http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/681.html
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この高橋昌之氏が言う論説には感心させられる。民主の一年生議員は熟読をすすめる!
聞く耳持たぬ者は次が無いと心得るべし!!!
↑のスナップ?、、、パクリ目線ですね、、、(笑
【高橋昌之のとっておき】民主党は代表選で変われなければ政権失う
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100911/stt1009111800005-n1.htm
民主党代表選は14日、国会議員の投票と開票が行われ、新代表が決定します。菅直人首相と小沢一郎前幹事長の争いは激戦となっていますが、今回の代表選はだれが新代表つまり首相になるかということ以上に、民主党がいかに変われるかが同党にとっては重要なポイントであり、そこにこそ代表選の意義があると思います。
民主党は昨年9月の政権交代から1年がたち、政権政党としての真価が問われています。それがこれまでのような迷走続きでは、有権者に見放されるでしょう。民主党が代表選を機に変われなければ、政権を失うかもしれません。今回は民主党が変わるべき点を、私なりに整理してみたいと思います。
まず第1に、このコラムで何度も書いてきたことですが、民主党は党としての理念、基本政策を示す「綱領」を作るべきです。
代表選期間中、菅、小沢両氏の間では公開討論会や演説会などで、論争が繰り広げられてきました。オープンに、そして中身も政策を中心に行われてきた感じはするので、それは評価しますが、どういう国を目指すのかという大きな観点での議論は少なく、物足りなさを感じました。
同じ政党の党首選ですから、本来は同じ理念、基本政策にたって、具体的な政策論議が行われるのが当たり前ですが、民主党にはその前提となる理念と基本政策が確立されていません。有権者が政権政党としての民主党に不安や不満を感じているのもそのためです。
度重なる迷走にもかかわらず、各種世論調査で民主党の支持率が自民党を上回っているのは、まだ政権交代による政治の変化、政権政党として民主党が進化することにまだ期待している有権者が多いからでしょう。しかし、民主党がこのまま変われなければ、期待は失望になります。
民主党がぶれることなく政権を運営し、有権者が積極的に民主党を支持しようということになるには、理念と基本政策を示す綱領を作らなければなりません。綱領を作る過程では、党内で激しい議論が交わされるに違いありません。しかし、それを恐れていては民主党は本格的な政権政党にはなれません。代表選の結果いかんにかかわらず、綱領策定には取り組んでほしいと思います。
第2に、属人的な対立はもういい加減やめてほしいということです。民主党内を分析するときは、かならず「親小沢」か「反小沢」かという構図がついて回ります。今回の代表選も、その対決が源流にあることは否めません。
野党ならいざ知らず、有権者が政権政党に期待していることは、そんな属人的な問題ではありません。国家、国民のための政策です。それを打ち出すために、党が割れんばかりの議論を戦わせることは結構ですが、「だれが好きか嫌いか」で争っている姿にはうんざりします。
その対立のもとになっている小沢氏自身も、改めるべき点はあると思います。しかし、そんな次元で政治行動をとっている民主党議員も、自らの小ささに気づいてほしいと思います。
今回の代表選にあたって、菅、小沢両氏は「代表選後は挙党一致体制をとる」ことで一致して、選挙戦に突入しました。代表選後は、形だけではなく本当の意味で「挙党一致体制」にならないと、党は分裂状態が続き、政権運営が早晩行き詰まるのは目に見えています。最終的には政権を失うことになるかもしれません。
第3に、民主党は決して「政権維持」を目的化してはならないということです。民主党は「政権交代」を第1の目的にしてきました。しかし、有権者が政権を交代させたのは「政治を変える」ためで、それが民主党に与えられた使命のはずです。
しかし、現状をみると、「政治を変える」ことの難しさに直面して、それよりも政権を維持することを優先させているように思えます。これでは政権末期の自民党と変わりません。政権の運営の仕方を知っているということを考えれば、自民党の方がいいかもしれません。
つまり、「政権維持」が目的化した民主党には、何の魅力も存在価値もないのです。どんなに困難であっても、官僚主導から政治主導、国民主導の政治に変えることに取り組み続け、それに基づいた政策という結果を出すことこそ、政権交代で民主党に託された道です。その原点に返らなければなりません。
第4に、参院で与党が過半数割れしている中で、政権を運営していくには、野党の協力を取り付けることが必要です。衆参でねじれが生じた以上、野党はこれまで以上に対決姿勢で臨むと思われます。民主党はそうした対立を乗り越えられる政策を示して、野党各党と徹底した協議を行い、協力を取り付ける以外に方策はありません。
とくに日本が危機に直面している今、国民は国会に対して、与野党の足の引っ張り合いではない、政策中心の議論を求めているはずです。政権政党である民主党が、国民の支持する政策を出し、野党に真摯(しんし)な姿勢で協議を求めていけば協力を得られる可能性はあると思います。
それは政策ごとの協力から、さらに部分(パーシャル)連合的な協力関係、新たな連立や政界再編に発展するかもしれません。与党も野党も党利党略ではなく、国家、国民のための政策の実現が求められていますが、まずは与党である民主党にその責任があります。
最後にまとめとして、民主党議員に対して言いたいことがありす。それは「自らに与えられた歴史的使命を自覚して行動すること」です。今回の代表選を機に、民主党が政権を担うにふさわしい政党に変われるかどうかは、菅、小沢両氏だけでなく、それぞれの議員にかかっています。
「歴史的使命」とは国民のための政治とそれに基づく政策を実現することです。その使命を自覚できざず、民主党全体が変われなければ、最終的には政権を失い、政権交代後の民主党政権時代は「失われた時代」として歴史に刻まれることになるでしょう。
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