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8日に、受託収賄などの4つの罪に問われ実刑が確定した衆議院議員・鈴木宗男氏。 今年4月19日のNET-IBニュース主催シンポジウムでは、「私はこのこと(2002年6月19日逮捕)を堂々と言っております。国策捜査、権力闘争に巻き込まれました。政治資金は領収書を切ったお金です。しかも、OKを出したお金を後で賄賂だと言われたのですから、たまったものじゃありません。もし、この手法でやられるなら、政治家はみんな捕まりますよ。領収書を切り、届け出もしているのに、4年も5年も経ってから『あれは賄賂だ』『あっせん収賄だ』とやられたら、たまったものじゃありません。このことだけは覚えておいてください」などと発言していた。
鈴木氏の人柄については、評価が分かれるところだと思う。筆者も実際に鈴木氏へのインタビューの際、短い時間だったが直接言葉を交わすことができた。鈴木氏と深く関わった人物が抱く「恫喝」「汚職」というイメージとは裏腹に、こちらの質問に対しては意気軒昂で物事をはっきりと言いつつも真摯に答えていただいた印象がある。
「清濁併せ呑む」とは、まさに鈴木氏のような人物のことだ。地元・北海道をこよなく愛し、そこから最も近い国・ロシアとの折衝に尽力した。地元経済を発展させるために、政界で力を持ち、大きな事業をするにはどうしてもカネが必要だ。しかしその手段が間違っていた、というより図に乗り過ぎてしまったのではないか。それは本人の性質もあるだろうし、鈴木氏のカリスマ性と権力に魅かれて集まった取り巻きのおだてによるものとも言えるだろう。一方で、敵も多かった。
鈴木氏風に言えば、結果的には「国策捜査、権力闘争に巻き込まれて」実刑判決が下った。ただ、つけいる隙を与えてしまったのも事実。政界復帰できるかどうかはともかく、時代に翻弄されながらも歴史に名を残す政治家の1人になるだろう。
【大根田 康介】
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