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公開討論会を聴いた結論では、対立軸は【消費税増税か否か】と云うことに収束した。財源論の時間が多く、小沢氏が財源を紐解いて説明するも、菅氏は無利子国債や国有財産証券化に対し否定的な発言ばかりで、財源は消費税増税、を負担と云う言い方で婉曲的な言い回しで言及するに止まった。
小沢氏が、無利子国債と非課税国債を混同しているのではないかと指摘したが、無反応だった。円高介入に対する対応も菅氏はシドロモドロで、結局、小沢氏の話を反芻するだけに止まった。よくこんなアホな人が、総理なのかと今日は驚いた。菅政権は、霞ヶ関のベルリンの壁を全く突破出来ていないどころか鳩山前政権より後退している。
結局、財源は財務省の振り付けとおり、消費税増税を、負担と云う言い方でごまかしているだけで、国民との約束を懸命に果たそうとする小沢氏に対し、菅氏は先の参議院選挙にまったく懲りず、消費税増税を財源にすると云う。その会見を聞いた自民党は、新三役の石原幹事長が、消費税では協力出来ると云い出し、これでは国政選挙に於ける審判が無に帰してしまうと呆れてものが云えなかった。
ここの調査でも、先の参議院選挙に於ける敗因は【唐突な消費税増税10%議論】にあったと過半が回答しているのに、その審判の結果も無視し、またもや消費税負担を云い出した。公務員制度改革の話も、行政改革の話も殆ど出ず、こいつらいったい国政選挙を何だと思っているのかと思った。
ここでは財源論についても、公務員制度改革で10兆円、特別会計運用益の繰り戻しで5兆円、大企業の消費税還付見直しで4兆円、租税特別措置見直しで1兆円、累進課税強化で5兆円、合計25兆円を提言している。
小沢氏が言う補助金の一括交付も、菅氏は「えーとか、あーとか」云うだけで終わり。これでは、政権交代に対する背信行為でしかない。経済もアジアの成長を日本の成長につなげていくと云うだけで全く具体策がない。そこで出た!「新成長戦略は突破口」と云う言葉。是は、あの小泉元首相が郵政詐欺選挙で、国民を騙した口上と同じ。
こんな空っぽな総理が続投するなら、経済は低迷し、自殺者が増大する鬱屈とした社会となるだろう。何しろ、何も具体的な中身が無いからだ。省庁一律カット10%の予算編成。法人税減税を先行し、やがて財源は消費税増税10%だ。皆さん、消費税増税は先の参議院選挙に於いて審判したのではなかったのか。(怒)
なのにへらへら居座って、またもや審判を受けたハズの消費税増税を云いだす。開いた口がふさがらないのは我々国民だ。マスコミの報道も出鱈目だ。札幌では、小沢氏のパンフレットはすごい勢いでなくなるのに、菅氏のパンフレットは殆ど受け取る人がいない。なのに集会参加者の支持は拮抗していると報じる。
この国には、よほど、国民主権を嫌う巨大な既得権益集団が巣食っているようである。村木氏には無罪判決が出されたが、マスコミは実は選挙期間中にさも巨大な口利きがあるかのように報じていたではないか。しかし結局、何も無かった。今回の公開討論会も立会い演説会の延長に過ぎず、菅直人氏側に何も具体的な政策は無かった。空っぽを評価しようがない。空っぽの総理をこれ以上続けてはいけない。したがって結論として小沢総理を支持する。
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