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たいへんお暑い中を、そして日曜日の貴重な時間を割いて頂いて、街頭にこのように大勢のみなさま、我々の立ち会い演説会にご参加頂きました。
このことをまずもって、わたくしからも改めて御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
今、日本は非常に内も外も、たいへん厳しい難しい時代になっております。
わたくしも、この代表選挙に立候補するにあたりまして、本当に、この難しい時代を自分が責任者として乗り切って行けるのかどうか?…国の最高責任者として、その責任を果たせるかどうか?…真剣に悩み、考えました。
しかし、困難な時代であればあるほど、難しい問題であればあるほど、やはり自分が先頭に立って、それを乗り越えて行かなければならない!…そういう決意のもとに、このたび代表選挙に立候補する決断を致しました。
どうか、みなさまの最後までのご支援ご指導をお願いする次第であります。
今回の選挙は、まさに今、管総理からもお話のとおり、また選管のみなさんからのお話のとおり、民主党の明日の代表であると同時に、内閣総理大臣を選ぶ選挙戦であります。
まさにみなさんの、国民のみなさんの生活を預かる立場になるわけであります。
日本はかつては、世界の先進国の中でも最も公平で公正で平等な国だと言われてきました。
それはトップクラスの位置づけであったわけです。
ところが自民党政権下で、特に小泉政権の下、まったく自由競争、無原則な自由競争の中で、本当に日本は不公正な、不公平な、不平等な歪な社会に、急速に陥ってしまいまして、今や世界の先進国の中で、ワースト4にまでなってしまいました。
これは、今管さんが言いましたように、60数年間に渡る自民党を中心とした政権が、本当に国民の生活に目を向けることなく、政策の立案やら、その実行やら、それを官僚に全て丸投げしてきた、自分たちは、長期の権力を、政権を守るために、そのことのみに専念してきたからであります。
しかしもちろん、これをですね、官僚が悪いんだ、官僚が怠けていた、そういう事で片付けるわけにはいきません。
官僚がそのような状況であることを、許して来たのは、まさに政治家自身なのであります。
わたくしたちは、そういう意味で、我々、自分たちが、政治家自身が、国民の代表として、自分の責任で、政策を立案して決定していく…そういう国民主導、政治主導の政治を作ろう、それによって、我々は去年の夏、皆さんに約束した政策を実行して行くんだ!…そういうことを皆さんに呼びかけまして、国民の皆さんから、政権を委ねられたわけであります。
ですから、私たちはこの約束を、一歩でも着実に、前進させ守っていかなければなりません。
それは当然のことだと思いますけども、みなさん、いかがでしょうか!?
たとえば、何か政策を我々がやると言うと、財源はどうするんだ?、どこから財源を出してくるんだ?…そういう議論がありまして、結局、財源がないから増税だ…こういう話になってしまうわけであります。
それでは、皆さんにお約束した我々の、約束と全く違う。国民の皆さんに噓をついたことになる。
我々は何て言って来たか?、選挙の時に。
行政の無駄を徹底的に省いて、その中から財源を見出して、そして我々の主張を実行すんだ!…こう言ってきたはずであります。
わたくしたちは、そういう意味で、本当にこの1年間、もちろん、容易いことだとわたくし言いません。
しかし、この1年間、本当にそういう国民のみなさんとの約束を、徹底的に実行できただろうか?…そのことを考える時に、特にですね、今年、予算編成…それは来年度の予算であります。
鳩山内閣の場合は、自民党が予算の骨格を作った、それを受け継いだ予算編成でありましたけど、今回は、まるまる民主党内閣の予算編成であります。
その予算編成の現実を見るときに、管総理もその他の大臣も、一所懸命頑張っておられることを、わたくし否定するわけではありません。
しかしながら、先般、今度の予算は一律10%、予算の歳出を削減するという閣議決定が出されました。
一律ですよ。
これでは、本当に国民のための予算を、増やすか減らすか、いらないものを減らすかということにはならない。
まさに、官僚主導の今までの自民党政権下と同じ手法、同じやり方の予算編成が行われようとしております。
わたくしは、ですから、これを変えなくてはいけないんだと、言うことを申し上げているわけであります。
どうかみなさん、そういう意味に於きまして、我々は国の仕組みから、行政の仕組みから変えるんだと…そのことを、皆さんにずっと、訴えてきた。
ところが、まだその基本的な仕組みは、何も変わっておりません。
予算編成も今言ったとおりでございます。
ですからわたくしは、この官僚支配が、中央集権がいけない…地域主権を、地方自治を確立すると、いうことならば、それなりの施策をやらなくちゃならない。
まず第一に何か?
なんで霞ヶ関のお役人たちが一番威張ってのか?
