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菅直人首相(民主党代表)は16日、焦点だった党幹事長に岡田克也外相を起用し、外相には前原誠司国土交通相を充てることを決めた。政策調査会長に留任する玄葉光一郎氏は国家戦略相として閣内にとどまる。また、海江田万里・衆院財務金融委員長を経済財政担当相に、党の国会対策委員長には鉢呂吉雄・衆院厚生労働委員長をそれぞれ起用する。首相は、小沢一郎前幹事長と輿石東参院議員会長に代表代行への就任を要請したが、輿石氏は固辞。小沢氏も受けない意向だ。
首相は16日夜、小沢氏の処遇については「いろいろお願いしようと考えている」と首相官邸で記者団に述べていた。首相は党役員人事を17日午前の両院議員総会に正式に提案し、承認を求める。
岡田氏は16日夜、首相から幹事長就任の要請を受けた後、首相官邸で記者団に「国民の期待に応える政治をしていくため、幹事長を受けた。天命と思ってしっかりやる」と語った。参院で野党が多数を占める「ねじれ国会」への対応については「野党の協力をいただかないと国会は動かない。誠心誠意、話をしていきたい」と、野党と協調していく考えを強調した。
首相は同日夜、岡田氏起用の理由について「難しい時期の党務を任せるのに信頼できる人だと思った」と記者団に説明した。
幹事長人事をめぐって首相は、当初から岡田氏を本命と位置づけ、15日午前に首相官邸で会談した際に、就任を打診していた。
首相はその後、挙党一致の姿勢を示すため、代表経験者やベテラン議員から人事への意見を聴いた上で、16日に改めて岡田氏に幹事長就任を要請。仙谷由人官房長官や藤井裕久元財務相らも説得に当たり、岡田氏も受け入れた。
国対委員長に決まった鉢呂氏は、岡田氏が代表だった2004〜05年に国対委員長を務めた経験がある。国会運営の実務に明るく、岡田氏との関係も深い鉢呂氏の再登板で、ねじれ国会を乗り切る狙いがある。
また、玄葉政調会長を荒井聰国家戦略相の後任に据えるのは、党での政策決定を内閣の意思決定に反映しやすくするためだ。このほか、幹事長代理には枝野幸男幹事長を降格させる方向だ。
閣僚人事では、仙谷官房長官、野田佳彦財務相、蓮舫行政刷新相、国民新党の自見庄三郎・郵政改革相の留任がすでに固まっている。また、細川律夫厚生労働副大臣と、大畠章宏・衆院国家基本政策委員長の入閣も有力となっている。一方、長妻昭厚生労働相、千葉景子法相の退任が固まった。入閣が検討されている馬淵澄夫国土交通副大臣については、党内に反対意見があり、調整が続いている。
首相は党と内閣の人事を固めた上で、10月上旬にも臨時国会を開く方向で調整する。
17日は午前9時からの閣議で、いったん全閣僚の辞表をとりまとめる。午前11時の党両院議員総会で主要な党役員人事の了承を得る。首相は連立を組む国民新党の亀井静香代表と会談し、連立の維持を確認した後、組閣本部を立ち上げる。午後1時半ごろをめどに、新閣僚の官邸への呼び込みが始まる見通し。夕方には皇居での認証式を終えて改造内閣が発足。同日夜に、首相は記者会見に臨む予定だ。
http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY201009160448.html
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