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れんだいこのカンテラ時評802 れんだいこ 2010/09/06 20:10
【「空いた口はまだ空きっぱなしだろうか」考】
朝日社説士の「空いた口」はまだ空きっぱなしだろうか。なしのつぶてのなので分からないが気になる。空きっぱなしだと、顎が外れはしないかとか、雨の日には困るだろうにと心配させられている。それはそれとして今度は毎日新聞を採り上げる。9.6日付け朝刊は、2面で山田孝男氏の「風知草」の「『剛腕』の先にあるもの」、8面で鳥越俊太郎氏の「またぞろ『制度とカネ』」の好一対評論を載せている。これを確認しておく。
山田氏は凡庸な切れ味の悪い政治評論することで知られており、毎日の人材逼塞ぶりを示している。こたびは民主党代表選挙論をものしているが例に漏れず俗っぽ過ぎる。あれこれ書いているが、何とかして小沢候補をとっちめようとする魂胆しか伝わらない。概要「小沢は田中角栄流の利益誘導政治の継承者であり、『古い政治』そのものと云うべきだろう」、「小沢の財源論は、案外平凡で説得力に欠ける」、「天下にケジメを示した幹事長が、アッという間に首相候補に返り咲く不思議」云々と揶揄している。
これを仮に山田見解と命名すると、山田見解は例の「空いた口が塞がらない」氏とほぼ同様の観点に立っていることが分かる。口先だけは達者らしく、手前のことはさて置いといて「案外凡庸」などと評している。凡庸士に凡庸呼ばわりされると、その凡庸はどういう凡庸になるのかなどと余計なことまで考えねばならない。世話の焼ける御仁ではある。
こういう御仁にあれこれ云っても詰まらないので結論だけ申しておく。ジャーナルとは、「田中角栄流の利益誘導政治」なる定説に対して、そろそろ見直すべきではなかろうかと述べるのを云う。小沢の財源論を凡庸と云うのであれば、どういう財源論が望ましいのかを述べるのを云う。小沢の代表選出馬を訝るのであれば、「返り咲く不思議」を考察するのを云う。山田見解は、そのどれもできず、見事なまでになぞっているだけではないか。「風知草」とある題名通りであるのかも知れないが、こういうのを卑怯姑息と云う。
これに対して、鳥越氏の「またぞろ『制度とカネ』」は、バサッと斬っている。「小沢を廻る政治とカネ問題」に対して、「事実関係について正しい知識もなく、ある種のレッテル張りに使っているケースが多くて不愉快」と述べている。或る日のテレビ朝日「スーパーモーニング」での生方幸夫議員と山口一臣・週刊朝日編集長の遣り取りに触れ、山口氏が概要「『政治とカネ』とあなたは言うが、被疑事実は何なのか知っているんですか」と踏み込み、ムニャムニャ訳のわからないことを述べ始めた生方議員に対して「生方さん、あの事件は虚構ですよ」と断じたことを紹介している。続いて、「捜査のプロ・東京地検特捜部が必死になって捜査して出した結論が不起訴」と云う重みについて言及している。「もし強制起訴になれば小沢氏も堂々と受けて立てばいいだけの話なのです」と評している。最期を、「空いた口が塞がらない」と述べた朝日社説士に対して、「あいた口がふさがらないのはこっちだよ。新聞は小沢氏が嫌いらしい」で締めくくっている。
れんだいこはこれまで、鳥越氏と筑紫哲也氏のイメージが重なって区別がつかなかったが、この評論をもって筑紫は筑紫、鳥越は鳥越と識別できたと思う。評価したいと思う。鳥越を見習って皆も、食うに困らないのだったら、云いたいだけのことは云わなくっちゃ。生きてると云う事はそういうことではなかろうか。
毎日新聞は、この鮮やかな対比評論を併載している。それで良い。山田見解だけ聞かされるのなら購読を止めようと思う。それにしても、山田孝男程度の「風知草」なら、れんだいこがいつでも代わって書いて見せよう。もじって「嵐血房」とでも題名にしよう。「嵐血房」ならこう書く。こういうのがそもそもの評論ではなかろうか。
「小沢は田中角栄流の利益誘導政治の継承者であり、『古い政治』そのものと云われ批判される。そろそろこの構図を疑惑すべきではなかろうか。田中角栄政治、利益誘導政治、古い政治の中身を精査し、引き継ぐもの、捨てるもの、高次にするものと仕分けすべきではなかろうか。全否定は何も生まない。そういう清算は歴史の冒涜ではなかろうか。「小沢の財源論は案外平凡で説得力に欠ける」と評する者も居る。勝手に云わせておけば良かろう。予算の組み立て直しと経費の大胆な見直しは政権交代時の公約である。公約である以上取り組むのが筋である。問題は、どこまで可能で不可能なのかにある。やってみなければ話になるまい。「天下にケジメを示した幹事長がアッという間に首相候補に返り咲く不思議を述べる論がある。しかしながら後継の菅政権が参院選でブザマな敗北をし、何ら責任を取っていない以上、党内の輿望を担って再登場したきた経緯に不思議はない。ここは一番、党内がどう反応するのか見極めたい。
2010.9.6日 れんだいこ拝
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