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日刊ゲンダイ 2010/09/09 掲載
2010/09/11(土) 00:02:09
[小沢一郎ネタ] 政治記者はなぜ小沢嫌いなのか<2>
新聞社のデスク段階でネジ曲げられる「小沢実像」
記者 「政治資金の問題は世論とのギャップがあるんじゃないですか」
小沢 「あなたたちの報道でしょ。でも、みなさんに理解していただけるように常日頃から努力します」
記者 「小沢さんは記者会見はサービスと言ったことがあるそうですが、いまでもそう思っていますか」
小沢 「サービスという言葉を曲げて取らないで。サービスとは私たちの義務だし奉仕ですよ。そういう意味で言ってるわけです」
小沢一郎が民主党の代表や幹事長を務めていたころの定例の会見でのひとコマだ。こんストレートな質問をコワモテの小沢に遠慮なくぶつけるのは、30歳前後の若い記者が多い。そのたびに小沢は真摯に答え、会見室の空気は決して悪くない。小沢のジョークに会場がドッと沸くことも多かった。
ところが、その記者たちが社に戻って小沢の主張をデスクに伝えると、こう言われる。
「お前は小沢を知らない。きれいごとを言っているが本音は違うんだ」
若い記者の報告は無視されるという。小沢パッシングの紙面が作られる背景にはこんな事情があるのだ。第一線の若い記者がいくら小沢の実像を上げても、社に陣取る古い記者やデスクがネジ曲げるというのである。
ベテランの政治部記者はこう言い放つ。
「いまの若い記者は、小沢さんの過去を知らない。だから小沢が語る政治理念を真に受ける。デスクたちは小沢の本質を頭に入れて記事を手直ししている」
だが、現場の若い記者はこうした先輩諸氏の姿勢に疑問を持つのだ。
「小沢さんが熱く語る民主主義や政治主導は筋が通っていると純粋に思う。でも、うちのベテランたちは、頭ごなしに小沢さんの話を聞こうともとない。我々としては不満ですね。今回の代表選でも、小沢さんはさまざまな政策を語っていて、菅さんを圧倒している。でも、デスクは『カネの問題は小沢に染みついている』とハナから決めつけていますからね」
自民党時代、血気盛んだった小沢に邪魔されたベテラン記者の「小沢アレルギー」は大きい。これでは国民に「小沢像」が間違って伝わるのも仕方ない。
(日刊ゲンダイ 2010/09/09 掲載)
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何度も紹介していますが…
その小沢はNHKの番組でこんなことを言っていた。
「ケネディの演説じゃないけど、国が何してくれるかじゃないんだよ。自分たちが社会のためにどういう働きをすることによって、より良い社会をつくるかというのが民主主義の基本だから、政治というのはその国民の委託を受けてやるだけ。日本人は僕は自立心が足りないって言っているんだ。自分たちで政権をつくったり代えたりすることができる権限を持っているのに、それを行使しないでぶつくさ文句ばっかり言ってちゃダメだと。自分たちで自分たちの生活をつくるんだ。そういう意識が今度の政権交代で芽生え、定着すれば僕の本懐」
ただの権力亡者ではない。戦後60余年。いまだに本当の民主主義が根付いていない日本にとって、この男は欠かせない政治家だ。(2009/11/09記事より)
そんな私も、自民党幹事長時代の小沢さんが大嫌いでした。
日本国民の敵、超保守主義者だとさえ思っていました。
しかし、この発言により小沢さんの見方が変わりました。
小沢さんが自由党を立ち上げた時の会見での発言です。
「新党立ち上げにより、全国各地を行脚した。そこで国民の皆さんに今の政治が苦労をかけていることがわかり、本当に申し訳ない気持ちになった。だから国民目線での政治を行う必要があると感じ新党を結成した。私のこれからの政治人生すべてをかけるつもりだ。」
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