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http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/society/story/08fujizak20100908011/
民主党代表選は、怪文書が飛び交い、スキャンダル暴露が続く、血みどろの戦いとなっている。こうした中、告示直前まで、菅直人首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)との激突回避に動き、党内外から批判を浴びた鳩山由紀夫前首相(63)が夕刊フジの独占インタビューに応じた。菅首相や小沢氏との会談の実態や、小沢支持を表明した真意、民主党の今後など、すべてを語った。
まず、鳩山氏に対して、国民が疑問・不満に感じているのは、告示2日前の8月30日夜、菅首相と鳩山氏が首相公邸で行った会談だ。一部では「一本化調整の過程で、小沢氏のポストも話し合われた」という報道もあった。鳩山氏はこれを全否定する。
「ポストの話など一切ない。間違った報道だ。私と菅首相との間では以前から『小沢氏との直接対決は避けた方がいい』という共通認識があった。党を二分する激しい選挙戦をすると、どうしても感情的なシコリが残る。民主党内にはマスコミを使って、同僚議員の足を引っ張る卑劣な議員がいる。菅首相からは何度も『力を貸してほしい』と言われていた」
「民主党にとって最優先すべきは、政権政党として、衆参ねじれや世界的不況に挙党一致でどう対処するかだ。私は、菅首相と小沢氏と相次いで会い、『トロイカ体制の再構築で激突を避けよう』という合意を取り付けた。30日夜、菅首相は『ありがとう』と私の手を強く握った。ところが、一夜明けると菅首相は変わっていた。周辺議員から、相当強い揺り戻しがあったようだ」
これと符合するのか、菅陣営の中核・前原誠司国交相(48)が告示直前、菅首相に対して、「小沢氏と妥協するようなら、(代表選に)自分が出る」とせまり、菅首相が一本化調整を断念したといわれている。告示後は目立った動きを控えていた鳩山氏も、7日午後の衆参当選1回議員20人との懇談で、「裏切られた。だまされる悔しさを味わった」と述べたとされる。
今回の代表選に際し、鳩山氏は当初、「菅首相を支持する」と語っていたが、途中で小沢支持を明言した。このことは、党所属議員や関係者、国民の間でも「どういうことなのか?」「理解できない」などと批判が多い。これについても、鳩山氏はこう説明する。
「あくまで、『現時点(=小沢氏が出馬しない時点)では菅首相支持』だった。菅首相は旧民主党結党時からの盟友であり、個人的な批判をする気はない。私としては、100年に一度という世界的不況を乗り切るには、官僚主導ではない新しい発想ができ、大胆に行動できる小沢氏がベストだ。親しい財界幹部の中にも『菅政権で大丈夫か?』『劇薬だが、小沢氏に期待したい』という人が多い」
「世論が小沢氏に厳しいことは理解している。ただ、菅執行部の3カ月を見てきて、参院選大敗の責任を誰も取らず、衆参ねじれを克服する策もなく、経済政策も『雇用、雇用』というだけ。このままでは、法案は一本も通らず、早ければ秋の臨時国会に、遅くとも来年の通常国会には政権は行き詰まる。歴史的な政権交代が無になる」
ただ、小沢氏の「政治とカネ」に対する逆風は強い。もし、小沢氏が首相になっても、国会は小沢金脈追及一色になるのではないのか。
鳩山氏は「小沢氏は覚悟して出馬した。国会論戦も堂々と受けて立つだろう。乗り切る自信があるから出馬したのだ」といい、こう続けた。
「小沢氏ほど誤解された政治家はいない。『剛腕』と呼ばれる政治手法ばかり注目されるが、彼は日本の将来を考え、米国や中国などの人々と草の根の交流を続けてきた。そういう人々が現在、各国で指導的立場に着きつつある。『日本改造計画』の後も、国家、国民のための政策も磨き上げてきた。国難の時は、より大きな理念を持ち、胆力のある人物に、国のかじ取りを任すべきだ」
それにしても、代表選は怪文書が飛び交い、スキャンダル暴露が続く、血みどろの戦いとなっている。「小沢代表、幹事長時代の『対策費』問題」「菅首相側近の仙谷由人官房長官(64)の事務所費問題」「小沢ガールズのスキャンダル」…。この醜さは、かつての政権政党・自民党をも上回る。
「情けないことだが、野党時代からこういう体質があった。私に対しても『鳩山陣営では金を配っている』などと、事実無根の中傷が流された。大変失礼な話だ。とても、同じ党の同志とは思えない。マスコミの格好の餌食となり、野党に材料を与えるだけ。私はこれを心配していた。民主党には大人になってほしい。自制心を求めたい」
ここまで、代表選がヒートアップすると、選挙後の挙党一致は難しいのではないか。将来、党分裂もあるのではないか。最後に鳩山氏に尋ねた。
「絶対に分裂させはしない。告示の直前、菅首相と小沢氏が会い、『どっちが勝っても協力しよう』と握手した。これは大きい。どんなことがあっても、それを実行させるのが、私の役割だと思う。自民党に政権を戻していいのか。官僚に好き放題させてもいいのか。両陣営とも熱くなっているが、時間をかけて修復していきたい」
[ 2010年9月8日17時00分 ]
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