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菅内閣の新人事が動き出した。仙谷、玄葉、レンホーは再任。そして、なんと、幹事長に、ジャスコ・フランケン岡田だ。どこが、挙党一致やねん。幹事長には、最低、中間派を据えるべきやないかーい!やはり、「小沢派排除」の方向へと、どうしても流れてしまうらしい。まあ、勝手にすればよろしい。どうせ来年3月までだ。
宣言させてもらったとおり、今の民主党政権には、野党的な気分でしか対峙することができない。菅−仙谷−岡田体制が、国民の前でどのように振舞うか、じっくりと見届けさせていただく。今回の代表選で特徴的なことは、マスメディアが、積極的に、選挙に介入してきたことだ。良識を持ったジャーナリストなら、自分たちの報道が、選挙に影響を与えることが、あってはならないと自戒するのが普通だ。
しかし、今のマスメディアに良識を求めるのは、アヒルに空を飛べというのに等しい。「ものごとには、やっていいことと悪いことがある」というのは、最低限、大人が身につけていなければならない常識だろう。今の日本国で、その常識を持ち合わせてない集団は、ヤクザと在特会と検察とマスコミではないか。いまや、これらの存在は、次代を担うべき子供の教育上、好ましくないと言わざるを得ない。
以下に掲げる朝日の社説は、9月14日、代表選当日のものだ。
***再び民主議員へ―新しい政治を突きつめて***
民主党代表選の投開票日を迎えた。私たちはこの選挙について、繰り返し疑問を投げかけてきた。 まず、政権交代時代の党首選びとしてふさわしいありようなのかどうか。20年来の政治改革がめざしたのは、有権者が総選挙を通じ直接、政権党と首相を選ぶ仕組みである。政権党が、民意と無関係に首相の座をたらい回しにする政治との決別を意味する。 今回、小沢一郎前幹事長が勝てば、1年で3人目の首相になる。自民党のたらい回しを批判してきた民主党としては、およそ筋が通らない。第二に代表選を実施するにしても、小沢氏の立候補は理解しにくい。わずか3カ月前に政治とカネの問題で、鳩山由紀夫前首相とダブル辞任したばかりだ。強制起訴となるか否か、検察審査会の判断を待つ身でもある。 最高指導者たろうとするにしては、けじめがなさすぎるのではないか。きょう投票する民主党国会議員は、今回の代表選が置かれた以上のような文脈をよくよくわきまえて最終判断してもらいたい****
政党が党内で取り決めてあるルールである、「代表の任期2年」は、 一面には、役職に緊張を齎す効用があるだろう。いい加減なことをやっていると2年後には交代させられる。人間は慣れると惰性に流され、緊張感が減退していく。その歯止めとして、任期というものを定めている。これは、政党に限らず、ありとあらゆる団体でもそうだろう。
第一、首相が長く在任すればいいってものでもない。何をするにも後手後手で、無能・無力の首相ならば、早いところ、退陣してもらったほうが、国家国民の為である。そういう意味で、政権与党内であれ、代表が任期がくれば選挙をするというのは、かえって、好ましいことではないだろうか。
そもそも、一私企業たる新聞社に、公党が以前から取り決めてあるルールを云々する資格がどこにあるのか。「首相がコロコロ変わる」ことを促進してきたのは、朝日をはじめとするマス・メディアではないのか。政権が誕生すれば、早速「世論調査」で高い支持を出させ、何か動きがあるたびに、週一回の持ち回りで、それをくりかえし、序々に下げていく。
政治家に聖人君子のような清潔さをもとめ、重箱の隅をつつくような執拗さで詮索し、何もなければ捏造さえ厭わない。各社横並び、すべて同じ方向を向いて、政策が打ち出されるたびに、それを貶し、追い詰め、ついには退陣に追い込む。朝日をはじめとするマス・メディアのネガキャンによって首相が代わるよりは、選挙で代わったほうが、よほど、健全と言わねばなるまい。
それと、まるで小沢氏が立候補する資格がないといわんばかりの横柄な言い様には、本当に、あいた口がふさがらない。朝日がどんなに否定したくても、小沢氏は多数の国会議員の支持を得た、巨大な存在である。支持を得るには、それだけの理由がある。朝日が言いたいのであろう「恩義」や「義理」のみで、あれほどの議員たちが、熱烈に押し立てるわけがない。
逆に、「恩義と義理の奴隷」のように言われる小沢派議員たちは、怒るべきであろう。彼らは彼らなりに、国を憂う気持ちを、小沢氏の卓越した政見と政策に賭けているのである。それに、小沢氏は「政治とカネ」で幹事長を辞めたなどとは、一言も言ってない。自分を任命した代表が辞めるのならば、幹事長も職を辞すのは、当然であり、わざわざ鳩山氏が「幹事長も辞めてもらう」とした言い方は、そもそもがおかしかったのだ。
小沢氏は一貫して、「陸山会事件」に関しては、強制捜査権を持つ検察当局が一年有余の捜査の結果、「不起訴」という決定をしたのだから、何も問題はない、としており、事実、その通りなのは言うまでもない。「秘書を3人も逮捕された」ことを問題とするならば、逮捕する側にも問題があったのではないかという検証も、ジャーナリズムの雄を自認するならば、必要であろう。
そして、小沢氏がその件にかんして、道義的責任を負わなければならないとすれば、その秘書3人の「罪状」が裁判によってが明らかにされ、最終的に刑が確定したあとである。また、検察審査会の判断を待つ身であるのは、小沢氏ではなく、東京地検である。検察審査会は、検事の起訴不起訴の判断に対する、審査をするところである。
小沢氏が、直接、訴追をされているわけではないのだ。逆に問いたいが、素人(まさに、素人である!)の稚拙な判断で、無実の人間が、罪を着せられることがあるかもしれないこと(実際に「甲山事件」という例がある)、気に入らない政治家等を嵌めるために道具として使われる可能性があること、そういう可能性の検証を、なぜ、朝日はしないのだ。
検察審査会に告発した「市民団体」を構成する人間が、現在、刑事事件の被疑者として拘留されている事実に、なぜ、口を噤んでいるのだ?自己に都合の良いことは、徹底的に報じ、都合の悪いことは隠す、こういう行為は、重大な、国民大衆への敵対である。そして、究めつけはこれだ。
***きょう投票する民主党国会議員は、今回の代表選が置かれた以上のような文脈をよくよくわきまえて最終判断してもらいたい***
公党の代表を選ぶ、重要な日の朝に、一方の候補を貶めるような内容の記事を書き殴り、選挙権を持つ議員に訴える。これが新聞のやることだろうか?
なんという僭越!
なんという増上!
なんという傲慢!
もしかしたら朝日は、キングメーカーでも気取っているのか?
完全な「公正・中立」は、厳密に言えば、難しいというのは、よくわかる。徹底的な「客観性」が、実は真実を見落とすことがあるということも、よく心得ているつもりだ。僕が言いたいのは、そういうことじゃない。モラルの問題なのだ。選挙で一方を持ち上げ、一方をけなす。そして、投票行動に影響を与える。
こんなことが、新聞のやることではない。朝日が僭称したがる「良識」も「正義」も、この社説には、微塵も存在しない。あるのは、腐敗と堕落、それだけである。
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