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前原・仙石・菅政権は、何故、挙党体制を嫌うのか?菅氏は、適材適所にとは言うが、実態は挙塾体制である!
戦後初めて、国民生活が第一の政権ができ、この国にも民主主義が自覚されるものと思われたのもつかの間、すでに、内閣の実態は、経営者としての松下幸之助を信奉し、パナソニック的経営哲学を国政に適用しようとする輩によって占拠されており、到底、国民大多数の意向を反映したものではなくなっている。当然のことながらマスコミでは、取り上げられないが、松下政経塾の卒塾生で、内閣と民主党は選挙なしで占拠されているのが実態ではないのかと考えられる。民主党議員の中で松下政経塾出身者は 30名に及ぶが、そのうち下記11名が内閣・党の要職にある。彼らは、党内党を形成しており、松下幸之助生誕120年までに、政経塾出身者による政権樹立を構想している。菅政権とは名ばかりで、前回の代表選で前原氏に2票差で負けた菅氏が、前原グループの支援と引き換えに、政権運営を丸投げしているので 成立している内閣である。すでに人事権は、前原グループ「凌雲会」世話人の仙石氏が完全に握り、仙石氏の「一心同体の弟分」(高野孟氏) 枝野幸男と野田グループ(「花斉会」事務局長蓮舫女史)が連携して政権運営をしている。従って、菅氏が何を約束しようが、実権派代表の仙石氏の意向に逆らうことは出来ない様子が見て取れる。鳩山氏と合意しても、翌朝には、その合意を平気で反故にしてしまう原因はそこにある。いつものことであるが、残念ながら鳩山氏には、党内の権力構造が見えていなかった。
代表選で、「菅氏は、クリーンだから、オープンだから」として、菅氏を代表選で推す声が多いとマスコミは書き立てるが、このクリーンは、マスコミと検察が作った「小沢氏の政治と金問題」に対比されると同時に、「金・資産を持たないから」という意味で使われているが、「クリーン」には、本来、誠実であるという意味も含まれているのは 強調されていない。この意味では、菅氏は、もっとも誠実でない、クリーンでない人間だと言うことだ!
「挙党体制で 官僚支配に対し戦わなければ、参院選のように次には負けてしまう」との鳩山氏の切実な認識に同意し、菅氏続投の約束に感謝しておきながら、翌朝には、自分の言葉自体を否定してしまうのでは、誠実のかけらも無いということになる。
小沢氏が、20年以上も日本の政治の中心で役割を果たせるのは、人間として決断できること、約束を守ることに尽きる。菅氏のように、約束をコロコロ変えるのでは、野党の政治家の誰も、菅氏との話し合いに応じないであろう!菅氏の口約束は、約束とは言えないことが明白であれば、口約束に対する政策・人事で担保を求めるであろう!そうなれば、この政権は、ボロボロになるのは明らかだ!そして、この交渉は、決してオープンではなく、密室で行われ、念書が乱発され、それが早々に暴露されることになるだろう。念書の署名は、菅氏のそれであり、仙石氏などは署名せずわれ関せずの態度に終始し、一人責任を追及されて辞任し、前原氏などの実権派が、自民党内の政経塾出身者と小泉グループと一緒に政権を担うのであろう。
もちろん、政経塾党である日本創新党の山田・中田氏に、松沢神奈川県知事なども、当然、その政権の主要プレーヤーである。付け加えておけば、みんなの党から参議院に出た江口氏は、幸之助氏の秘書役を長年務め、政経塾・PHP研究所を、実質的に作った人である。江口克彦(株式会社PHP総合研究所代表取締役社長 1940年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、松下電器産業株式会社入社。36歳の若さで松下幸之助氏より PHPの経営を任される。松下幸之助の晩年の22年間を常にその側で仕事をし、財団法人松下政経塾の設立にも大きく寄与す)は、白岩正三政経塾22期生にこう答えている(http://www.shiraiwa-net.com/) 江口:しかし幸之助さんの真意、塾への思い、塾生への思いを深く考えるとやっぱり政経塾出身者は塾の理念を基礎として一つ のまとまりのある動きをして欲しい。新党かどうかは別にしてそうした一つの動きをして欲しいという思いはどこかにあったと思いますね。