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やはり、小沢が真のリーダーだ(二見伸明)
http://www.the-journal.jp/contents/futami/2010/09/post_27.html
マスコミの「挙国一致」「一糸乱れぬ」非難・中傷の嵐の中を、悠然と行く改革の闘士、小沢一郎と「コロコロと総理を変えるのはおかしい」という「世論」を作り出して、マスコミが総力を挙げて支援する菅総理との死闘は、明日14日に終わる。形の上では、小沢vs菅だが、実体は違う。本質は改革を忌避するマスコミや旧勢力と小沢との代理戦争である。
7月の参議院選挙で民主党は惨敗した。これは、44議席しか取れなかったという次元の問題ではない。民主党にとって、「改革」を進めるためには、参院選は最低でも54議席を獲らなければならない選挙だった。だからこそ、支持率を回復し、参院選を勝つために、鳩山総理、小沢幹事長は屈辱的な辞任をした。小沢にとっては、「政治とカネ」を理由に辞任することには――党首選に関連してのマスコミ各社のインタービュー等で、検察の捏造であることが、改めて明らかになったが――「完全シロ」であるだけに、心情は複雑だったと思うが、私情を捨て、過半数獲得を最優先した。6月中旬、小沢は「これで 60議席は獲れる」と、「V字回復」を喜んだ。
にもかかわらず、菅総理は、党のマニフェストに違反する「消費税増税」を唐突に「公約」し、仙谷官房長官、野田財務相、枝野幹事長、前原国交相、玄葉政調会長など政権与党の幹部はそれに同調した。参院で過半数を占められない「ねじれ国会」は、民主党が衆議院で過半数を占めても、今後、少なくとも6年間、或いは9ないし12年間続くことになる。「改革」が遅れるのだ。否、「政治主導」はホゴにされるのだ。それどころか、次の総選挙で民主党が敗れれば、「改革」は不可能になるのである。この責任は重大である。本来であれば、菅総理は、代表選に出る資格はなかったのだ。
石原自民党幹事長は「政策的には菅さんと近いが、ばらまきをやる限りはダメだ。『日本の財政には漫然と構えている余裕はない』という認識があるなら、抱きつかれてもいい」と述べている。要するに、菅総理の政策は小泉・竹中路線に近いのだから、マニフェストを骨抜きにし、消費税増税をしようではないか、という呼びかけである。16年前の自社さ大連立の「夢よ、再び」を目論んでいるのであろう。
小沢政権では、自民党はちょっかいを出せない。民主党の改革路線は、いばらの道ではあるが、着実に進むだろう。菅総理続投の場合は、自民党と手を結び、ポストや影響力を残したい現幹部が権力亡者になるだろう。しかし、小沢と小沢の理念・政策を支持した議員の厳しい目が光っている限り、自民党に操を売るのは簡単ではない。
脳学者の茂木健一郎さんは、ツイッターで「(@ozekihiroshi)菅直人氏の記者会見を見ていたら『何だ、この程度なら俺でも絶対に務まる』と考えた人も多かったのではないか。一方、小沢さんはというと、一国の総理になり、国を良くしようと志すとはこれほどまでに覚悟のいることか、到底出来ることではないと、多くの人が感じたのではないかと思った」というつぶやきを紹介していた。私もテレビでの討論会など見ながら、「菅直人は、所詮、野党の論客だな。地方分権や、国家像、社会像、現下の経済問題などについては、はっきりせず、小沢とは格が違う。マスコミのネガティブ・キャンペーンがなければ小沢の圧勝だ」と感じた。「小沢の話を聞いて、初めて、民主党の目指す改革が深く理解出来た」人も多いのではないだろうか。
1933年、ヒットラーの登場。1941年、日本の太平洋戦争突入。1970年、アメリカのベトナム戦争。2003年、イラク戦争。これらはすべて「世論の圧倒的支持」受けていた。その「世論」はすべて、マスコミが煽って作り出したものだ。朝日新聞、読売新聞、毎日新聞は、太平洋戦争に関しては、軍部と共同正犯である。にもかかわらず、戦後65年経っても、なんらの謝罪もない。無責任を通り越して、「破廉恥」である。
「世論」は大事だ。しかし「世論」は必ずしもつねに「正義」ではない。また、「世論」は決して責任は取らない。支持者が「右といえば右」では議員なんか誰でも務まる、無責任な、気楽な「商売」だ。
党首選は「政治主導」か「霞ヶ関に屈服し、『第二自民党』という安易な道にのめり込む」か、を決める選挙である。小沢一郎は、次の若い世代に、新しい国を引き渡すために「自分の命」を投げ出しているのだ。「西郷は大きく叩けば、大きく響く。小さく叩けば小さく響く」と評したのは坂本竜馬だったと思うが、政治家は、自分の小さな器量を脱皮して、日本の未来、子や孫のために判断すべきではないだろうか。この期に及んで「迷っている」議員は、現在と近未来の自分のポストだけを見るのではなく、50年後、100年後を見て、判断すべきである。
小沢一郎は、やはり、真のリーダーである。
投稿者: 二見伸明 日時: 2010年9月13日 13:31 | パーマリンク
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