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大阪地検特捜部のでっち上げ強制捜査で逮捕・起訴された村木厚生省元局長の第一審判決は9月10日大阪地裁で言い渡されますが無罪が確実です。
村木厚生省元局長は一貫して無実を主張してきましたが大阪地検特捜部は「虚偽有印公文書作成・同行使罪」で164日の長期拘留を課し1年6か月を求刑したのです。
公判の中で検察側証人として出廷した元部下の上村被告は「村木さんの指示で偽の証明書を発行したと供述したのは検察に強制されられたから」と検察の描いた構図を覆す証言をしたために裁判長は検察側証拠をほとんど採用しませんでした。。
大阪地検特捜部がでっち上げたこの「郵便不正事件」は、東京地検特捜部がでっち上げた「西松建設偽装献金事件」や「陸山会土地購入事件」と全く同 じ目的と構図を持っています。
時の麻生首相と森英助法相はその年の秋に予想される総選挙で民主党政権による政権交代が起きて小沢首相が誕生するのを是が非でも阻止する目的があったのです。
麻生首相と森英助法相は検察に対し「指揮権発動」を行い強制捜査を命じて民主党に対する「政治弾圧」を強行したのです。
もし小沢前幹事長が来る9月14日開票の民主党代表選で菅首相に勝ち小沢政見が誕生すれば、この間の一連の「政治弾圧」の真実が暴露され企画したも の、命令したもの、実行したもの、世論誘導したもの(政治家、検察官、警察官、大手マスコミ関係者など)はその罪を追及され処罰されることになるでしょう。
本日(9月5日)朝日新聞に掲載されました村木厚生省元局長のインタビュー記事を以下に転載しますのでお読みください。
「否認を貫けたのは、娘2人の存在があったから。自分が頑張れない姿を見せてしまうと、「2人が将来つらい経験をした時にあきらめてしまうかも」と思ったのです」と村木さんが述べておられます。
これを読んで思わず涙が出ました。
検事の拷問的取り調べと長期拘留に耐えて無実を貫き通した村木さんもえらいが、彼女を支え続けた3人のご家族もえらい。
▼ 検察捜査は「魔術のような怖さ」村木・厚労省元局長語る
2010年9月5日 朝日新聞
http://www.asahi.com/national/update/0904/OSK201009040094_02.html
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で起訴され、無罪を主張している厚生労働省元局長の村木厚子被告(54)が10日の大阪地裁での判 決公判を前 に、朝日新聞の単独取材に応じた。
164日間の逮捕・勾留(こうりゅう)中に検事とのやり取りを記したノートなどを手にしながら、「(公判で は)やれるこ とをすべてやった。真実は強いと思っています」と今の心境を語った。
元局長は昨年6月、自称障害者団体が同制度を利用するための偽の証明書を発行するよう部下に指示したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容 疑で大阪地検 特捜部に逮捕された。
元局長と弘中惇一郎・主任弁護人から判決前の記事化について承諾を得た上で、2日に埼玉県内の元局長の自宅で取材。元局 長は容疑者自 身が取り調べ状況などを記す「被疑者ノート」などの記録をもとに振り返った。
■大阪地検特捜部の捜査について
取調室は私、検事、事務官の3人。そこで、検事は特捜部が作った私が知らない事件の「ストーリー」を繰り返しました。途中で「そうかもしれ ない」と思い、自信を持って否定できなくなる。「魔術」にかけられそうな怖さがありました。
取り調べが始まって10日目、検事があらかじめ作った供述調書を持ってきました。それには、これまで言ったことがない元上司や部下の悪口が 書かれていました。「こんなものにサインできない」と断ると、検事は「私の作文でした」と認めました。
逮捕から6日後の昨年6月20日の取り調べでは、検事に「容疑を認める気持ちはないか」と説得され、さらに「執行猶予付き(の有罪判決)な ら大したこと はない」と言われた時は、怒りで涙が出ました。「一般市民には犯罪者にされるかされないか、公務員としてやってきた30年間を失うかどうかの 問題だ」と訴えたことも覚えています。
私の指示で偽の証明書を発行した、と捜査段階で説明した当時の係長(上村勉被告、同罪で公判中)らを恨む気持ちはない。逆にそういう調書を 作った検事が 怖い。公判では、凛の会側から証明書発行の口添えを依頼されたという国会議員が、その日に別の場所にいたことも明らかになりました。私たちは 検察を頼りに しているし、必要な組織。捜査のプロとしてきちんとやってほしかった。
■164日間の大阪拘置所生活
朝晩の点呼の時は自分につけられた「13番」と答えました。昨年6月14日の逮捕の翌日、容疑者が裁判官の勾留質問を受けに行くための専用 バスに乗る際、初めて手錠と腰縄をつけられました。腰縄をきつく締められた時、「これが犯罪者の扱いなんだ」と感じました。
拘置所では約150冊の本を読みました。朝と夜に聴けるラジオでは、頻繁に児童虐待事件のニュースを耳にしました。そのたびに(雇用均等・ 児童家庭局長だった自らの立場から)「何とかしたい」と思いました。
家族との接見が禁止されている時は弁護士が何度も接見室を訪れ、アクリル板ごしに「しっかり心をもって」「100%信頼しています」などと 書かれたり、 夫(56)と長女(25)、次女(19)が並んだ写真が張られたりした手紙を読ませてくれました。3人とは100回以上、文通もしました。夫と頻繁に手紙をやり取りしたのは初めてで、気持ちを伝えたい大切な相手だと改めて気づきました。
否認を貫けたのは、娘2人の存在があったから。自分が頑張れない姿を見せてしまうと、「2人が将来つらい経験をした時にあきらめてしまうか も」と思った のです。共働きだったので、娘と一緒にいる時間が少なくて、申し訳ないとずっと思っていました。今回はそんな2人に助けられたのです。大学受験を控えてい た次女は私と接見するため、夏休み中は大阪の短期マンションを借り、塾に通いました。
■判決前の心境
やれることは全部やりました。言えることは全部言いました。真実は強いと思っています。静かな、落ち着いた気持ちで判決を待っていま す。(板橋洋佳、平賀拓哉)
◇
〈郵便不正事件〉 障害者団体向けの郵便割引制度を悪用し、実態のない団体名義で企業広告が格安で大量発送された事件。大阪地検特捜部は昨 年2月以降、 郵便法違反容疑などで強制捜査に着手。自称障害者団体「凛の会」が同制度の適用を受けるための偽の証明書発行に関与したとして、村木厚子元局 長や同会の元 会長ら4人を虚偽有印公文書作成・同行使罪で昨年7月に起訴した。
捜査段階で元局長の指示を認めたとされる元部下らは公判で次々と証言を覆し、地裁は供述調書の大半を証拠採用しないと決定。立証の柱を失っ た検察側は6月、推論を重ねることで元局長から元部下への指示を説明し、懲役1年6カ月を求刑した。
(終わり)
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