http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/427.html
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■[民主主義の危機]竹内外務次官(当時)が、いま最高裁判所裁判官をつとめている意味=日本司法と行政官僚の癒着
<注記0>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100908
<注記>
右上の画像は『ポーランドの高校歴史教科書/現代史』(明石書店)の著者アンジェイ・ガルリツキ氏(元ワルシャワ大学教授、歴史家)
(プロローグ)
hanachancause 2010.09.04 20:02
やましいことない・審査会は素人、小沢・闘争宣言へ法曹界が批判、
http://www.asahi.com/politics/update/0903/TKY201009030576.html←ならば審査会メンバー選任プロセスの公正(可視)化が必須!、また検察・裁判所の裏金隠蔽事案を“批判ナシで善し”と逃げまくる日本国・司法の公正原理の法学説的根拠は何処にあるかを述べよ!
hanachancause 2010.09.04 00:19
一般国民の主権尊重ならぬ主権者たる神格天皇との距離の近さをのみひたすら競い合う超時代錯誤的な官僚型支配原理へ対抗可能なのは演繹論理へ傾斜した良質の理念型精神(エトス)と帰納論理の効果的な協働である。http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100901 続く→
hanachancause 2010.09.04 00:19
続き→それは<人間(国民主権)のために役立つ一種の合理性の精神>であり、恰もそれは良質の哲学が要素還元主義の「科学の限界」を補う柔構造で安全な人間的アーキテクチャになり得るのに喩えることが可能だ。http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100901
(本 論)
今や民主党代表に「小沢or菅」のいずれが選ばれるかなどというレベルを遥かに超えた、まことに由々しき<日本司法(裁判官・検察官)と行政官僚の癒着>がその正体(実像)を現した。
つまり、それは『日本は三権分立だから行政と司法は無関係だと思っている善良かつ素朴な日本国民が多いなかで、実は裁判官・検察官・行政官には人事交流があり、彼らは日常のコンタクトも行っており、この日本の司法と行政が実は一体化している』という恐るべき姿こそが紛れもなく“民主主義国家を謳う日本”の実像だということだ。
・・・以下は[点描ポーランドの風景/ポズナン編、2010.7(ポーランドから衆愚政治に踊る日本への手紙)、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20100901]へのコメント&レスの転載。
・・・・・
toxandoria 2010/09/08 17:52 2010年9月01日 10:11:53: FMdMRKf5Fwより転載
民主主義の基本は、少数者(意見)の尊重にあり、その制度的保障は<「司法」の独立>にあると理解しています。
が、現状は全く逆の方向(“実効権力に支配された”多数意見が正しい)になっていることに、日夜忸怩たる思いにかられています。
毎年8月になると、「戦争体験を風化させない」式の「行事」が行われてきましたが、ここでも、今現在世界各地で戦争が行われていることには、ほとんど結びついていない(触れようとしない)のでは、「歴史」を知る意味は無いように思っています。
「教育(学習)とは受験勉強」という社会の当然の(仕組まれた)帰結ではないでしょうか?そこでは、自分の言葉とか意見は無意味なわけですから w.o
toxandoria 2010/09/08 18:04
ありがとうございます。
>毎年8月になると、「戦争体験を風化させない」式の「行事」が行われてきましたが、ここでも、今現在世界各地で戦争が行われていることには、ほとんど結びついていない(触れようとしない)のでは、「歴史」を知る意味は無いように思っています。
やはり、日本は現代的意味での民主主義の劣化が進んでいると思います。より良い民主主義を保持しながら、日々に少しずつでもその改善傾向を持続させるには受験勉強型の“念仏民主主義=民主主義のお題目だけを唱える民主主義”ではダメだと思います。
例えば、ポーランドの<シュラフタ民主主義の伝統>のような“歴史的意味での民主主義の理想”が現代の民主主義をも十分補完し得ることを知るべきですが、日本のメディアあるいはアカデミズムの主流が全くこの種の問題意識を重視する姿勢を放擲してしまった(あるいは、そのことへの感受性を失ってしまった)ことが問題です。
そのため、相変わらず、日本社会では小泉・竹中流の市場原理主義(弱肉強食型の机上の空論)の分霊が、例えば「アナルコキャピタリズム(無政府資本主義)、http://anacap.fc2web.com/」あるいは「ホロコースト否認論」のような新興カルトの形でトートロジーを繰り返しながら、次々と日本社会に出没し徘徊しています。
また、神格天皇の臣下たる証が“その神格天皇との距離の近さ如何ということに絶対価値を置く戦前型認証官モデルを実効権力の頂点(=司法(裁判官・検察官)官僚)である”とする中央官僚組織が政界と国民全般へ隠然と威圧感を与え続けています。
このような日本の実像を思う中で、アンジェイ・ガルリツキ著、渡辺克義・他監訳『ポーランドの高校歴史教科書/現代史』(明石書店)で理解できたのですが、今もドイツとポーランドの間で<歴史教科書対話>の努力が熱心に継続中であることを知り感銘しました。
toxandoria 2010/09/08 18:16
(参考)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_muneo_suzuki__20100908_4/story/gankou_4996747/より転載
>「民主主義の基本は、少数者(意見)の尊重にあり、その制度的保障は「司法」の独立にある」
・・・ということ(民主国家における司法の中立性)に全く逆行する出来事=【佐藤優の眼光紙背】なぜ最高裁はこのタイミング(9/8)で鈴木宗男衆議院議員 の上告を棄却したか?
