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組閣発表後の記者会見での菅直人首相の顔つきは自前の内閣を組んだと言う喜びとは程遠い、やつれが目立つものだった。挙党一致を言っていたにもかかわらず脱小沢と言う人事を変えることが出来なかった。普通、幹事長ポストを提示されてそれをける政治家はいない。それだけ、岡田克也を幹事長につけろと言う圧力が民主党内にかなり強力にかけられていたと言うことだ。 本来、菅直人首相と鳩山由紀夫とは同床異夢であり、衆議院または参議院選挙時、ほとんど菅直人氏は党代表にはさせてもらっていなかった。トロイカ体制時は小沢一郎氏と菅直人首相の関係のほうが鳩山由紀夫との関係よりも良いものであった。 ところが、鳩山由紀夫の抱きつき心中によって小沢一郎幹事長が辞任され、菅首相になった時に、岡田克也及び前原誠司によって、菅首相と小沢一郎氏との間の関係断絶が謀られたのだ。 薬害エイズ問題を解決に導いた菅直人という看板を掲げ、クリーンさを押し出すことによって小沢一郎氏の「政治と金」というほとんど実質的な中身のない問題との対立軸を演出する。このやり方は、小泉純一郎の取った「郵政改革抵抗勢力との戦い」という戦略とそっくりだ。 これは、別の言い方で言えば、ブッシュ政権の跡を継いだオバマ氏と似ている。オバマ氏は積極的に自然エネルギーへの転換を進めようとし、地熱発電への大規模投資を実行している。ぜひ、菅直人首相も、アメリカの軍産複合体に支配されている対米追従勢力の岡田克也や前原誠司を打ち破って、現実の政策課題に向き合って頂きたい。単にクリーンであるからと言って財政赤字が解消されはしないし、産業構造の組換えが実現されるわけでもないのだから。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<168>>
隠れ蓑にされる菅直人首相
しかし、クリーンさは一種の属性であって政治そのものとは異なる。クリーンであることが強調され、却って現実の政策を見えにくくすることがいま行われようとしているのではないだろうか?
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