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アメリカでは世論形成の担い手は新聞でなくなっている=uネットという鏡に暴かれたマスコミ偏向報道」佐々木俊尚 週刊ポスト
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/179.html
投稿者 行雲流水 日時 2010 年 9 月 15 日 22:06:51: CcbUdNyBAG7Z2
 

「週刊ポスト」9.24日号
平成22年9月13日(月)発売
小学館 (通知)


 アメリカでは世論形成の担い手は新聞でなくなっている
「ネットという鏡に暴かれたマスコミ偏向報道」
ITジャーナリスト 佐々木俊尚


 今回の民主党代表選は、ネットという鏡で、マスコミの偏向報道がはっきりと可視化されるようになった端緒と位置付けられるかもしれない。
 大新聞を中心とするマスコミは、民主党代表選に関する報道で、政策論争をなおざりにして小沢一郎氏の「政治とカネ」の問題ばかり採り上げ、印象報道に終始した。こういった偏向報道に不満をもつネットユーザーのなかには、反マスコミの立場から小沢氏を支持する者も少なくない。他にも様々な要因はあるが、大手新聞とネットの世論調査で、菅氏と小沢氏の支持率が逆転する一因になったのは間違いないだろう。
 これまで新聞は何の疑いもなく受け入れられ、世論が形成される上で大きな役割を担ってきたが、ネットが鏡のように代替メディアとして機能した結果、その報道を異常だと気付く人が増えてきたということだ。
 では今後、大手メディアとネットメディアの関係はどうなっていくのか。それを考える上で、まず新聞が世論を形成するプロセスを分解してみよう。

@一次情報を取材し、記事にして読者に伝える情報伝達機能
A大量の一次情報から読者に必要な情報だけを取捨選択する情報集約機能
Bその情報がいかに重要なのか、どういう意味があるのか分析し、世論を喚起する議題設定機能
C調査報道による権力監視機能

 これまで新聞が担ってきた、この4つの機能がネットにとって代わられようとしている。
 現在の日本では、@については既にツイッターやプログなどが新聞やテレビより速く一次情報を伝達するようになっている。
 Bもかなりネットメディアで代替されるようになってきたといえる。弁護士や大学教員など、その道のプロたちがプログやツイッターで発言。その専門的知見は、今や新聞記者の解説記事を凌駕している。

 例えば今回の民主党代表選でも、大手メディアがいかに偏向報道をしているか、詳細な分析を加えたプログやツイッターヘのつぶやきが非常に多かった。そういったマスコミに対する反発の輪が広がり、ネット上での小沢支持の拡大に繋がったのではないか。
 しかし、日本では現段階はAはまだ進んでいない。ネットと全く異なる新聞本紙の世論調査の結果は、ここに原因があるのではないかと私は見ている。日本では、情報を重要度に分けて整理して見せる機能を持つのはほぼ新聞だけだからだ。
 新聞が一面トップに連日、小沢氏のネガティブな情報を報じれば、それに左右される人が一定数いるのも当然だろう。
 だが、アメリカではさらにネットメディアによる代替が進んでいる。
 Aについては女性ジャーナリストが始めた「ハフィントンポスト」がその一つだ。情報の収集や選別を行ない、ニュースに有名プロガーによるコメントをつけるなどして配信する情報集約サイトで、世論に影響力を持つまでにユーザー数を伸ばしているのだ。
 ワシントンにある「ポリティコ」という政治記事を専門に配信するニュースサイトも同じだ。元新聞記者が多数参加して編集者を務め、定評を集めている。
 Cの調査報道についても、富裕層からの寄付金を集めて運営するNPO「プロパプリカ」が今年、ネットメディアとして初めてビューリッツァー賞を受賞したことで、その壁を突き破った。受賞したのは、ハリケーン・カトリーナの災害事故で極限の状況に追い込まれた医師や看護師の様子をレポートし問題提起をしたものだ。

 先日、私はニューヨークタイムズの東京支局長から取材を受け、「なぜ日本にはこういったサービスがないのか」と聞かれた。一瞬、言葉に詰まったが、「時間の問題でしょう」と答えておいた。日本でも新聞のウソがすべて白日のもとにさらされる日が近づいている。p-39

 

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コメント
 
01. 2010年9月15日 23:29:11: T9Cb74d2dY
ネットもいつまでフリーの情報源になるかが気にかかる、
権力をにぎっている連中も今回の選挙の情勢ででますます警戒して、
ネット規制の法案づくりにはげみ、工作も強めるだろう。

02. 2010年9月15日 23:53:52: wfEkCyjOdm
01さん、
>ネットもいつまでフリーの情報源になるかがきにかかる、
>権力を握っている連中も、今回の選挙の情勢でますます警戒して、ネット規制の法案づくりにはげみ、工作も強めるだろう。

ネット自体が「権力化」し、現在のマスコミの傲慢さに似るのでしょうね、残念です。


03. 2010年9月16日 06:21:25: FQCarssUKQ
大手の新聞の記事は信用できないので、出来事をチェックする目的のみで見ています。
信頼できる偏向のない普通のネット新聞があったらと思います。
あれば、お金が必要だとしても見たいです。

