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まさに「正邪転倒の国、ニッポン」だ。正しい者が「邪」とされ、邪まな者が「正義」とされる(世に噛む日日)
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/207.html
投稿者 判官びいき 日時 2010 年 9 月 16 日 09:35:24: wiJQFJOyM8OJo
 

http://eiji008.blog19.fc2.com/blog-date-20100916.html
歴史的な代表選から一夜明けた。政府・日銀は、ようやく為替介入に踏み切ったようだ。まったく、遅きに失しているという他はない。菅首相がのんびり夏休みをとる前に、打っておかなければならない対策だった。自らの首相の椅子を守ることに汲々としている間、一ヶ月もの貴重な時間が無為に過ぎ去った。その間に、倒産に追い込まれた中小企業も、少なからず、あったのではないか。

一時的に、円が安くなっているようだが、矢継ぎ早の対策を続けないと、焼け石に水となるだろう。米国の出方によっては「一ドル=50円台」の悪夢が現出しないとも限らない。代表再選後、菅首相には、休む暇も与えず、「政権存亡の危機」が訪れていると言ってもいいのではないか。

そんな中、菅首相は、党内の実力者と会談を重ね、新しい人事を模索しているようである。小沢氏とも会談したが、わずか10分で終わったようだ。おそらく、「挙党一致」を表向き、確認しただけだろう。僕は、小沢氏が代表選後の会合で「一兵卒として民主党政権の為に頑張る」と言ったことには、偽りはないだろうと思う。

「代表代行」とか「最高顧問」とか、有名無実の職に甘んじてくれれば、菅氏としてもベストだろうが、小沢氏は「一切、受けない」つもりではないだろうか。ニュートラルの位置に自らを置いたほうが、なにかと、動きやすく、執行部には「無言の圧力」となるだろうし。もちろん、僕は、小沢さんが、「無役」であることが望ましい。うしたら、徹底的に菅政権を叩ける。遠慮会釈なしに。

6月政変以降、あちこちで、小沢さんを、「西郷隆盛」になぞらえる傾向が顕著だが、僕は好まない。あれほどの、救国の英雄であったにもかかわらず、靖国神社にも祀られない「賊将」として扱われてしまうほどの「敗軍の将」であったからであり、最終的には悲劇的な死を遂げているからだ。

しかし、本当に、その置かれた位置や、歩む道程はよく似ている。今の状態は、太政官に朝鮮使節を熱望して、容れられず、辞表を提出して国もとに下野した段階だろうか。桐野利秋をはじめとする近衛師団の薩摩士族が、集団で辞表を叩きつけ、西郷に従って国もとに帰ったわけだが、今の僕の心情は、桐野たちに近いものがある。

西郷が薩摩の山野を、犬とともに駆け、猟をしている間に、太政官政府は、静まりかえった鹿児島県という不気味な存在を常に意識し、戦々恐々としていた。小沢氏も、この際、好きな釣りでも楽しんでいてはどうだろうか。党内の半分の支持を受けた大きな存在が、黙りこんでいる。それだけでも、菅氏に与える、大きなプレッシャーとなるのである。

菅氏のプレッシャーといえば、今度の代表選でも、相当なものがあったのではないだろうか。何しろ、首相に就任してたった3ヶ月で、長い間、ノドから手が出るほど欲してきて、やっとの思いで手に入れた「首相の椅子」が、党内最大の実力者に奪われそうな局面に至ってしまったからだ。これほどの恥辱はないだろう。

もし、首相の座を明け渡すようなことになれば、「在任期間、何もしなかった無能の首相」として歴史に刻まれるからだ。小沢氏は菅氏とは違い、「首相の椅子」なんぞに色気はなく、自らの政治理念を実現するための「選択肢」のなかで、今、一番有効であると判断した、「首相になる」ことを目指した。だから、どこか、恬淡としていた。

むろん、「最後のご奉公」「命をかける」という言葉に嘘はないが、それは、首相に就任したあとのことだ。「首相で居続ける」ことが、何よりも優先されなければならない菅氏の執念というものが、いかにすさまじいものであったかということは、首相の立場をフル活用した、なりふりかまわぬ「ポスト」「解散」を餌とした新人議員の取り込みや、小沢氏に対する汚いネガキャン戦術を見ても、明らかだろう。追い詰められた者が発するエネルギーは、実に強大になる。

僕がもし、菅陣営の選対の責任者だったら、勝つために、多少の汚いことでもやったかもしれない。何しろ、勝つと負けるとでは、天国と地獄である。なりふりなんか、構っていられないのだ。代表選挙のなかで、党員・サポーターの票というのは、丸見えの往復はがきで郵送するという、きわめて、ユル〜イものだ。それに、公職選挙法が適用されるものでもない。