白岩:必ずしも政 党という形ではなくとも、社会共通の利益ともなるPHP精神の具現化に向けて一つの運動体として行動を起こすということはまだまだ可能性がありますよ。 江口:幸之助さんの思いを振り返るとね、もっと言えば心の中のどこかには松下政経塾党というものが浮かんでいた可能性はありますよね。 幸之助さんは80歳や85歳くらいからずっと新党構想を抱いていましたから。政党をつくる準備を私もしていたわけですけども、もし新しい政党ができれば、 少なくとも出身者は糾合するというベクトルになっていたと思いますよ。 江口:私は松下政経塾出身者であるならば、その事実を前面にだすことはむしろ大事なことだと考えています。自民党や民主党公認だけでは何を学んできた候補者なのか、政治的活動の哲学が何なのかがわからない。しかしそれに「松下政経塾出身」が加わると、幸之助さんが言ってたことを政策化してくれるんじゃないかという期待がもてるわけですよ。座標軸がはっきりするわけだから、有権者にとってもわかりやすいじゃないですか」。
また、日本創新党の母体になった“日本志民会議”主唱者の上月晃氏(副塾長(校長兼寮長のような)は、≪私は松下政経塾で14年間政治家を中心に次代のリーダーを育てる仕事をしてまいりました。松下政経塾からは70名の政治家が生まれました。国会議員も 30名おります。あるいはこの場にいる山田・中田両氏を含めて首長の数も随分増えてまいりました。4、5年前までは、これだけの実績ができたのだから、あの世へ逝ったら松下幸之助に褒められるなとずっと思っておったんですね。「松下政経塾を創って本当に政治家なんか育つかなと心配したけども、70名も出た か。君、ようやってくれたな」って、きっとボーナスすごいもらえると思っておりました。だけど最近ちょっと変わってきまして、このまま行くとあの世へ逝って松下幸之助に叱られるんじゃないかなと思い始めたのです。「君、数やないで。70名も政治家が出たのに、日本の政治何も変わらんやないか。それどころか、ますます悪くなっとる」と、こう言われるような気がしてきて、非常に危機感が出てきたのです。
まさに今、政治家有志が大同団結して 日本のために立ち上がる、そのために松下政経塾がつくられたのじゃないかなという、そういう思いが高じてきて、私は松下政経塾出身の政治家有志に大同団結して立ち上がろうということを呼びかけてまいりました」日本この手で何とかする 提唱者上甲晃。(http://www.yoikuni.org/report02_5.shtml)と述べているので、江口・上月両氏の方向は、党は違っても同じ戦略目標を持っていると言えよう。ちなみに、この上月氏は、知事選に出た卒塾生に関し“私は、村井嘉浩君を塾生として選び、五年間、寝食を共にしながら育ててきました。その意味で、私は、村井君について、品質保証責任を負っています。上甲晃 2005年10月 6日)。
塾生は、均質な製品として育ててきたことが良くわかる。(外れた人もいるだろうが 嶋聡氏など)。上手く作れれば ボーナスを貰えるかもと!
民主党内で、この趣旨に一番近いのは、「花斉会」(野田グループ)で、民主党の各グループの中でも自民党の派閥的な性格を有しているのが特徴である。元々は1993 年に松下政経塾出身の国会議員で結成された「松下政経塾立志会」を源流としている。松下政経塾出身者での保守系新党を構想したものであった。「志士の会」は、メンバーが全員松下政経塾出身であったこともあり、近しい関係にある「凌雲会」メンバーからさえ独特の閉鎖性を指摘されるほどであった。このことが逆に「花斉会」への拡大の契機となったと見受けられる。このように、「派閥」としての纏まりが緩い民主党の中では異質ともいえる結束力の強さが特徴である。このグループの事務局長は、蓮舫議員で行政刷新担当大臣となっている。(すべてWikiより)
こう見てくれば、前原・仙石・野田グループが、何故あれだけ鳩山・小沢グループを忌み嫌うのか、同じ党内であるのに、マスコミと結託してでも自分の権力を死守しようとする姿勢に納得が行く。彼らの展望するものは、菅内閣を継続するものでは無いだろう。菅氏の関心は、自分が 少しでも長く首相の座に座れればよいのであろう、それが「つんぼ座敷」であっても!
