の生活が第一」
すばらしいお言葉ですね。
小沢氏はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の言葉"I have a dream."
を引用されたんですね。


…前途に困難な日々が待っています。
でも、もうどうでもよいのです。
私は山の頂上に登ってきたのだから。
皆さんと同じように、私も長生きがしたい。
長生きをするのも悪くないが、今の私にはどうでもいいのです。
神の意志を実現したいだけです。
神は私が山に登るのを許され、
私は頂上から約束の地を見たのです。
私は皆さんと一緒に行けないかもしれないが、
ひとつの民として私たちはきっと約束の地に到達するでしょう。
今夜、私は幸せです。心配も恐れも何もない。
神の再臨の栄光をこの目でみたのですから。


キング牧師の演説の一部です。
きっと小沢氏も代表戦にご出馬された時、
このような心境だったのでしょう。


小沢氏はこの国に必要な真の政治家です。
100年に1人現れるか現れないかというぐらいの偉人です。
日本国民は小沢氏という政治家を大切にしなければなりません。


06. 2010年9月18日 08:59:49: FGPimEuSaY
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の言葉「僕には夢がある。・・」"I have a dream."
の原文や、それが語られた時代背景に触れた現職議員はどれ程いるのでしょうか?
国民にその真意は伝わったのでしょうか?
現職議員の多くは、その言葉の元になった状況など想起できないまま、CMソングの一節ぐらいの軽い気持ちでしか感じられなかったような気がします。とても残念です。
今や、小沢一郎の知見の領域と、他の多くの国会議員のそれとは、殆ど交わりを持たないまでに、その国会議員の知見領域は低レベルになっているような気がします。役人や官僚レベルが得意な、政策の瑣末な細部、行政の些細な技術、・・などの議論を、得意げに政策議論と言い張ってやっている国会議員が多すぎる。国家運営の定礎となる哲学や、国家を導いていく先にある理念、・・などが語れない、実に小粒な国会議員ばかりになっている。嘆かわしいことです。

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