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みなさん、ほんとうにご苦労様でした。命を削って闘った小沢さん、申し訳ありません。
私が「小沢真っ白」を書いたり、刷ったり、配ったりすることになったのは、あまりにも執拗なマスメディアの小沢バッシングに疑問をもったからでした。「ほんとのところ、どうなんだろう?」と思ったわけですから、もちろん私も「小沢真っ白」だと思っていたわけではありません。
もともと私は事業家ですから、ビジネスを通して世の中を変えようという気概はあっても、政治に関わる気はほとんど皆無でした。ただし、今回はひょっとしたら歴史のパラダイムの転換点かもしれないと思いましたし、こういうときには「豪腕」が必要なのだが……とも思っていたわけです。いくら自分が事業家であっても、パラダイムの転換点に何もしないで日和るのも、気持ちが許せませんでした。
作業は陸山会の政治資金報告書を読むことから始めました。検察や検察審査会の言い分はどうなんだというところを、自分の目で確認しようと思ったわけです。「白」という確信がもてたことによって、検察とマスメディアのやり方に義憤が芽生えると同時に、どうやれば「小沢真っ白」の真実を世に広め、国民的規模の洗脳からの解放ができるだろうかと考えはじめました。
ネットへの投稿、ブログによる言論活動、ツイッターでのつぶやきなどを考えてはみたものの、力の漲りを実感するということはありませんでした。マスメディア、非記者クラブメディア、ネットメディアは、相互に階層分化していて、例えば今回の世論調査の逆転現象を生み出しています。もちろん必ずしもマスメディアは悪で、非記者クラブメディア、ネットメディアは正義だということではありません。それぞれに長短があります。
それでも一般論として、ネットの世界には、いわゆるマスメディアによる洗脳のメカニズムから解放された見識が多いというのも事実です。ただしネットの世界は、一定の情報スキルを要求します。ネット発の発信をするとして、どうすればこうしたスキルに長じていない階層に情報を届けることができるだろうかと考えました。ここから生まれてきたのが、新聞形式のチラシという紙媒体という発想だったのです。
タブロイド2ページで計画しましたが、「小沢真っ白」を証明するための文章を、これだけのスペースに入れるのは至難の業でした。校正とはまさに、1文字でも文字数を削り、1行でも行数を減らすことでした。
こうして書き上げたあと、どちらかといえば確認のつもりで、例の土地の登記簿謄本を取りに行くことにしました。今年の夏で最も暑かった日の午後でした。電車を乗り換えて東急世田谷線の松陰神社前で下り、世田谷法務局に向かって焼け焦がれた道路を歩いているときは、このまま熱中症で倒れるのでは、と思えたほどでした。住居表示は分かっているものの、地番が分からないので、うまく取れるかどうかも不安でしたが、運良く一発で目的の登記簿謄本を取ることができました。
内容を見て驚きました。想定外の情報を発見したのです。なんと例の土地の地目を畑から宅地に変更したのは2005年7月29日、この変更を登記したのが2007年4月5日になっていたのです。所有権移転登記である2005年1月7日の、なんと2年3ヵ月後ではないですか。驚きました。
だからといって「小沢真っ白」には違いないのですが、事実の流れががらりと変わってしまいました。これによって、原稿全体の約3分の2を書き直す羽目になったのです。でも、実際に謄本を取ってみて、ほんとにほんとによかったと、つくずく思いました。
同時に、「小沢真っ白」にも書いたように、「告発人、検察官、検察審査会審査員、補助弁護士(米澤敏雄氏)のみならず、検察の捏造を妄信するマスコミ人や評論家たちの誰一人」登記簿謄本等をチェックしたものがいないと事実が明らかになったのです。事実、法務局の職員たちに聞いてみても、本件土地の登記簿謄本を取りに来たのは、私くらいのものだとほのめかしていました。事実に根ざさない真実なんか、あるはずがありません。思えば怖い世の中になったものです。
こうしてできた「小沢真っ白」チラシでした。このチラシには、小沢支持の文言も、菅支持の文言も、一言も入っていませんし、小沢誹謗の文言も、菅誹謗の文言も、一切入っていません。ほとんどが客観的な事実だけです。ただし、ほとんどの日本人の「盲点」に入っているがゆえに、見えなくなってしまっている事実です。
このチラシの活用法は、無限にあります。しかし今回は初めてのことでしたし、何せ私自身が阿修羅に投稿したり、コメントを書いたりした経験は皆無でした。8月18日が初めての投稿だったのです。読者のみなさんからすれば、どこの馬の骨とも分からないバーチャルな人間が突然ネット上に現れて、リアルな印刷物の授受を含む共同行動を提案したり、メーリングリストの仲間入りを求めてきたわけですから、戸惑いが生まれるのも当然です。
メーリングリストが開通したのも9月5日でした。にもかかわらず、「小沢真っ白」のPDFは好評で、ネット空間の中を活発に流通するようになってきました。
印刷物の「小沢真っ白」チラシを配布することについても、阿修羅上では活発な議論があるのですが、初体験ということでもあり、実現する前にはいろいろ問題がありました。
最も残念だったのは、私自身の事情で、9月4日と5日の東京、大阪の立会演説会場での配布ができなかったことです。それだけに、札幌の立会演説会だけは、なんとしても配るんだと心に決めていました。前回の投稿に書きましたように、いろいろありましたが(スピード違反とか……反省してます)、阿修羅の皆さんからは思わぬ反響をいただき、ほんとにやってよかったと思ったしだいです。
嬉しかったのは、メーリングリストに参加していただいた方を中心に、PDF版や、それをプリントアウトしたり、コピーしたりした手作りの、いわばクローンを使って、じつに多様な展開をしてくださったことです。
本日9月14日までの期間に限れば、考えていたことの万分の一しかできていませんが、新しいメディアチャネルの実験という観点からは、大いに可能性をもつ試行であったと思っています。
小沢氏を総理にという点では、大きく力及びませんでしたが、阿修羅の投稿の中に、早い時期から「小沢当確」の投稿が数多く出現し、私を焦らせました。今回の選挙戦は、菅対小沢の闘いではなく、マスメディア軍団対小沢の戦争でした。14日が近づけば近づくほど、狂ったような小沢バッシングや捏造世論調査による菅当選への誘導が狂奔しているのに、まるで小沢勝利が予定調和でもあるかのごとく、浮かれた投稿が連射され、これに阿修羅の読者から、追随したコメントがつけられるのを見て、私は歯軋りをするほど危機感を感じていました。
メーリングリストの中では、議員リストを共有しつつ、最後の一瞬までPDF版「小沢真っ白」をメール送信する活動を続けました。マスメディアの洗脳システムに絡めとられていないネット人こそ、「傍観者たるな、当事者たれ」を自覚した行動を忘れてほしくないと願っています。
ささやかな実験しかできませんでしたが、このメディア作戦は、今後大きく発展させていこうと考えております。みなさまのご支援に感謝するとともに、今後とも新しいメディアとして育てていただくことをお願いして、総括報告とさせていただきます。
なおメーリングリストに参加していただける方は、こちらまで空メールを送ってください。
檀 公善
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