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http://news.biglobe.ne.jp/politics/498/gen_100916_4981394873.html
日刊ゲンダイ2010年9月13日掲載
日刊ゲンダイ 09月16日10時00分
「悪役を叩くのが一番盛り上がるし、視聴率も上がる。いまの永田町は政治家がみんな小ぶりになった中で、小沢は最高の悪役なんですよ」
キー局の情報番組のプロデューサーは言う。
かつて、庶民感情に迎合して、竹下登、金丸信、鈴木宗男、田中真紀子など永田町の悪役を徹底的に叩くことで視聴率をキープしてきたのがワイドショー・情報番組だ。
「それまでのワイドは芸能が主だったが、悪役政治家の登場で数字を取れるようになった」(同プロデューサー)
小沢の「政治とカネ」の問題は、ワイドショーの視聴者である主婦にとって、庶民感情を怒りへと駆り立てる格好の材料なのである。その仏頂面も「悪役として最適」なのだという。
「コメンテーターも、できる限り生活者の感覚に近いことをしゃべってくれる人を並べる。中立なことを言ったり政治的に難しいことを言うコメンテーターはいらない。それでは視聴者は喜ばないから」(同プロデューサー)
ワイドショーや情報番組の特徴は、世論調査を気にすることだ。視聴率至上主義のテレビにあって、世論イコール視聴率と見ているからだ。ある情報番組のディレクターは言う。
「今回の代表選挙では、『総理にふさわしいのは』という問いに、菅さんは60%、小沢さんは20%前後。小沢さん寄りの番組は、なかなか作りにくいんです」
もともと、ワイドショーや情報番組に公正な報道や、ジャーナリスティックな視点を求めても仕方がないということだ。
「今回の代表選挙も、ワイドショーは、最初は『カネの疑惑のある小沢は出るな』と大合唱。しかし、出馬断念かという動きが出た途端、今度は『小沢逃げるな。出て政策論争を戦わせるべきだ』となり、選挙が始まったら『世論は厳しい。政治とカネはどうするのか』とまた叩く。常に、その時の世論調査に迎合している。論調など一夜にして変わるから何も信じられませんよ」(小沢支援の議員)
小沢を叩いて視聴率を稼ぐテレビ局は“悪役・小沢”がいなくても困る。プロレスか相撲の興行主と同じレベルなのだ。
(日刊ゲンダイ2010年9月13日掲載)
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