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民主党代表選で、菅直人首相と小沢一郎前幹事長の両陣営は、態度を鮮明にしていない国会議員への働き掛けを中心に、議員票上積みに全力を挙げている。党員・サポーター票などで劣勢とみられる小沢陣営は、菅氏支持の議員の切り崩しを図っており、菅陣営は警戒を強めている。
当初は、約150人と党内最大勢力の議員グループを持つ小沢氏が鳩山由紀夫前首相のグループと連携し、議員票で大幅にリードするとの見方があった。しかし、予想外の接戦を強いられ、小沢陣営には焦りも見える。
「今度の選挙では公認しない」「(菅首相に投票すれば)どうなるか分かっているのか」。小沢陣営は、小沢氏が勝てば選挙での公認権や人事権を握ることを前面に出し、選挙に不安を抱える当選1回の衆参議員を中心に揺さぶりを掛けている。ただ、こうしたどう喝的な手法は陣営内でも「やり方が悪い」(中堅議員)と評判が悪く、中間派が小沢氏から離反すると懸念する声もある。
一方、菅陣営は「ほぼ菅氏支持」とみられる議員のつなぎ留めに重点を置く。「相手は独立した議員だから、個人の判断を尊重する」(副大臣の一人)というソフトな説得にとどめている。小沢陣営の締め付けへの反発が広がる中、一定の効果を上げているようだ。
小沢陣営の幹部は「48人差でリードしている」と議員票で強気の読みを披露。これに対し、菅陣営幹部も「菅氏は200人の大台に乗った」と打ち上げるなど、両陣営とも「勝ち馬」に乗ろうとする議員心理を当て込み、情報戦も活発化している。
態度未定の議員はなお約50人いるが、「小沢氏支持を表明すれば地元でたたかれるので、『隠れ小沢支持』議員は多い」と小沢陣営は読む。一方、菅陣営は「菅氏支持を公にすれば、小沢グループからにらまれるので黙っている」と見る。
こうした中、態度を保留していた旧民社党系グループが田中慶秋会長の見解として菅氏支持を表明。小沢陣営からは、劣勢を認め「胃が痛い」(中堅議員)と弱気な声も漏れ始めている。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010091000976
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