http://www.asyura2.com/10/senkyo94/msg/183.html
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今回の民主党の代表選挙の構図は、菅直人の代理勢力=仙石由人官房長官らの小沢排除グループと小沢一郎の主導権争いであることがより鮮明になってきた。(以下、敬称略)
そもそもの争いの発端は、鳩山のカバ政権失脚の道連れを食らった小沢一郎の幹事長の退場から始まった。仙石官房長官を親分とする前原グループで固められた露骨な小沢排除は、用意周到・執拗なものであった。「小沢なんかいなくなればいい。」「小沢を追い出せ。」「世論は、小沢排除が圧倒している。」「小沢は、金のポストから外れれば、政治生命は、終わるだろう。」
菅直人は、上昇志向が強いが、周りは裸同然。民主政権誕生前までは、小沢、鳩山どちらに組するでも無かった。小沢の金を巡る報道の度に民主党の支持率が下がる。また、小沢の了解が無ければなにも決められないなどの世論を含めた批判を受けて、策士の仙石らが、小沢を排除すれば民主政権の支持率が上がることに目をつけた。仙石らは、菅直人が棚ボタの首相の座についた途端、菅に入れ知恵し、公権力の座をフル活用した徹底的な小沢排除路線を突っ走った。
【小沢一郎の自陣に満ちた力強い訴えが際立った9月4日新宿】
http://www.ustream.tv/recorded/9340470
これには、民主政権の陰の立役者である小沢一郎も激怒したに違いない。鳩山がこけて、参謀級の後継者を育成していなかった小沢一郎は、満身創痍でやられっぱなしでは、プライドが許さないだろう。このままでは、民主党に居場所が無くなるどころか、政治生命も絶たれてしまう恐怖を感じたのだろう。
小沢の代表選挙への出馬を封じ込めるようなマスコミ操作は、どんでん返し。一番泡を食らい顔面蒼白になったのは、菅直人だろう。とにかく、上り詰めた首相の座を絶対手放したくない。3ヶ月で首相の座を追われるということは、最初から政権統率能力が無かったことの証明になる。
野党時代は、首相が代わったら、国民に信を問うように、繰り返した僅か1年前の菅直人の姿は今は無い。参議院選挙敗北後の、チック症のように目をバチバチさせ、どこかきょろきょろとし、自信を失った国会答弁の姿は、首相の座を失うことへの恐怖心がにじみ出たようだ。
小沢排除で、世論の支持を上げれば、政権は安泰のはずだったが・・・ありえないと思った小沢の出馬。菅直人は、首相の座から滑り落ちる悪夢と恐怖で夜もまともに寝られないだろう。
それは、さておき、最終的な勝敗を決するのは、議員票の獲得で間違いないだろう。基本的に党員サポータは、国会議員の支持者が多いことから、最終的には、国会議員の意向に沿う形になると考える。つまり国会議員は「自らの2ポイントと各小選挙区に割り振られた1ポイントの計3ポイントを持っている。」と考えるべきだろう。
党員・サポーター数は全体で34万人余りでも、各小選挙区別に見ると、282人(沖縄2区)から2937人(岩手3区)と開きがある。多くても少なくても1ポイントにかわりない。人口・有権者に関係ないとするなら、大手新聞の世論調査は当てにならない。
基本的には、国会議員票を、10票でも、20票でも多く確保した陣営の勝ちということになる。小沢は、衆議院選挙で317議席獲得した時、サポートの獲得にも1000人前後獲得するように大号令を発している。大手新聞社並び保守・右翼系新聞の産経までが小沢の終焉を期待しているが・・・・・。
ここまで菅直人、仙石らの小沢に対する人格攻撃のえげつなさをみれば、当てにならない世論より、議員は、恩義を大切にする心ある人も多いだろう。それらを考えるなら、党員サポータ票も5分5分とみるのが正しいかもしれない。さらに、菅は、首相になったところで大幅な人事刷新は出来ない。今回の選挙戦での借りが多すぎる。新たなボスとを求める無名議員は、小沢に賭けたほうが、チャンスも大きい。よって小沢の優位は、簡単に動くようには思えない。あと10日間で菅政権が崩壊する可能性は極めて大きいと見ている。
菅直人や仙石らの前原グループは、真に小沢政治から脱却したいのなら、菅が繰り返し主張したように、首相が交代するなら解散総選挙して、国民の信を問うべきだろう。風見鶏のようにいいとこ取りする菅政権では、この国は、持たない
http://net-news-jp.jugem.jp/?eid=1098
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