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民主党代表選で、小沢一郎前幹事長(68)のブレーンが話題になっている。議員関係や財務省関係に加え、有名エコノミストの植草一秀氏(49)がさかんに小沢氏を応援しているのだ。「ひょっとしたら小沢氏の経済政策に深くかかわっている?」「いや、そんなはずはない」など憶測が飛び交っている。
小沢氏の経済政策のブレーンとして有名なのは民主党の田村耕太郎元参院議員(47)。自民党時代に「政府紙幣及び無利子国債の発行を検討する議員連盟」に所属していた。小沢氏は代表選で非課税無利子国債の発行による高速道路建設をブチ上げている。
財務省人脈では、勝栄二郎事務次官や香川俊介総括審議官。特に香川氏は竹下内閣時代の1987年、官房副長官だった小沢氏の秘書官を務め、小沢氏が「優秀な人材だ」とうなったという。
一方、植草氏はエコノミストとしてメディアなどで活躍。2003年4月に早稲田大大学院教授に転じた。しかし、その後は“別の意味”で注目されてしまう。
04年4月、女子高生のスカートのなかを手鏡でのぞこうとしたとして、東京都迷惑防止条例違反で現行犯逮捕。「天地神明に誓って無実」と主張したが、罰金50万円、手鏡1枚没収の判決を受け確定した。06年9月には、電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして、同条例違反で現行犯逮捕。実刑を受けた。
現在は、国際政治経済情報、市場分析リポートの提供を行うスリーネーションズリサーチという会社の社長。ネット上で「植草一秀の『知られざる真実』」というブログを運営している。
民主党関係者がいう。「ブログで小沢氏を徹底的に擁護する一方、菅直人首相を徹底的にけなしています。党内では、小沢氏の経済政策の発案にかかわっているのでは、ともいわれています」
確かにブログには「菅直人氏総理居座りなら日本経済の崩壊は確実」「うそつきが総理の座に居座ることは日本の損失」と過激な見出しが躍る。一方、小沢氏については「共同会見、公開討論会、街頭演説会を通じて、小沢一郎氏フィーバーが生まれている」と持ち上げている。
植草ブレーン説に対し、同党議員は「いくらなんでもそんなことはない。経済学者としてはすばらしくても、事件のことを考えると厳しいでしょう」とみる。
ここはひとつ、植草氏自身に確かめたいところだが、連絡先のスリーネーションズ社に照会しても10日現在、返答は届いていない。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100911/plt1009111312004-n2.htm
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