04. 2010年9月16日 07:24:44: fEEetD5gOI
我々が意思決定をするときに、自分の頭で考えることをしないで、何か権威あるものの意見に従う傾向にあるように思います。自分に自信がないこともあろうし、もし結果が間違った場合の逃げ道に使う場合もあろうし。
従って例えば朝日新聞(経済問題なら日本経済新聞)に書いてあることが正しいと思う。そこに誰かの意見が書かれているときに信用できる新聞が選んだ人の意見だから正しいと思う。政府が審議会を作って著名人を参加させ、あたかもその人達の意見が答を出した風を装う(実態は官僚のペーパー通り)のもこの傾向を利用している訳です。そしていずれにも共通しているのは、もし答が間違っていても情報の出し手の方は一切責任を取らないのです。
従って、我々は伝えられる情報を常に疑うことから始めなくてはいけない。例えば世論調査は統計学のイロハを知ればその欺瞞は暴かれる。陸山会事件は会計・不動産登記・農地法・銀行取引などについて知見があればシロは判る。出される情報を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で咀嚼した後でなければ受け入れない姿勢を貫くことが必要です。
相手が紙媒体であれネットであれ、情報を受け取る側のリテラシーがしっかりしていないと騙されるということではないでしょうか。

05. 2010年9月16日 10:35:56: ynMbQQTG5U
マス新聞は、かつての「スーパー ダイエー」を思わせるものがあります。いろんな分野の記事をのべつくまなく載せますが、内容が浅く、現代のニーズには答えていないと思います。なんでもあるけど、つまらないのです。家庭欄とか和歌・俳句欄とか、小手先で世論を誘導する短いコラムなどは不要です。その分ページ数を少なくして、重要な社会問題を詳しくとりあげ、値段を安くするべきです(そうなることはあり得ないでしょうが)。
また、マス新聞は社員数が多く、高給の維持や企業存続ということでは一致団結すると思いますが、本来様々な見解を持つ人がいるはずで、集約された政治・経済・社会的方針などをうちだすことは常識的に考えてあり得ません。もろもろの記事の中に散在するコメントは統一性・ポリシーがなく、悪く言えば支離滅裂です。外国のように、最高でも200万部程度の、ぶれない方針をもった全国紙と、地方分権の精神にのっとった充実した地方紙があるという形態のほうが、ずっと望ましいと思います。
世界的に見て、1000万部も部数がある新聞は日本の一大特殊形態で、ほかには中国の「人民日報」ぐらいしかないのではないでしょうか。日本人は、購読料を払った上で、「嘘も百ぺんくり返せば本当になる」プロパガンダを流してもらい、洗脳されることを受け入れてきたのです。日本人は、アメリカにとっても官僚にとっても、まったくお人よしな存在であり続けてきたのですが、やはりもうそれは続かないと思います。

06. 2010年9月16日 15:42:38: FEY4UQhZjI
日本でも早く「ポリテイコ」「プロパプリカ」のようなネツトメデイアを作り既成のインチキオオテメデイアを経営難に追い込んで消滅させて下さい。小澤さんに対する狙撃攻撃。菅への援護射撃。日本のメデイアには100に1つの真実も有りません。アメリカの属国としてアメリカの意図と要望を日本人に情報宣伝し情報操作する仕事が日本の大手メデイア11社の主な業務です。真のジャーナリストも上杉さんら20人足らずしかいません。

07. 2010年9月16日 16:22:04: Pyy3NRBdGo
1、2さん変なことを言わないでください。
民衆のデモで倒れたチャウシェスクを知らないのですか?ネットもデモも同じ事ですよ。
ネットは民衆のもの、ネット規制など出来るわけがない。
ネット規制をやったら、民衆を規制することになる。たちどころにつぶされるよ。

http://diamond.jp/articles/-/9406?page=5
民主党情報暗黒時代の幕開けか、代表選「フリー記者ネット生中継禁止令」の真相
以下転載
別の広報担当者は「手続きに齟齬があった。ネットメディアを排除するつもりはない」としたうえで「テレビ局はね、インターネットが入るのを嫌がるんですよ」と実情を明かした。

 代表選挙を生中継したニコニコ動画(録画視聴も可能)には30万人(15日午後3時現在)がアクセスした。記録的な数字という。「ニコ動」一社で このアクセス数である。ネット界最大のアクセス数を持つグーグルも動画生中継を近く始める予定だ。先ず「ニコ動」を叩いておきたい民放の事情も分かるが、 大河の流れを止めることは無理だろう〉

 田中氏の書く通り、記者クラブメディアの現状はもはや断末魔にみえる。不幸なことに菅政権はその時代の流れをわかっていない。
 少なくともしばらくの間、民主党の情報暗黒時代が続くことになるだろう。
以上転載


08. 2010年9月16日 17:24:20: M1Tel4XPVu
今回の代表選でのマスコミのネガティブ作戦での
小沢氏抹殺を成功裏に収めた渡辺恒雄はネットの規制に思案を巡らせる
菅政権だったら出来るかもと

09. 2010年9月16日 20:17:52: DCdLhMqdG2
一昔前、読売新聞が
「アメリカでは各人が信頼している対象として教会が一位。日本では新聞が一位」
という記事を書いていたのを思い出した。
要するに我らが新聞は素晴らしい存在だと言いたかったのだろうと思う。

読売新聞購読は何年も前にやめた。地方紙に切り替えたけど。
理由は読売は何故、保守系なのにフェミニズム万歳記事ばかり書くのだろう?
という疑問からだ。フェミニズムの毒で日本の男女関係がどんどん悪くなる。
結果、国が衰退する。
そこから既存メディアへの疑問が始まり、保守派への疑問も始まった。

地方紙もひどい。地方紙は全国紙に比べあまり注目されないから論調が感情的なんだよね。地域エゴもあるのかな。俺は他の県にも住んだことがあるからね。
小沢問題でもそう。
その地方紙の主筆が週末に、国民の不幸は全て政治家のせいだ〜みたいな厭世論的な文を書いていた。当然小沢氏、鳩山氏を庶民の敵みたいに叩いていた。
その主筆が少し前に、突然筆を折った。理由はわからない。でもよかった。
今もその地方紙にはたまに新自由主義者の書いた文が乗る。
解約したいけど家族が嫌がるかなあ。


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