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菅総理は、脱小沢で国民世論を味方につけた。これは小沢氏個人への国民の嫌悪の賜物である。その感情の根拠が確かなものかの議論はここではしない。しかし小沢氏に「静かにしていてください」と言ったとき、「検察審査会が片付くまで、身を潜めていてください」という意味で言ったのか、「あんたの時代は、もう終わりだよ」という意味で言ったのかは不明だが、そのあとでした事は「小沢氏個人の排除」で説明できるものではない。菅総理の勝者の「ノーサイド」とは、「無条件降伏」と同義なのだとはっきり分かった。
脱小沢の旗を振って今回は勝利したが、党内をまとめるために「挙党一致」を言わなければならなかった。議員の半数が小沢氏に投票しているのだから、これら全員を無視あるいは粛清することは現実的ではない。しかし半々で処遇すれば、菅氏に投票した人たちからクレームが付くことは明らかだ。もはや小沢氏個人の好き嫌いを超えて、「小沢派一掃」の流れができてしまった。これは菅氏が意図したことだったのだろうか?
自分の党の中の半分を敵にしてしまう、こんな指導者が今までいただろうか。自民党でも、敵対した総裁候補の派閥から何人かは閣僚にすえている。総裁選挙の後ですぐに懐柔を図っているのだ。「派閥人事」と言ってしまえばそれまでだが。
とにかく、あまりに露骨というか子供じみた人事は慎んだほうが良い。400人を超える大政党の人事を、この人は本当に分かっているのかと疑われてしまう。
また違った見方もできる。反小沢の面々を内閣に結集させるということは、次の解散総選挙で一気に自爆して全員を消し去る、という効果も考えているのだろうか? としたら、究極の「無理心中」だ。少しは腹心を「無役」にしておいたほうが、後々のために良いのでは。
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