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菅首相は14日、民主党代表選で小沢一郎前幹事長を破り再選されたことを受け、挙党態勢構築を目指す考えを強調した。
ただ、「脱小沢」路線が支持されたとみる菅氏支持議員と、「小沢氏配慮」を求める小沢氏支持議員の対立は根深い。党を二分した戦いの修復に菅氏が苦慮する可能性もある。
菅氏は臨時党大会で代表に選出された後、「挙党態勢で頑張り抜く」とあいさつし、小沢氏と両手で握手した。ただ、その際も視線をそらしがちで、終了後の記者会見では、小沢氏の処遇について「いろいろな方の意見を聞いた上で考えていきたい」と慎重に判断する考えを強調した。
菅氏が小沢氏の処遇について踏み込まないのは、代表選で国会議員票が小差となったことの影響が読みきれないためとみられる。
早くから菅氏支持を表明した玄葉政調会長は代表選後、記者団に「参院選で負け、首相はこの2か月、平身低頭で遠慮気味だった。予想以上の勝利だったので、リーダーシップが回復されればいい」と述べ、「菅カラー」を鮮明にするよう期待感を示した。
ただ、菅氏に近い議員からも、内閣改造・党役員人事で「菅カラー」をどこまで発揮できるか危ぶむ声も出ている。
前原国土交通相グループは14日夜、都内のホテルで会合を開いた。出席者によると、仙谷官房長官が「国会議員票で勝てたのは大きかった。党運営のやりやすさが違ってくる」と述べたのに対し、前原氏は「今度の人事は難しい」と指摘。「脱小沢」への期待から党員票が集まったものの、挙党態勢と「脱小沢」を両立させるのは難しいというわけだ。
従来、党内融和を主張してきた菅グループの議員からは「小沢氏支持議員を敵に回せば政権運営できない」との声が強まっている。
実際、鳩山前首相グループの中山義活前首相補佐官は「議員の数はまっぷたつに割れた。内閣も、党の国会対策委員会に頭を下げて、うまく運営してもらうように全力で取り組まないといけない」と述べ、小沢氏支持議員の協力が得られなければ「ねじれ国会」の運営はできないと強調した。
菅氏は14日夕、代表再選後すぐに輿石東参院議員会長に電話し、党運営への協力を要請した。輿石氏が「これからは挙党一致でやりましょう」と求めたのに対し、菅氏は「相談させてください」と応じ、15日に党本部で会うことで一致した。
輿石氏はこれまで態度を明言しなかったが、14日夕、小沢氏に投票したことを記者団に明らかにした。周辺には「小沢さんの得票は本心からの200人だが、菅さんの206人は消極的な支持だ」と漏らし、菅氏の政権基盤は盤石ではないとの見方を示した。
小沢氏は14日夜、「一兵卒」として政権を支える考えを示したが、6月の幹事長辞任後も「一兵卒になった」と言いながら政権批判を繰り返し、代表選出馬に至った。小沢氏に批判的な若手議員は「一兵卒と言うときの小沢氏が一番怖い」と警戒感を隠さない。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100914-OYT1T01231.htm?from=top
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