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買った11日付けの日刊現代には、小さくではあったが「党員・サポーター票に不正はないのか!?」との大切な記事が載せられていた。
そこではある自民党議員の地元後援会の幹部のところに民主党代表選の投票用紙が60枚以上送られてきたことが報じられていて、「誰かが勝手に彼らの名(自民党議員の後援会)を借りて、党費(民主党の党費)を肩代わりし、党員集めを偽装したのでしょうこんな幽霊党員が何人もいたら、代表選の結果が歪められてしまう恐れがあります」との民主党員の話が紹介されていた。そしてこの党員は「私の周辺では投票用紙が送られてこないケースもありました。文句を言っても『送付済み』で片付けられてしまった」とも語っていました。
さて、幽霊党員(民主党党員とサポーターの資格取得は大変に甘い)が大量に造られて、その党費は工作資金が充てられていたら、簡単に「大量得票」は出来る訳です。
もっとひどいこともやられていた可能性はあります。
国会議員のように皆が見ている前で投票した訳ではなく、用紙は郵送ですからね。
記入された候補者名は隠す工夫はなされていませんから、「小沢一郎」が書かれた用紙を捨てる事も焼き捨てる事も見ていないところでは出来る訳です。
それはさておき、
民主党を政権党に押し上げたのは小沢一郎であり、この党を政権党に止めるか否かを決定できるのもやはり小沢一郎なのです。
菅直人は傀儡政権党に変質させる事は出来ましたが、政権から転落させる事は出来ませんでした。
傀儡政権維持が彼の使命であるからです。
小沢一郎氏が検察の事情聴取に応ずる意志を表明したとの報道がありました。
検察は、”事情聴取後に即逮捕”を考えているかもしれませんね。
小沢派民主党員達の司令塔である小沢氏を動けなくして菅傀儡政権に縛り付けて従属させる積りかもしれません。
しかし、民主党政権は既にかつての自民党政権となった訳ですから、次には自民党の歩んだ道を繰り返す事になります。
小沢を追い出すにしても塀の向こう側に幽閉するにしても遅かれ早かれ、民主党政権は政権党から転落です。
例え自民党と連立を組んでも共に転落の運命を辿る事になります。
民主党を政権党に就けた小沢を排除する事は政権党の座を手放すことになるのです。
この様に小沢はキーマンであった訳です。
どうしてこうなったかと言うと、民主党は小沢が創り上げた党ではないからです。
だから政権を担当する能力が初めから無かったのです。
菅や岡田の能力を見ればそれは判るでしょう。
今後の菅政権と背景の官僚勢力の運命はどうなるのでしょうか?
私は前に、彼らをボナパルチズムと足利尊氏に例えて投稿しましたが、両者とも似てはいますが、足利尊氏と足利幕府の運命がより近いのではないでしょうか。
ナポレオン三世のようになれば失敗は明らかな有様となり判りやすい結末となりますが、
彼ほどの独裁能力が菅一派にはないので、足利幕府の内部分裂・内部闘争によるチリヂリ細切れ分散化と言う事になるのではないでしょうか。
日本の官僚組織はそうなるでしょう。代理者の民主党も自民党もみんなの党もそうなるでしょう。
さて、日本の政治が弱体化して混乱化する事は、経済破綻が覆いようがなく顕在化して国家組織の維持すら難しくなるアメリーにとっては好都合でしょう。
債権国家の日本が支払請求なんか出来る余裕が無くなるわけですから。
これはリーマン危機から始まった経済危機においてEUを経済危機に追い込んで防衛した事に似ているでしょう。
駄目政権を駄目な状態に誘導したいのでしょうから民主党駄目政権は転落してゆくでしょうが、騙された国民が哀れという訳ですが、これは根が深い問題であり悲観的に考える事は禁物でしょう。
そもそも、日本は平安朝末期の政治秩序崩壊から今に至るまでその崩壊から立ち直っていないのです。
武家に頼って立て直そうとした試みは巧く行きませんでした。
戦国時代をようやく新田の血筋である徳川(得川がルーツ)が終わらせたのですが、それは武力による収拾であったわけです。
戦国時代を招いたのは逆賊足利による後醍醐天皇の御事業を横から盗み取った不徳から発する足利幕府の内紛でした。
平安朝政治秩序の崩壊からの建て直しが今まで完全になされずに失敗してきているのは、民衆(国民大衆)の参加する事業として行われて来なかったからです。
今回のこの投稿は緊急のものなので詳述する余裕がありませんが、
楠正成の湊川合戦での討ち死にと桜井の別れの悲劇?も、その様な事態に至った理由は国民大衆の参加する事業として行われなかった事に発しています。
残念ながら平安朝政権は民衆の政治参加を準備してくれては居なかったので、無教養の武士達に混乱収拾を朝廷は期待し、武士達はその期待を裏切り続け、民衆は武士達に頭を押さえ続けられることになりました。平安時代には武士は威張っていませんでした。
その長い政治秩序体制を作り直そうとする小沢一郎なのですから、これは大変です。
ですが、国民大衆は彼の熱意に応じて応えてあげなければならないでしょう。
お読みいただき有難う御座いました。
先は永久革命(永続革命でも結構)ですね。
楠正成と弟と息子は永久革命者であると捉えています。
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