http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/850.html
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100914-00000121-san-pol
【北京=矢板明夫】中国当局は12日までの6日間で、丹羽宇一郎駐中国大使に5回抗議した。中国当局が今回、異例なほど激しい反応を示すことになった背景には、事件直後に下した「長期化することはない」という中国側の誤った判断があったとみられる。日本大使館などによると、12日未明、丹羽大使を外務省に呼び出した戴秉国(たい・へいこく)国務委員は「誤った情勢判断をせず、賢明な政治決断をして、直ちに中国の漁民と漁船を送還してほしい」と要請したという。戴国務委員は、10日に大使に抗議した楊潔●(よう・けつち)外相を上回る副首相級で、中国政府が徐々に日本側への圧力を強化していることがうかがえる。
中国の船舶が海外で現地政府などとトラブルを起こすことは珍しくないが、中国当局はこれまで報道を規制するなど、世論を抑えることが多かった。しかし、今回の事件で中国当局は国内メディアの日本批判を容認。ある中国紙の編集者は産経新聞の取材に、「これまで外交上、敏感な問題があるときは共産党宣伝部が注文を付けてくるが、今回は全くなく驚いた」と証言する。
また、中国の反日団体「中国民間保釣連合会」が8日に北京の日本大使館前で計画した抗議活動も認められた。同団体の関係者は「8月15日にも抗議活動を企画していたが、そのときは当局の許可が下りず、断念した」と説明している。日本の事情に詳しい中国人研究者は今回の中国当局の対応について、「中国当局は当初、公務執行妨害という微罪で逮捕された船長の勾留(こうりゅう)は48時間程度と判断していたはず。まず国内の反日世論をあおり、日本側の船長釈放が、中国の圧力で実現したようにもっていきたかったが、船長は結局、釈放されなかった」と指摘する。その後、国内で反日の高まりを抑えるため、中国当局は激しい対応に追われたというわけだ。
中国の反日団体は、福建省アモイから尖閣諸島に12日に抗議船を出航させると発表していたが、13日もアモイにとどまっているもようだ。世論を抑える方向に転じた中国当局が出航を許可しなかったとみられる。(●=簾の广を厂に、兼を虎に)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK94掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。