開票作業に携わる業者の、ひとりでも良い。事前に渡りをつけて、開票作業に携わる業者とのパイプをつくっておく。そして、ひそかに、開票結果を知らせる約束をとりつける。その際、業者がコロリと転ぶような多額の金品の贈賄を約束する。こちらには、領収書のいらない、潤沢な「内閣官房報償費」があるのだ。

そして、選挙の行われる党大会の前に、その結果を知らさせるのだ。衣服のどこかに隠させていた、携帯を使わせて・・。もちろん、それは、その為だけに入手して、業者に与えていたものだ。もしかしたら、相手候補の名前を書いた用紙のひそかな破棄まで、頼んでいたかもしれない。それによって、投票率が60%くらいになったとしても、それはそれで、仕方がない。

そうしてでっちあげた「自陣の有利」を、業者からの連絡で知り、僕は、態度未定の議員に、極秘でそれを教える。「勝ち馬に乗る」という、バンドワゴン効果が、ここで発揮される。「無記名なのだから、勝ち馬に乗るも何もないだろう」という疑問には、僕はこう答えている。

党員・サポーター票で「大差」となれば、「そこまで、相手候補は世論の支持を失っているのか」と、みんな思うだろう。誰しも、世論の動向に背を向けた行動はとりたくないものだ、と。あくまで、以上は、「僕が選対の責任者だったら、こういう手を使うかもしれない」ということを記したまでで、実際にこういう不正が行われたと言っているわけではないことを、ここで強調しておくw

さて、なんとか首相の椅子を死守した菅政権だが、日経が早速、「支持率調査」を敢行したようだ。まったく、その「マメさ」には、脱帽してしまうけれども。その内容に、がっくりと脱力してしまったのは、僕だけではないのではないか。決して、この国の民度が低いわけではないと思いたい。この回答者たちは、はなはだしく、「知る権利」を奪われた、被害者なのである。そう思いたい。


『菅氏再選「評価」81%、内閣支持率71% 本社世論調査  
2010/9/15 23:10 情報元 日本経済新聞 電子版
日本経済新聞社とテレビ東京が14、15両日に実施した緊急世論調査で、菅直人首相が民主党代表に再選され、首相を続けることについて81%が「よかった」と答えた。理由(複数回答)は「首相が頻繁に代わるべきでない」の72%が最多で「小沢一郎氏に首相になってほしくない」の46%が続き、消極的支持が多かった。菅内閣の支持率は71%と8月の前回調査から17ポイント上昇した。

菅氏支持は消極的 政策より「反小沢」色濃く
2010/9/15 23:00 情報元 日本経済新聞 電子版
民主党代表選の結果を受けて実施した日本経済新聞社の緊急世論調査で菅内閣の支持率は大きく上昇し、6月の発足時を上回った。菅直人首相が小沢一郎前幹事長を破った結果を評価する回答が8割を超すなど、「反小沢」の世論を背景にした「代表選効果」が働いている。一方、首相の政策や指導力を評価する積極的な支持は少なく、今後も追い風が続くのかは不透明だ』

まさに「正邪転倒の国、ニッポン」だ。正しい者が「悪」とされ、邪まな者が「正義」とされる。その認識が、やがて、自分の首を絞めることになるとは、一部の「良識派」を除き、誰も気づいていない。しかし、71%とは恐れいった。また、何度も見せつけられてきた、マスコミの「上げて、落とす」劇が再開されるだろう。

マスコミと官僚にとって、いちばん、嫌なのは、「政府の高支持」だ。政治家の力を、できるだけ減殺させるために、「世論誘導調査」という武器と、「政治とカネ」という呪文を、ときにはぶつけ、ときには抑止力として駆使してきたのがマスコミである。そして見事に、本来は一体であるべき国民と、その代表者である政治家を分断−対立させてきた。

菅政権が、どんな「官僚言いなり」の政権であろうとも、小泉政権ほどの「積極的対米従属売国政権」でない限り、マスコミは叩きまくるだろう。そのための「ネタ」は、いくらでも仕入れているのではないだろうか。
 

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コメント
 
01. 2010年9月16日 09:55:54: DmCC9k6hHM
 今、何を言っても「引かれ者の小唄」と言われる。三ヶ月間、静観して見れば、管内閣のぶざまな姿が浮き彫りとなる。普天間基地移転問題、郵政民営化見直し、消費税率10%、尖閣諸島問題、そして、経済不況等々、どれも重大で菅直人では解決できない。
 菅直人は、口では「挙党一致」と言いながら、相も変わらず「反小沢」で人事を組むようだが、軽薄で嘘つきな菅直人は、小泉に似て詭弁を弄して逃げるつもりらしい。こんな人物を選んだ民主党員の責任は重い。