菅・仙石政権の松下政経塾卒塾生リスト:
野田佳彦 - 1期生(千葉県第4区選出)財務大臣
原口一博 - 4期生(佐賀県第1区選出)総務大臣
玄葉光一郎 - 8期生(福島県第3区選出)国務大臣(兼党政調会長党三役)
前原誠司 - 8期生(京都府第2区選出)国土交通大臣
武正公一 - 5期生(埼玉県第1区選出)外務大臣政務官
山井和則 - 7期生(京都府第6区選出)厚労副大臣
長浜博行 - 2期生(千葉県選挙区選出)厚生労働副大臣
徳永久志 - 8期生(滋賀県選挙区選出)外務大臣政務官
三日月大造 - 23期生(滋賀県第3区選出)国土交通副大臣
福山哲郎 - 11期生(京都府選挙区選出)内閣官房副長官
樽床伸二 - 3期生(大阪府第12区選出)民主党国対委員長
その他松原仁 - 2期生(東京都第3区選出) 衆・内閣委員会理事、拉致問題等特別委員会委員笹木竜三 - 3期生(比例北陸信越ブロック選出)青少年特別委員会筆頭理事松下政経塾出身代議士の会の初代会長、他には三谷光男 慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会などがいる。残りは下記:
吉田治 - 6期生(大阪府第4区選出) 神風英男 - 7期生(埼玉県第4区選出)
谷田川元- 7期生(千葉県第10区選出)勝又恒一郎 8期生(比例南関東ブロック選出)
市村浩一郎 - 9期生(兵庫県第6区選出) 井戸正枝 - 9期生(兵庫県第1区選出)
本多平直 - 9期生(埼玉県第12区選出) 稲富修二 - 17期生(福岡県第2区選出)
城井崇 - 19期生(福岡県第10区選出) 森岡洋一郎 - 20期生(埼玉県第13区選出)
松本大輔 - 22期生(広島県第2区選出) 橘秀徳 - 23期生(神奈川県第13区選出)
神山洋介 - 23期生(神奈川県第17区選出)小山展弘-27期生(静岡県第3区選出退塾生) 小原舞 28期生比例近畿ブロック選出。退塾生)
ついでに、将来の政経塾政権に参集すると思われる 自民党内卒塾生のリストは下記:逢沢一郎 - 1期生(岡山県第1区選出)高市早苗- 5期生(比例近畿選出)河井克行-6期生(比例中国選出)秋葉賢也 9期生(比例東北選出)松野博一 9期生(比例南関東ブロック選出)小野寺五典-11期生(宮城県第6区選出)。
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下記は、別の角度から、憂国烈(http://blogs.yahoo.co.jp/isao_leseyde_yone)さんが2010/6/15に書かれているものであるが、これを併せ読むと、「人事は全て仙石さんに任せた」菅直人代表兼首相は、1)政経塾生が中心であること。2)小沢・鳩山派を排除すること。により、ポストをばら撒き代表選での支持者の獲得を主目的にしている事が、明白になる。
これだけのポストを自派に有利に配分することが、名官房長官仙石氏Gの真骨頂である。参議院選挙の成否より、派閥作りを優先し、選挙での敗北も想定内であったのではないか?負ければ負けるで、そこここに散らばる政経塾生を 江口・上月氏らの目論見どうりに推進することが出来ると。
さて、代表選挙が 始まり 小沢氏の宰相としての素晴らしい演説があった。
ポストに毒された多数の議員が 小沢氏に投票できるのだろうか?