それはお金と、権限、権力を全部霞ヶ関で持ってるからであります。
これを、わたくしは直さなくちゃいけない。
特に地域主権、地域分権という以上は、お金と権限を地方に渡して、そして地方の皆さん、住民の皆さんの創意工夫で以て、そのお金を有効に使ってもらう。
そしてその地域に於いて、いろいろな地場産業、そしてまた雇用を産み出していく、そういう国のあり方に変えなければ、本当の日本全体の発展も、そしてまた雇用の確保も、できないと、わたくしはそのように考えております。
みなさん、そういう意味に於いて、まだ予算編成は大枠が、一律10%削減という大枠を決められてしまいましたけれども、しかしこれは、これからでも直す気になれば直せます!
お役所の言うとおり、今までと同じ、自民党がやってきたと同じようなやり方でやったら、直せませんけども、我々が本当に腹を据えて、自分の責任でやるんだという決意を固めりゃできるんです!
わたくしは、そういう意味に於きまして、本当に皆さんと約束した、国民主導の、すなわち国民に選ばれた政治家が、自分の責任で以て政治行政を断行する。
この決意を持たなければ、いつまでたって(も)口だけの政治主導、口だけの国民主導に終わってしまいます。
だから、だから役人に舐められてしまうんですよ。
わたくしは、そういう意味によって、オレが、最終的には総理大臣が、この政策については全責任を持つ!…オレが持つんだから、お前たち協力してやってくれ!…こういう政治をぜひとも実現したい。
そのように考えておる次第でございます。
もう、時間がなくなりましたから、最後に現在の経済、景気の問題について触れたいと思います。
管総理も、1に雇用、2に雇用、3に雇用、雇用が大事だということをおっしゃっております。
わたくしもそのとおりだと思います。
では、どうして雇用を安定させ、雇用を増大させるためには、どうしたらいいのかちゅうのが問題であります。
そのためには、まず基本的に日本経済を成長、景気を良くしなければなりません。
日本は今まで、アメリカと中国の成長に、外需に頼って、輸出に頼ってやってきました。
しかしながら、今アメリカの経済も、中国の経済もどうも、おもわしくない。
結果として、日本の経済が、見通しが全くたたなくなってしまう。
それは、本当におかしな話でありまして、外需頼みの経済ではなくて、内需で、国民の皆さんのお互いの生産と消費で以て、そんな高度成長ではないけれども、安定した成長のできるような産業構造に変えて行くと言うことが大事であります。
ですから、そのためには、今申し上げましたように、いわゆる我々が言っている最大の、官僚政治を直す、最大の方策でもある、自主財源として、色んな補助金、無駄な補助金を含めて、地方に全部、補助金をまとめて、交付金としてあげる…そういうことによりまして、新しい地場の産業、あるいは、福祉産業等、成長産業も含めて、地域の活性化を行っていく。
これがわたくしは基本的に、日本の経済のあり方だと思っております。
しかしこれにはまだ、時間がかかります。
今すぐ、そう出来るわけではない。
とするならば、今の景気を持ち上げるためには、どうしても財政、国家財政の出動が必要であります。
今年度の予算で、2兆円の景気対策費を積んでおります。
ところが、今の管内閣、政府におきましては、その半分の9200億円の景気対策費を執行しようという考え方であります。
どうして今、この大事な時に、思い切って、どうせ予備費としてきちんと計上しているわけでありますので、2兆円そのものを、予備費として、予備費を投入していく、それによって景気を底上げしていく、わたくしはそういうような考え方を大胆にとっていくべきだと思っております。
またひとつは円高でございます。
円が高くなると言う事は、日本の実力が評価されることですから、長期的には悪いことじゃありません。
しかし今のように急激に円高が進むとなると、本当に大企業はリスクヘッジしてますから大丈夫ですけど、社員や、あるいは下請けの中小、零細企業にその皺寄せが来てしまいます。
だからわたくしは市場介入を肚に入れてやるべきだ。
それから、市場介入だけでは足りない。
円高のメリットを利用して一番今、海外で、日本が、資源のない日本が海外の資源に投資するチャンスなのであります。
だから、これは10兆円、20兆円という単位のお金です。
これを積極的に政府が主導して、わたくしは投資をするべきだと考えております。
そういうような事を通じまして、本当に国民の生活第一、国民の生活に目を向けた政策と政治を実行して行きたい。
わたくしは、ことことを、去年の総選挙で約束した事を、国民の、皆さんの生活を守るために、わたくしの全ての政治生命を賭けて頑張りたいと思います。
どうか皆様の最後までのご支援ご指導を戴きますよう、心からお願い致します。
本日は誠にありがとうございました。
ありがとうございました。
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