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仕事さぼって代表選の中継を見てました。
党員サポーター票の集計結果が発表された時「えー!うそだろ?」と思いましたが、良く考えてみると、妥当な結果かもしれません。
と言うのは…。
公示以後、私は両候補者の主張をつぶさに見てきましたが、いつも不安に思っていたことは、
「小沢さん、過激すぎ!」という感触でした。
小沢氏の主張は「改革」というより「革命」と呼ぶにふさわしいものです。
しかし、日本人の多くは、急激な変化を好みません。
私自身も、小沢氏が命がけでこの「革命」に取り組むなら血の雨が降るだろうと危惧し、同時に一国民である私も、この「革命」に命がけで取り組まなければならない…という覚悟は、最後まで持ちきれないでいました。
党員サポーターの多くは、小沢氏の過激さに恐れをなし、無難な穏健路線を選択したものと思われます。
熱狂的とも言える小沢氏支持者たちの必死さが、逆に党員サポーターをビビらせてしまったのかも知れません。
しかし今回は、近年に例を見ないほど注目を集めた代表選でした。
そのおかげで、多くの意識ある国民は「政治と金」の問題の虚構性に気付きましたし、マスコミが植え付けてきた、小沢氏のダーティなイメージも、相当程度に払拭されたと感じています。
その上での惨敗ですから、敗因のすべてを「マスコミのイメージ操作」に押し付けるのは間違いでしょう。
小沢氏や私たちの持つ強烈な危機意識を国民の多くが共有できなかった…主たる敗因は、これに尽きるのではないでしょうか。
つまり、国民は未だ地獄を見足りていないという事です。
ほとんどの人は、現在の日本が未だそれほど危機的な状態ではないと楽観しているのでしょうね。
しかし、人々がその「楽観」を誤りであったと認める時は、すぐそこに来ています。
おそらく管内閣は、日本滅亡への道を猛スピードで突っ走るでしょう。
そして、多くの国民が紛れも無い地獄を目の当たりにした時に、何も政策的ビジョンが無ければ、国民はただ狼狽えることしか出来ませんが、一旦公に示され、注目を浴び、一度は過激すぎると破棄された小沢氏の革命ビジョンがあれば、道が見えてきます。
私たちは、その時に備えて準備を怠りなく整えるべきです。
円高、株安は極限値まで進行し、景気の二番底はすぐそこまでに来ています。
やがて失業率が二桁になり、犯罪、自殺者件数が跳ね上がり、そこに消費税増税のダブルパンチが襲います。
官僚主導の管内閣では、景気浮揚のための財源も、弱者救済のための財源も捻出できません。
政治に打つ手なく、日本が沈没しかかった時、大多数の国民は、はじめて現在の小沢氏が持つ危機意識を共有でき、その革命的なビジョンを「過激だが、これしかない」と確信することでしょう。
ただ、年齢、健康面から見て、小沢氏自身がこの革命的なビジョンを最後まで遂行することは無理だと思われます。
おそらく彼が総理になる時は、この先訪れ無いでしょう。
しかし今回、私たち後進は、彼のビジョンを(まだまだ一端ではありますが)受け継ぎました。
それこそが、どん底の日本を救う巨木の小さな発芽であると考えます。
今回の代表選で、小沢氏の政治生命は終わりです。
しかし私たちは、いつまでも小沢氏や亀井氏、鈴木氏らを崇拝し、彼らに期待ばかりを寄せているわけには行きません。
「俺の屍を乗り越えて行け」と小沢氏は言いました。
この言葉を、私たち一人一人が強く噛み締めるべきでしょう。
代表選で小沢氏に投票した200人の民主党国会議員は、その政治意識に関して、代表選前から比べると飛躍的に進歩しただろうと思われます。
その意識変化こそが小沢氏の言う「最後のご奉公」だったのではないでしょうか?
私たちは、植草氏ら民間の賢人たちと共に、小沢氏の危機意識を共有し、小沢ビジョンを受け継いだ若い民主党議員を積極的に盛りたてて、近い将来に訪れる大きな危機から日本を救う救世勢力にまで育て上げなければなりません。
ただ、そのために残された時間は、あとわずかです。
本当の戦い、すなわち主権者国民と悪徳ペンタゴンの戦いは、今まさに始まったばかりです。
今度こそ、命をかける覚悟を持って、私たち自身が戦いに身を投じる番だと感じています。
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