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産経新聞 9月6日(月)7時57分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100906-00000107-san-pol
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題が争点となる同県名護市議選(12日投開票、定数27)が5日、告示された。名護市辺野古(へのこ)への移設を決めた5月の日米合意後、初めて地元住民の民意を問う形となり稲嶺進市長が移設反対を主張する中、移設容認派がどう巻き返すかが焦点だ。11月28日には沖縄県知事選を控えており、名護市議選はその前哨戦となる。立候補を届け出た37人のうち、移設反対を訴える市長派は18人で、容認派を含めた反市長派が17人。過半数の14議席をめぐり告示前から激しい選挙戦を展開している。
ある保守系元県議は「市議会は過去に移設容認の決議をしている。反市長派が過半数を獲得すると改めて移設容認を決議し、市長をリコールに追い込む可能性がある」と話す。移設実現に向け、地元の合意を取り付けたい民主党政権にとっては、反市長派の過半数獲得は大きな助け舟になる。
逆に市長派が過半数を獲得した場合、1月の市長選に続いて移設反対が「民意」となり、知事選の行方にも大きな影響を与え、日米合意が宙に浮きかねない。
(宮本雅史)
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