もうすぐ 歴史的な決断がおろされる。
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「先週、各閣僚が任命され、副大臣、政務官も大半が再任する中、新任も含めて全員が任命されたが、其処には明らかな傾向が見られる。
●内閣官房副長官 ○内閣総理大臣補佐官
古川元久 民主党(前原グループ)新任 阿久津幸彦 民主党(菅グループ)新任
福山哲郎 民主党(前原グループ)新任 小川勝也 民主党(鳩山グループ)
逢坂誠二 民主党(菅グループ)
寺田学 民主党(菅グループ)新任
●内閣府副大臣 ○内閣府大臣政務官
大島敦 民主党(鳩山グループ) 泉健太 民主党(前原グループ)
平岡秀夫 民主党(菅グループ)新任 田村謙治 民主党(菅グループ)
大塚耕平 民主党(無派閥) 津村啓介 民主党(菅&前原グループ)
●総務副大臣 ○総務大臣政務官
渡辺周 民主党(前原グループ) 小川淳也 民主党(前原グループ)
内藤正光 民主党(菅グループ) 階猛 民主党(小沢グループ)
長谷川憲正 国民新党
●法務副大臣 ○法務大臣政務官
加藤公一 民主党(菅グループ) 中村哲治 民主党(前原グループ)
●外務副大臣 ○外務大臣政務官
藤村修 民主党(野田グループ)新任 吉良州司 民主党(小沢グループ)
武正公一 民主党(野田&小沢グループ) 西村智奈美 民主党(菅グループ)
徳永久志 民主党(前原グループ)新任
●財務副大臣 ○財務大臣政務官
池田元久 民主党(菅グループ) 新任 大串博志 民主党(野田グループ)
峰崎直樹 民主党(横路グループ) 古本伸一郎 民主党(川端&鳩山グループ)
●文部科学副大臣 ○文部科学大臣政務官
中川正春 民主党(羽田グループ) 後藤斎 民主党(羽田グループ)
鈴木寛 民主党 (鳩山&前原グループ) 高井美穂 民主党(前原&菅グループ)
●厚生労働副大臣 ○厚生労働大臣政務官
細川律夫 民主党(菅グループ) 山井和則 民主党(前原&菅グループ)
長浜博行 民主党(野田グループ) 足立信也 民主党(無派閥)
●農林水産副大臣 ○農林水産大臣政務官
篠原孝 民主党(菅グループ)新任 佐々木隆博 民主党(横路グループ)
郡司彰 民主党(横路グループ) 舟山康江 民主党(菅グループ)
●経済産業副大臣 ○経済産業大臣政務官
松下忠洋 国民新党 近藤洋介 民主党(野田グループ)
増子輝彦 民主党(羽田グループ) 高橋千秋 民主党(鳩山グループ)
●国土交通副大臣 ○国土交通大臣政務官
三日月大造 民主党(川端&鳩山グループ)新任 長安豊 民主党(前原グループ)
馬淵澄夫 民主党(無派閥) 津川祥吾 民主党(無派閥)新任
藤本祐司 民主党(野田グループ)
●環境副大臣 ○環境大臣政務官
田島一成 民主党(前原グループ) 大谷信盛 民主党(無派閥)
●防衛副大臣 ○防衛大臣政務官
榛葉賀津也 民主党(鳩山グループ) 楠田大蔵 民主党(羽田&野田グループ)
長島昭久 民主党(野田&菅グループ)
小沢グループは僅か3名しか居ない。今回、再任されず退任となった鳩山前総理(鳩山グループ)、平野前官房長官(鳩山グループ)、赤松農水相(横路グループ)、松野前官房副長官(鳩山グループ)、松井前官房副長官(前原グループ)、中山総理補佐官(鳩山グループ)と小沢グループのメンバーは一人も居ない。上記以外では閣僚に山田正彦農水相と中井洽国家公安委員長が居るだけだ。
小沢グループと言えば党内での勢力が150名ともされており、民主党所属国会議員の1/3を軽く超えるのだが、政府に入っているのは72名中たった5名でしかない。割合からすれば25名程度は居て良いはずだ。確かに小沢グループは2003年の民由合併時の30名がベースになっており、大半が議員経歴年数の無い若手議員が主体で、要職に付くのは早いと思われるが、蓮舫氏の様に参議院議員一年生、在任6年にも満たない議員が政務官も副大臣も飛び越えて閣僚になってしまう様では、グループ内で当然、不平不満を口にする議員が出て来るだろう。今迄はオーナーの小沢氏が党幹事長として、各人を党の要職に配置する事でバランスを取って来たのだろうが、今回の脱小沢路線でそれも崩れてしまった。この挙党一致には程遠い人事、いずれ小沢グループの中堅、若手議員が反旗を翻す恐れを孕んでいるのは間違い無い」以上、転載は、憂国烈 さん2010/6/15(火)より。(http://blogs.yahoo.co.jp/isao_leseyde_yone)
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