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民主党代表選をめぐる首相、菅直人と前幹事長、小沢一郎の衝突回避に失敗した前首相、鳩山由紀夫。「ボクはいったい何だったのか」とぼやき、小沢支持を表明しながら代表選告示後は目立った動きを控えてきたが、7日、ついに動いた。(榊原智)
7日午後、衆院第1議員会館内の鳩山側近の前首相補佐官、中山義活の事務所。鳩山と当選1回の衆参議員20人が顔を合わせた。
テーブルの上にはペットボトルのお茶。検察審査会が審査中の小沢の「政治とカネ」の事件は“虚構”だとするジャーナリスト、鳥越俊太郎のコラムの写しが配られる。
鳩山は菅への怒りをぶちまけた。
「小沢さんはポストの要求をしていなかった。(8月30日夜の菅との会談で)『丸く収めましょう』と言って帰ったら、翌朝に菅さんは違うことを言うんだ。裏切られた。だまされる悔しさを味わった」
鳩山にしては珍しくクリアな物言いだった。
「小沢さんは米国とパイプがある。国会を乗り切れるのも小沢さんの方だ。自民党には小沢さんと協力するという人はいるが、菅さんでは協力できないと言っている。かじ取りは小沢さんに任せたい」
小沢の自民党への工作について、何か聞いているのだろうか、それとも口が滑ったのか…。
1回生が「菅陣営は、ポストをちらつかせて勧誘してきます」と言うと、鳩山は「それは良くない!」と言い切った。
それでも鳩山の動きにはちぐはぐさが漂う。呼ばれた20人のうち谷亮子、石井章、柳田和己ら15人以上は、もともと小沢支持で、小沢支持か菅支持か迷う中間派は4、5人。小沢支持を呼びかけるにしては、疑問符がつく人選だ。
鳩山は同日夜、東京・赤坂の中華料理店で開いた自らのグループの会合に小沢を招いた。出席議員は約90人。8月19日の長野県軽井沢町のグループ研修会に、小沢グループが合流して菅に圧力をかけた場面の再現を狙ったのは明らかだ。
小沢は出席議員に「力を貸してほしい。命を懸けて、皆さんの期待に応え、国のためにがんばる」と頭を下げた。
小沢に意外な人物から電話が入った。
「首相をやれるのは小沢さんしかない。私も一生懸命応援します」
電話の主は元首相、細川護煕だった。平成5年、非自民連立政権が誕生した際、細川を首班に担ぎ上げたのが、ほかならぬ小沢だった。
「非常時には常識を超えた発想が必要だ。だからこそ小沢一郎なんだ。一人一人に丁寧に訴えていく」
会合後、小沢と一緒にカメラの前に立った鳩山はこう述べ、2人は握手した。
菅は6日夜、再選すれば小沢を要職で起用すると示唆しながら7日には発言を修正した。世論調査で優位に立つ菅のおごりを敏感に感じている小沢は、鳩山の影響力を最大限に使うつもりだ。
ただ、鳩山は8日から11日まで、菅の特使として国際会議に出席するため訪露し、日本にはいない。
この日の会合には、鳩山グループにも所属しながら菅支持を表明している党副代表の石井一の姿もあった。石井は会合後、記者団に「鳩山の会と思って来たら、小沢の決起集会やないか!」と不機嫌そうに語った。
小沢陣営の演出に辟易(へきえき)とした様子の鳩山グループの一人は「うちは右向け右の集団じゃない。菅支持に回るのも結構いるよ」とつぶやいた。=敬称略
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