親分を決める選挙などで「勝ち馬に乗る」という行動は、その後の処遇とかを期待するなら一概に否定されるものでもありません。今回の代表選挙における民主党の衆参両議員もその例外ではないでしょう。問題は、遅くとも３年後には必ずある衆議院の総選挙と参議院の半数の改選です。

　その開票日に自分の名前に「赤い花」が貼り付けられるか否かは、議員として最大の関心事と思います。「今の時点で優勢」な代表を選ぶのは結構ですが、３年後に第一党の座を明け渡すかもしれない親分に付くのが、果たして得策でしょうか？　今の処遇と３年後の自分の首と、どちらを優先させますか？　本人は否定していますが、前科一犯に限りなく近い代表候補にもう一度賭けてみますか？

　選挙は個人の自由ですから、これ以上投票行動を誘導をするような発言は差し控えます。それから、野党との党首討論ではないし同じ党員なのだから、意見に似たところがあっても不思議ではありませんが、なぜか菅さんは歩み寄ってはいませんか？　討論会の数を重ねるごとに、争点が鋭角でなくなってきていると感じるのは私だけでしょうか？

　最後には対立点が「政治とカネ」だけになったりして・・。惨めですからそれだけはおやめになってください。でないと菅さんあなたが「民主党の破壊者」と呼ばれることになりますよ。
　

コメント
01. 2010年9月06日 09:27:48: HejJwkupBk 哀願ですか？庶民の方が、賢かったですね。世論操作も限界です。
02. 2010年9月06日 10:07:31: PNcKbcRHR6 「小沢側は参院選挙での敗北責任を主張するだろう。こちらは政治と金で対抗する。さすれば、足の引っ張り合い。そうなれば、マスコミがこっちの見方。てなわけで、勝てる」これが菅側の勝利への筋書きであったろう。 ところが、始まってみると、菅側のあれやこれやの挑発を一切相手にせず、小沢氏の主張は政策、政策の真っ向勝負。これがまた、まことに説得力がある。 緒戦早々で、菅側は戦術変更を余儀なくされた。いわゆる「抱きつき」である。小沢氏の主張にのっかってしまう。しかし、所詮付け焼き刃だ。浅はかさが見え見えなのだ。

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