9月8日午後、7日付で最高裁判所第一小法廷が鈴木宗男衆議院外務委員長(新党大地代表)の上告を棄却した。鈴木氏の弁護人は異議を申し立てる意向を表明しているが、過去の例でこの種の異議が認められたことはない。近く懲役2年の実刑が確定し、鈴木氏は刑務所に収監される。
最高裁判所は最高政治裁判所でもある。それは、2002年に鈴木宗男追放キャンペーンの中心に立った竹内行夫外務事務次官(当時)が現在、最高裁判所裁判官をつとめている事実からも明白だ。所属する小法廷が異なるなどということは、本質的問題でない。司法試験にも合格していないので、法曹資格ももたず、かつ極めて政治的動きをする人物を行政機関である外務省から受けいれている最高裁判所という組織自体が、「司法権の独立」という名目からかけ離れた組織だということを筆者は指摘しているのだ。
このタイミングで最高裁判所の司法官僚が鈴木氏の上告棄却を決定したことは、きわめて合理的だ。それには2つの理由がある。
第1の理由は、9月10日に大阪地方裁判所で行われる村木厚子元厚生労働省局長の裁刑事判で、無罪判決が予想されているからだ。そうなれば特捜検察は正義の味方であるという神話が裁判所によって覆される。当然、世論の特捜検察の取り調べに対する疑念と批判がかつてなく強まる。そうなると、「国策捜査」によって事件が作られたという鈴木氏の主張を完全に無視することができなくなる。
第2の理由は9月14日の民主党代表選挙で小沢一郎前幹事長が当選する可能性があるからだ。最高裁判所の司法官僚にとっては、これも頭痛の種だ。小沢氏は鈴木氏の政治的能力を高く評価している。そもそも鈴木氏を衆議院外務委員長に抜擢したのは小沢氏だ。小沢政権になれば鈴木氏が政府の要職に就くなど、政治的影響力が高まるのは必至だ。そうすれば排除が困難になる。
この結果にいちばん喜んでいるのは外務官僚だ。鈴木氏が収監されることにより外交機密費(報償費)の不正使用や、外交秘密文書の破棄に対する責任を追及する政治家がいなくなると外務官僚はほっとしている。しかし安心するのはまだ早い。鈴木氏は小沢氏に外務官僚に関するヤバイ情報をすべて引き継いでいるはずだからだ。
いずれにせよ、今回、最高裁判所が鈴木氏の上告を棄却したことは、普通の国民の目には見えにくいが、「誰が日本国家を支配するか」を巡って、資格試験に合格したエリート官僚と国民によって選ばれた国会議員の間で展開されている熾烈な権力闘争を反映したものだ。(2010年9月8日脱稿)
【エピローグ画像】Yuko Kawai CHOPIN Etude in C minor Op.10 No.12
[http://www.youtube.com/watch?v=YLPNpdsjl3c:movie]・・・河合優子は、名実ともに日本を代表するショパンのスペシャリスト。愛知県岡崎市出身、ポーランド永住権を得て、現在ワルシャワを本拠地に活躍中。→http://www.concert.co.jp/artist/kawai/profile.html
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