http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/266.html
Tweet |
民主党幹事長に岡田克也外相が就任することが16日、決まった。菅直人首相は、小沢一郎前幹事長と距離を置き、クリーンなイメージが定着している岡田氏であれば、世論にも支持されると判断した。一方、小沢氏には代表代行を打診。ただ、同氏に近い議員からは「『脱小沢』路線は変わらない」と不満が出ており、菅政権は足元に大きな火種を抱えた状態での再スタートとなりそうだ。
「政権交代をしてくれた国民の気持ちを考えたら、いろんなことを考えていられない。天命だ」。岡田氏は16日午後、首相との会談後に外務省に戻った際、幹事長受諾について記者団にこう語った。
人選は難航した。新幹事長には、代表選で生じた「反小沢」と「親小沢」の深い亀裂を修復すると同時に、野党が参院で多数を占める「ねじれ国会」を乗り切るという難しい役割が求められる。当初は北沢俊美防衛相や、「中間派」の川端達夫文部科学相らも候補として検討されたが、川端氏は打診を受ける前に辞退を「通告」。迷走の背景を、あるベテラン議員は「やはり火中のクリを拾いたくないのだろう」と解説した。
首相が最終的に岡田氏に「白羽の矢」を立てたのは、同氏が代表、幹事長として党運営を経験していることに加え、自身が代表選で掲げた「クリーンでオープンな政治」を具現化するのに最もふさわしいと考えたからだ。岡田氏が潔癖といえるほど「政治とカネ」の問題に厳しいのは、政界では有名だ。本人は当初、外相留任にこだわっていたが、16日昼から仙谷由人官房長官や藤井裕久元財務相らが説得に当たり、最後は首相自らが口説き落とした。首相に近い江田五月前参院議長は「一番適切な人が決断してくれた」とほっとした表情を見せ、首相周辺は「重要なのは(非小沢の)岡田氏が党の金庫を握ったことだ」と指摘した。
これに対し、小沢氏に近い議員からは「納得できない」「ますます党内の亀裂が深まる」などと反発の声が相次いだ。小沢氏は同日夜、自身を支持する議員の会合に出席した後、記者団から「岡田幹事長」へのコメントを求められたが、無言のまま車に乗り込んだ。
その後、首相が小沢氏と輿石東参院議員会長に代表代行ポストを打診したとの情報が伝わると、小沢氏側近の一人は「断られることを前提に首相官邸が流しているのだろう。小沢氏が受けるとは思えない」と強い不快感を示した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010091600990
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK95掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。