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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100914-00000004-maip-pol
沖縄県名護市辺野古に建設が計画されている米軍普天間飛行場の代替施設について、日本政府が垂直離着陸機MV22オスプレイの配備を想定して環境影響評価(アセスメント)の見直しを検討した結果、全面的にやり直す必要はなく「半年程度」の追加調査で済むとの結論に達していたことが13日、分かった。政府は最近までオスプレイ配備計画を認めてこなかったが、水面下では配備を想定して動いていたことになる。配備反対論に加え、アセスの全面やり直しを求めて、沖縄側が反発を強めるのは必至だ。
◇追加アセス「半年で可」
06年に日米合意した滑走路2本の「V字案」のアセスは沖縄県環境影響評価条例などに基づいて07年8月に始まり、現在は評価書をまとめる最終段階。このアセスはヘリを前提とし、実際にヘリを飛ばしてデータ収集するなどして作成した。
オスプレイの飛行ルートはヘリより大回りで、これまでの想定より陸地に近づき騒音が大きくなる可能性がある。配備が確実になれば、新たな飛行ルートでオスプレイの騒音などを追加調査する必要がある。沖縄側からは「アセスを全面的にやり直すべきだ」との声が出ている。
しかし、同条例と施行規則では、アセスをやり直す要件として(1)滑走路の長さが20%以上増加した場合(2)ヘリポートの区域の面積が10ヘクタール以上増えた場合−−が挙げられており、政府は飛行ルートや機種が変更された場合、そうした要件に当たらないと判断した。
沖縄側は配備に難色を示している。12日投開票の名護市議選で、移設反対を掲げる稲嶺進市長派が過半数を制したこともあり、移設協議はさらに難航が予想される。
【西田進一郎、仙石恭】
◇オスプレイ◇
主翼の両端に回転翼(ローター)があり、角度を変えることでヘリコプターのように垂直離着陸ができるうえ、固定翼機のような高速飛行もできる新型輸送機。米海兵隊が普天間飛行場などで使用しているCH46ヘリの後継機と位置付けられる。ヘリと比べると最高時速はほぼ2倍の約510キロで、航続距離も約6倍の約2200キロと大幅にのびる。しかし、開発段階で墜落死亡事故が相次ぎ、安全性への懸念は消えていない
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