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両方が握手をするとき、そのリスクもまた等しくなければいけない。では「部分連合の双方のリスク」は等しいだろうか? 与党側は、何としても法案を成立させたい。予算案は衆議院の多数で可決できるにしても、法案の成立にはその力はない。予算で金の手当てができても執行の根拠となる法案が否決されては、せっかくの予算が宙に浮いてしまう。だから与党としては「背水の陣」だ。
それでは野党側はどうだろう? 早い話、どっちでもいいのだ。法案を可決させても「手柄」は与党・内閣が手にするだろうし、否決されても責任を問われるのは、やはり与党・内閣のほうで、野党の無責任さを非難する声など少数だろう。「協議において部分的に意見の一致ができなかった」とか言っておけばいい。
可決に協力して点数を稼いでもよいが「与党と同じ主張」では、解散総選挙のときに「わが党に票は入らない」。はて、どうしたものか?
こんな「夜逃げ」しかねない相手と簡単に握手しても良いのか? 野党側は与党の「過半数割れ」が視野に入ったら、遠慮なく解散総選挙を仕掛けてくるだろう。そもそも与野党で「第一目的」が違うんだからしょうがない。
私は、運命共同体の「連立」で乗り切るべきだと思う。最初から握手を求めて近寄ってくる野党などいるわけはないのだが、「どや、手を組まんか」と見えないところで交渉を始めてもバチは当たらんだろう。どっちみち総選挙になれば、嫌でも連立を組まないと過半数に達しない、なんてことになるかもしれないし。
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