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民主党の中で少しはまともな議員の一人かなと思っていたのが馬淵澄夫だ。テレビメディアにもわりに良く登場するし、体を鍛えているって話が話題になったりする議員だ。しかし、その馬淵澄夫が自身のブログの9月2日付け記事で、民主党代表選に関して、
「代表選挙に至るさまざまな過程で、揣摩臆測を呼ぶ報道が繰り返されることもあったが、僕は公示を受けて候補者が決まった段階でその政権政策(政見)を見極めたうえで判断したいと考えてきた。・・・・昨日はいずれの陣営の決起集会にも参加せず、党主催の共同記者会見に行った。1時間の両候補の決意表明、質疑応答をじっくりと見た。一晩、熟慮した。・・・・政見の検討結果はあらためて記そうと思うが、僕は代表選挙における政策比較で、大きくは経済政策、政治改革、行財政改革、税制の抜本改革について、具体的な施策の深化を示している、菅候補を支持することを決めた」
と、カン支持を決めたと表明した。しかし、その決めた要因として「大きくは経済政策、政治改革、行財政改革、税制の抜本改革について、具体的な施策の深化を示している、菅候補」と書くに及んでこの人物に関してまったく誤解してしたことが分り、私はそのブログ記事のコメント欄に「あなたには将来の民主党をになう素材だと思っていたが、昨日の共同会見を聴いて後に、カン首相を支持すると決断するその頭脳構造にはがっくりした」と書いた。その記事に関するコメントとしては最初のものだったようだが、この馬淵澄夫って言う人間は政策をまったく判断できない馬鹿だと分った訳で、結局鍛えて来たのは無駄に体の筋肉だけで脳内筋肉を鍛えるのはまったく無頓着な奴だったということだ。
この馬淵澄夫の勘違い馬鹿ぶりに付いてはフリージャーナリストのなかでもかなりまともな田中良昭が9日付けのブログ記事で馬淵澄夫の民主主義の無理解を晒している。
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前略:北海道5区の補欠選挙への鈴木氏の影響力は大きいと言われる。自民党最大派閥の領袖が民主新人に敗れるような事になれば町村派は消滅する。官僚にとって都合の良い自民党が痛手を受ける。だからその前に判決を出した。民主党代表選挙に関して言えば、その日開かれた菅陣営の会合でいみじくも江田五月氏が言及した。「だから菅さんを総理にしよう」と発言した。最高裁判決は菅氏を応援しているのである。司法もまたその実像を国民の前にさらしている。行政権力に従属する司法が民主主義の司法なのか、国民はよくよく考えた方が良い。それを変えるためには国民の代表が集う国権の最高機関で議論してもらうしかない。
江田氏が最高裁判決に言及した菅陣営の会合での馬渕澄夫議員の発言にも驚いた。「民主主義は数ではなく、オープンな議論だ」と言ったのである。すると民主党議員の間から拍手が巻き起こった。申し訳ないが民主主義を全く分かっていない。重大な事案をオープンな場で議論する国など世界中ない。どんな民主主義国でも議会には「秘密会」があり、肝心な話は密室で行なわれる。
日本の国会が異常なのは「秘密会」がない事だ。重大な話は官僚が決め、政治家に知らされていないので「秘密会」の必要がない。オープンな場で議論できることは勿論オープンで良いが、それだけで政治など出来る訳がない。「オープンな議論」を強調する議員は「官僚支配」を認めている話になる。政治主導を本当にやるのなら、「オープンな議論」などという子供だましをあまり強調しないほうが良い。
民主主義は数である。国民の一票が大事な制度だからである。それをおろそかにする思想から民主主義は生まれない。政策を決めるにも一票が足りずに否決される事を考えれば、数がどれほど大事かが分かる。それに加えてアメリカでは「カネ」が重視される。「カネ」を集める能力のない人間は政治家になれない。
菅陣営にはそういうことを理解する人が少ないようだ。この前の国会でも「オバマ大統領は個人献金でヒモ付きでないから、金融規制法案も提案できるし、核廃絶を言う事も出来る。企業の献金を貰っていたらそうはならない」と発言した民主党議員がいて、菅総理がそれに同調していた。
とんでもない大嘘である。オバマに対する個人献金は全体の四分の一程度で、ほとんどはウォール街の金融機関からの企業献金である。企業から献金を受ければ政治家は企業の利益のためにしか働かないというのは下衆の考えで、献金を受けても政策はそれと関係なく実行するのが政治家である。核削減も平和のためと言うより米ロの交渉に中国を加えたいのがオバマの真意だと私は思うが、とにかく献金を受けるのが悪で貰わないのが善という驚くほど幼稚な議論をこの国は続けている。
政治家が幼稚であれば官僚には好都合である。このように民主党代表選挙は図らずもこの国の様々な分野の実像を見せてくれる契機になった。そして改めて対立軸は「官僚支配」を続けさせる勢力と、昨年の選挙で初めて国民が実感した「国民主権」を守る勢力との戦いである事を認識させてくれる。◆◆◆◆◆◆◆
その、馬淵澄夫のブログ記事には批判のコメントが殺到している。批判コメントもまあ一応掲載しているだけでましなのだろうが、それらのコメントには一切応えていない。つまりは、基本的に民主党支持者の声にもこの馬淵ってのは応える気もなく、勝手にほざいていればの姿勢だ。勝手にバカカンに投票すれば良いだろう。国民、有権者をあまり馬鹿にしているならしっぺ返しを食うことだろう。
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