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日本
記事発表:2010年9月14日火曜日
最終更新:2010年9月14日火曜日
日本:菅直人首相、与党党首の座を守る
RFI
菅直人首相は、人望では負けたが、与党民主党党首の地位は守った。9月14日、代表の座を賭けた党内の選挙の結果、菅直人が大差で、対抗者の小沢一郎に勝利した。
RFI東京駐在記者フレデリック・シャルルの報告
中道左派の民主党は、日本を3年間に首相が6人という事態にしなかった。民主党は就任後たった3カ月の菅直人氏を政府首班にとどめ置くが、菅氏は大部分の日本人の信頼を失っている。実際、菅民主党は先の参議院議員選挙で大敗北を喫したのだ。
菅直人氏が代表になれたのは、人がいなかったのだ。なぜなら、80%の日本人は、民主党の陰の指導者である、小沢一郎氏への交代を望まなかった。小沢氏は不法な政治活動資金のために、いつ起訴されてもおかしくない危険な状況にある。
民主党の最大派閥を率いる小沢一郎氏が党を離れるのか、それとも、党が分裂するのか、いまはまだ分からない。野党が、少なくともあと数ヶ月間、首相の地位に居続ける菅直人氏への協力を受諾するかどうかも、疑問だ。
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(投稿者より)
菅首相が民主党代表に再選されたことを伝える、フランスRFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。
「民意とは、選挙の結果である。ゆえに、2010年7月の参議院議員選挙で敗北した菅民主党は、民意を反映していない。」ごく自然な結論です。民意を反映させるために、選挙は存在するのですのですから。
菅氏は代表選挙の戦いで、一貫して「国民に訴える」姿勢をとり続けましたが、これは代表選に勝利することで、民意を偽装するためのポーズにすぎません。代表選は党内だけの選挙であり、国民の代表たる国会議員の選挙ではありません。本当に民意を問いたいのなら、衆議院を解散すればいいのです。
ねじれ国会では、野党に譲歩しなければ、法案は1本も通せません。それは、民主党の存在意義が問われる、ということを意味します。そして、民主党が存在意義を失ったとき、党は分裂するでしょう。
民主党にも、自民党にも、「国民の生活が第一」派はいます。「国民の負担が第一」派もいます。両党とも一度解体して、こちらのねじれもスッキリさせた方がいいと、個人的には思っています。
下記は、両候補のプロフィールなどを伝える、同じくRFIの記事です。日付は同じですが、上記の記事は選挙後、下記の記事は選挙前のものです。
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http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20100914-deux-candidats-lice-presidence-parti-democrate-japonais
日本
記事発表:2010年9月14日火曜日
最終更新:2010年9月14日火曜日
2候補者、日本民主党代表をかけた戦いの舞台に立つ
RFI
菅直人首相の続投か、対抗者の小沢一郎氏にバトンを渡すか。9月14日火曜日に、民主党所属の国会議員が代表選出のために集まって投票する、その前日の段階で、民主党員の選択はまだ明らかでない。この戦いは非常に重要で、中道左派の民主党内の選挙で勝った者は、その後、政府首班の椅子に座ることになっている。
この与党内の選挙戦の最終場面で、2候補者は、選挙終了後すぐに挙党体制のために協力することを約束した。確かに、今日現在、党は分裂している。
陰の「将軍」と呼ばれる小沢一郎氏は、現職の首相で民主党の創立者でもある菅直人氏に戦いを挑んだ。小沢氏が勝つ可能性はある。小沢氏は広い人脈と豊かな経験を持つ政治家で、2009年8月の総選挙で民主党の勝利に貢献した。
小沢氏に受けて立つ、菅直人氏は、独特な人物だ。日本では珍しいが、菅氏は政治家の家系でなく、市民社会の出自だ。菅氏は、変化の到来を望む、党を底辺で支える活動家たちの尊敬を勝ちとり、クリーンな人物という評判を得ている。長年政界を渡り歩いた小沢氏は、クリーンを装うことができない。その代わり、菅氏の威厳のなさを非難し、自らの計画に沿って党をまとめる能力を疑う人たちもいる。
両候補者とも、まさに基本的なところで、説得が下手と言わざるを得ない。どちらにも言えるのだが、景気回復の具体策や財源について、公約があいまいなのだ。
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