決着の付いたことにあれこれ言う気はありません。ただこれからの３年間は「発言」にだけはご注意ください。今まで日本のメディアは寛容でしたが、外国のメディアは遠慮しないと思います。何を言っているのかというと、海外での首脳会談あるいは会合などのことです。

　自民党最終総理や民主党初代総理のように「そんなものだ」と思われていれば、楽勝なのでしょうが「揚げ足取り」にはくれぐれも警戒してください。実際は官僚により入念に推敲されたメモを読むことになるでしょうが、ニュースは一瞬にして世界を駆け巡ります。「言葉は多いが、何を言いたいのか分からない」例の話術で切り抜けてください。

　それから野党ですが、鳩山前総理もロシアで言ったとおり「みな与党になるのを狙っている」のです、それも虎視眈々と。そんな猛獣の前に「失言」の餌をバラ撒いては命取りになります。野党はそれを待っているのですから。そうなったら、頼みの「支持率」はアッというまに急降下で、マスコミも助けてはくれないでしょう。

　最後に、「みんなが発言できる政党」「４００人内閣」とか代表選挙の最終演説で語っておりましたが、ピーチクパーチク言い合った発言を「どう実行部隊である公務員集団に繋げるのですか？」「だれが話をまとめて、指示するのですか？」「責任は最終的にだれが負うのですか？」、これが残念ながら演説にはありませんでした。こういうのを「机上の空論」というのではないでしょうか。それとも「分かりきったことは言わない」だけだったのですか？

　「なんとか会議を多数立ち上げた」とも自慢していましたが、会議で決まってそれきりですか？　どんな結論が出るかも分からないものを、即内閣の方針として採用するのですか？　つまり、会議の結論を「丸呑み」する腹なのですか？　普通は内閣の基本方針を先に示しておいてやらないと、どこに向かうか不安でしょう。それとも会議は「隠れ蓑」あるいは「目くらまし」に過ぎないのでしょうか？

　１５分の制限時間では、上記のことを説明するには不足だったのかと思います。「過去の業績」発言にかなり時間を取られていましたからね。何はともあれ、ブチ上げるだけで実行に結びつかないことのなきよう、今後を見守っております。
　

コメント
01. 2010年9月15日 11:07:29: ZIXoUAo6rY 仰る通りだ。 過去の業績は何の役にも立たない。 これから具体的に何を実行するかだ。 国家戦略室のような末路にならないようにお願いしますよ。
02. 2010年9月15日 11:08:04: 6bxzi5iIfA >ただこれからの３年間は「発言」にだけはご注意ください。 ３年？　冗談じゃないよ。ｗ こんなのに３年も政権をまかせたら日本は破滅してまう。 せいぜいもって半年です。 半年以上はもたせてはいけません。 どんなことがあっても菅政権だけは阻止しないと。 とはいえ、Ｂ層国民が多いからなあ。 心配してやることもないか、こんな国民。 自業自得だろしな。ｗ
03. 2010年9月15日 11:42:48: O7DqlgFQUg 3年も持ちませんよ（幸いなことに）。 議員の小沢支持者も200人はいることが確認できた。 とにかく問題は山積しています。 平時でも迷走が予想できる菅内閣ですから、この難しい時期にまともな政権運営はとても無理でしょう。 強力なリーダーシップはなく、船頭多くして船山に登ることになるのは明白です。 傷口が浅いうちに退陣することを望みます。
04. 2010年9月15日 11:49:19: LGUfwnafEI >>02 B層とか言わない。今回の敗戦は党員と議員によるものだからね。責任は誰にあるかは明確。
05. 2010年9月15日 11:54:50: sVOb9w2ALM １〜３のコメントの方々のように、皆一様に同じことを思っていると思います。 ねじれ国会で、苦しんで苦しんで辛い思いを味わったほうがこの総理にはいいのかもしれない。又、のぶこ？でしゃばり女、品のない女はいただけないな。
06. 2010年9月15日 13:24:44: VOTiBurRnA 民主党マニフェスト全否定・小沢の議員辞職を要求する谷垣自民党・公明党政権誕生を望むなら、本末転倒だ。 「衆院解散に追い込む」自民、強める対決姿勢 民主党代表選での菅首相再選を受け、野党各党は秋の臨時国会に向けて攻勢を強める姿勢を示した。 「この選挙で厳しい国民生活（の現状）を打開するエネルギーが生じたとは思えない。 一刻も早く衆院解散・総選挙に追い込む」 自民党の谷垣総裁は１４日夕、党本部で記者団にこう語り対決姿勢を強調した。… 首相は、参院で与党が過半数を確保できない「ねじれ国会」を乗り切るため、 政策ごとに協力を求めて法案を成立させる「部分連合」路線をとる構えだ。 これに対し、自民党は与野党協議に応じる構えをちらつかせながらも「真剣な提案が出てくるか懐疑的だ」（谷垣氏）と戦闘態勢は崩さない。 自民党は、予算執行に必要な措置を定めた予算関連法案の審議が行われる来年春が対決の山場と見ている。 次期臨時国会では「ボディーブローのようにダメージを蓄積させる」（幹部）戦略で、 円高・株安を受けた経済対策や沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題などで政府の対応の問題点をただす方針だ。 さらに「政治とカネ」の問題で、小沢氏や鳩山前首相の国会招致も求め、政権を揺さぶる考えだ。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100914-OYT1T01244.htm ＞「政治とカネ」の問題で、小沢氏や鳩山前首相の国会招致も求め、政権を揺さぶる考えだ。 自民党は、小沢・鳩山を叩いて、解散に追い込むつもりだ。 民主党は、内輪もめしている暇はない。 主敵は自民党だ。 ただちに、公明党などと連立工作を開始すべきだ。 この点は、公明党などとの連立を目指す小沢派の方針が正しい。
07. 2010年9月15日 14:25:06: xWpR8UvUxw 菅さん クリーン　クリーンと叫んだのだから、直ぐに身辺整理を実施されることを勧めます。 それと、市川房枝さんや石井コウキさんの名前を悪用したのだから、その罪滅ぼしに、先ず、石井さんの意志引継ぎを真っ当しなさい！　石井さんの偽後継者・小宮山洋子を次回公認候補から排除することを忘れない様に！
08. 2010年9月15日 15:47:20: wKhvmnHU02 ０７さん 仰る通りです！！
09. 2010年9月15日 18:05:58: SCAqvTFmBs 連立相手を増やすのは別にいいが、カルトはいらない
10. 2010年9月15日 19:55:22: JEjnGudGNw いまさら発言に気をつけても直るはずがないではないか。参院選期間中も党代表選期間中も毎日毎日言うことが変わっていたではないか。これからも同じだ。 こんな人に忠告しても無駄というものだ。党内で仙谷氏と小沢氏、両方に顔の立つ人事案など存在しない。菅氏の意向と野党各党の意向が一致する政策など野党案丸呑み以外存在しない。政策の問題以前に自民党、公明党、みんなの党は菅内閣総辞職を狙ってくる。参院で否決するだけで事足りる。党内基盤もなく指導力のない菅首相に擦り寄ってくる野党がいれば、それは阿呆だ。もちろん阿呆はこの世に多数存在するのでそれに賭けてみますか。 菅内閣の行き詰まりは見えている。

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