02. 2010年9月16日 10:31:18: OQgXA5RfhY
菅が「正義」とは思わないが、小沢も「正義」とは思わないな。

私は、今回の代表選は、「ベスト」「ベター」の戦いではなく、「イーブル」(悪い)と「レッサー・イーブル」(より少なく悪い)の戦いだったという人がいたが、
その見方にほぼ賛成だ。

そして、判断基準は人それぞれ。

万人に共通する判断基準などない。


03. 2010年9月16日 11:05:58: LEOsXaFHRU
↑相対主義者の言い分は、いつもこうだ。
ウェーバーでも読み直してみてはどうだ。
そうか、読んでないから、平気で相対主義者を気取れるのだな。

04. 2010年9月16日 11:36:39: i3AqgW03WQ
>02 愚かな・・・。今回の戦いの核心は、そんなことではないよ。
マスコミは道義問題にすり替えたが、実は真っ向から対立する政策のガチンコ勝負だった。
検察を含めた官僚とマスコミ・大企業、戦後の権力体制を今後も継続するのか否か。
国民からもっと巻き上げて、その金をアメリカに貢ぎ、国内は今後も格差拡大
へ向かわせるのか否か。
アメリカへの無条件隷属状況を続けるのか、少しずつ自立に向かうのか。
より具体的には、予算を官僚主導で組むのか、政治主導で組むのか。
法人税を下げ、その分を消費税でまかなうのか、それとも先に国の資産の証券化
をしたり特会・天下りなど役人利権を徹底的に切り込んでから税を考えるのか。
記者クラブ・クロスオーナシップ等の大手マスコミ特別待遇を続けるのか否か。
取り調べのやり方をこのまま放置するのか、可視化を進めるのか。
普天間・沖縄についてはもう何もやらないのか、今後も粘り強くアメリカと交渉するのか。郵貯の金・利権をアメリカに差し出すのか守るのか。
名ばかりの地方分権か実のある地方分権か。
そのすべてにつき、マスコミの思うままにあやつられて、「国民」は
前者を選んでしまった。騙されたにせよ「国民」が選んだことになってしまったのだから、そのツケは国民が負うことになる。あなたも私も含めてね。まあ、「奴隷の幸福」という言葉もあるし、それが好きなら何も言わない。アメリカの覇権が続くといいね。


05. 2010年9月16日 12:27:16: WRWvZr5gi6
日本国民は奴隷政権を選んだ。自分の感覚と考える力を奪われた収容所列島だ。米国軍事部隊に首根っこをつかまれて喜ぶ民族に大方なってしまった。閉塞感はさらに濃度を増し、ひとびとのこころをしめつけるだろう 

06. 2010年9月16日 13:01:29: Rt1mZNuVgM
>>02さん

そのとおりだね。

どちらの方が少しはましかの選択だった。
そして党員も地方議員も国会議員も菅を選択した。

つまりは、小沢のダメダメ度が明白になった選挙だったということだ。


07. 2010年9月16日 13:05:53: 5O9EAw0IlM
この戦いは、「反小沢」対「小沢」の戦いであり、「マスコミ官僚連合」対「明治時維新以来の革命者」の戦いであった。

菅の傀儡ぶりは、秦の胡亥(始皇帝の子)ににて、宦官趙高(日本名は仙石)のいうなり。そのうえ、趙高マスコミ一派に「鹿」を見せられて、日本臣民は、「馬」ですという始末。

本物と偽者の区別のつかない民主主義者達は、ギリシャの昔と同様に、風評に基づきソクラテスを死刑にする「馬鹿」そろい。

もはや、主権は国民にあり、軍官僚独裁体制を「玉音放送」で阻止した天皇に頼ることもできないのだから、国民は、よほどしっかり心眼を開かねばならぬ。


08. 2010年9月16日 13:37:55: lk2ZZ9YcZk
>06

新聞・テレビの報道を鵜呑みにするB層は、一日中、テレビの前に座っていろと言いたいね。


09. 2010年9月17日 00:41:27: BJiCgaqEGM
「石原慎太郎」「小泉純一郎」「竹中平蔵」「木村剛」「堀江貴文」「孫正義」「勝間和代」「渡辺喜美」「小泉進次郎」……こいつらが、この10年のうちで、「正しい者」とマスコミが宣伝してきた連中だ。こいつらこそが、日本の歴史上、まれに見る売国奴どもであり、極悪人どもに他ならない。

10. 2010年9月17日 03:27:50: S4BnYQK3NS
隷米官僚もコメントにきてるみたいだな。02くんなんて、そんなタイプ。

11. 2010年9月18日 08:16:15: X5JkHnQQEs
「ふん、まだまだ青いな。正義は勝つか? では、お前は正義なのか!?」
「当たり前だ!」
「ならば、正義が負ける事を教えてやろう。」
(勇者特急マイトガイン最終話より)

正義が勝つのはスパロボやヒーロー物の世界だけの話だけなんです......


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