http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/813.html
Tweet |
http://www.cyzo.com/2010/09/post_5447.html
「菅vs小沢」の一騎打ちとなった民主党代表選が、14日の投開票日を前に佳境を向かえている。地方議員、党員・サポーターの郵便投票は11日必着ですでに締め切られ、残すは1224ポイント中、824ポイントを占める国会議員票の獲得が焦点となる。いわゆる小沢グループ「一新会」の事務局次長・松木謙公議員(北海道12区・当選3回)は、小沢一郎氏の懐刀的存在として活動を続ける代表的な議員。今回の代表戦でも、小沢支持拡大へ向けて精力的に動く日々が続く。投開票を目前に控えた今思うこと、小沢氏への思い、先の週刊誌報道などについて聞いた。
――14日の投開票へ向けて、手応えをお聞かせください。
松木 手応えは十分にあるけど、勝負は最後までわからないよね。決して楽な戦いではない。地方議員や党員・サポーター票は不利という声もあるが、国会議員票はかなり有利に動いているはず。あとは投票直前まで、とにかく国会議員一人ひとりを説得していくしかない。
――説得というのは、具体的にどんな形で?
松木 直接会って、小沢一郎という政治家のよさを真正面から伝えていく以外ないですよ。かといって、菅さんを悪く言って回るわけではない。個人的な好き嫌いではなく、今回は菅さんではダメなのは、先の参院選の敗北に対して、責任を取ってないからです。選挙で負けた法務大臣や財務副大臣をそのまま続けさせている。これを国民がどう見ているか?
――選挙に負けたことではなくて、負けた責任をとっていない執行部は問題であると。
松木 おっしゃるとおり。菅さんが総理になって選挙を戦った。しかし結果がでなかった。石井一さんは「党全体の連帯責任だ」なんておっしゃってたけど、そんなことは当然で、このまま続けていけば次の衆院選で、党全体が連帯責任を取らされる、つまり政権交代する可能性が高い。菅さんが十分な議論をする時間がない中で、突然、消費税アップを言い出したのは非常に問題だとは思いますけど、執行部がそういう戦略で選挙を戦うと決めたなら仕方ない。ただ、執行部というのは同時に責任もついてまわるんです。失敗したら責任をとる。当たり前のことですよ。
――責任とは?
松木 簡単ですよ。辞任することです。自民党の橋本内閣だって、98年の参院選で44議席に減らしたときに、その日のうちに辞任した。安倍さんだって幹事長時代に選挙で負けて、降格されたところから総理にまで復活した。そういうもんなんですよ。負けたからパージされるという話じゃなくて、まずは責任を取る。そこからまた積み重ねることで政治家として成長していく。そう思っています。
――その菅さんは、辞任どころではなく、3年間選挙をやらないといっています。選挙に弱い若い議員としてはうれしい"公約"ということになりそうですが。
松木 正直、それを代表選のエサにするとは思いませんでした。びっくりしましたね、そこまでやるのかなと。がっかりしたと言ってもいい。だけど、選挙をやらないといったって、ここまでいけば、来春には今の内閣では解散に追い込まれる可能性が高いのであってね。参議院の数が足りないのだから、法案は通らないわけで。今の内閣のままでは必ず行き詰る。
――菅内閣の主要閣僚である原口(一博)大臣が、小沢さん支持を表明しました。小沢グループからの強い働きかけがあったのでしょうか?
松木 そんなものはないですよ。我々が締め付けをしているなんていうのは誤った報道。彼が一人の政治家として、今の内閣では自分がやりたい改革ができない、小沢内閣のほうが改革ができると判断した。菅内閣にいながら、批判を覚悟で勇気を持ってそう言ってくれていることは、大変ありがたいことだと思います。
――先ごろ、「週刊文春」と「週刊新潮」で、青木愛議員と小沢さん、および小沢さんの政策秘書とのW不倫が報じられましたが、代表選への影響はありますか?
松木 これも非常におかしな話でね。「文春」の鴨川の料亭の記事にしても、小沢さんと青木議員が2人だけで会ってるようなことになってるけど、実際にはSPはいるし秘書もいる。シルエットで手が重なったというくだりにしても、これは別のメディアから聞いた話だけど、仲居さんにチップを渡している場面だという話もある。そもそもなんでこの時期に出たのかと。映像の流出元である日本テレビという会社がなんなのかと。「文春」や「新潮」にしても、雑誌を売るだけならもっと早く記事を出せたはず。ということは、時の権力と大メディアが結託していたとしか思えないですよね。
――これだけ短期間で総理が変わることは、国益に反するという声があります。
松木 なるほど。しかし、ふさわしくない人が総理であり続けることでの国益はどうなのか。短命の内閣は今までもあるわけですよ。それで国際社会における日本の立場が、そんなにひどいものになっているかということ。総理が短期間で変わったとしても、揺るぎない信頼性というものが日本には担保されているんですよ。たしかに短期間で換わるのがいいとは僕も思わない。変えたほうが国がよくなるのであれば換えるべき。その論理には、僕は正当性がないと思ってますよ。
――松木議員にとって、小沢さんの魅力というは何なんでしょうか?
松木 自分は故・藤波孝先生の秘書を長くやっていたんだけど、そのとき、遠くで小沢一郎という議員を見ていて、これほどすごみのある政治家はいないなと思った。あの中曽根康弘先生以上ですよ。ところが、直接接する機会ができると、とても情が深くて、優しいところがあることがわかった。そしてなによりすごいと思ったのは、政治家として冷徹になれるところ。冷酷じゃないくて、冷徹。国の安定、国民の生活のためなら、情実というものを捨て去ることができるのが小沢一郎なんだよ。それが、マスコミではまったく逆の人物像として流されている。それがすごく残念ですよ。
(文=浮島さとし)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK94掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。