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http://www.rfi.fr/moyen-orient/20100903-nucleaire-le-japon-adopte-nouvelles-sanctions-contre-iran
日本/核/イラン
記事発表:2010年9月3日金曜日
最終更新:2010年9月3日金曜日
核:日本、新たなイラン制裁を決定
RFI
米国・EU・カナダ・オーストラリアに続き、2010年9月3日、日本は新たなイラン制裁を決定した。制裁では、特に、テヘランの核計画に関連した資産の凍結と、金融取引制限の厳格化が予定されている。制裁措置として、日本はイラン産原油の輸入制限を検討していない。
RFI東京駐在記者フレデリック・シャルルの報告
イランの友人であり、イランを3番目に重要な石油輸入元とする日本は、新たな制裁により、イランとの関係を極力悪化させない道を探している。
日本の銀行は、イランの中央銀行が発行した国庫債券の購入や、イランの核兵器開発に繋がる可能性をもつあらゆる活動への融資ができなくなる。
日本はまた、イランのガス・石油への新たな投資をすべて中断する。これがおそらく最もこたえる制裁措置だろう。イランはガソリンの40%を輸入している。精製所の容量が足りないのだ。
テヘランが核武装をすると見なすリスクを取り除く
それでも日本は、イラン産原油の輸入制限は控えた。「我が国はイランと近い関係にある」と、官房長官仙谷由人は認識している。
日経新聞によると、両国の関係は近いので、日本がウランを濃縮してイランに供給し、イランがその核エネルギーを利用できるよう、日本は提案してきたが、それは同時に、テヘランが核武装をすると見なすリスクを取り除くことだった。
ヒロシマとナガサキの国である日本は、核兵器廃絶のために闘っている。例え、自国の安全保障のために米国の核の傘で守られているとしても、日本はイランを制裁するしかないのだ。
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(投稿者より)
イラン核疑惑に対する国連安保理の制裁決議に基づく、日本の追加制裁が3日に発表されたことを報じる、RFI(フランス国際ラジオ)サイトの記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。
「イランの核は平和利用のためのものだ。イランは核武装をしない。」と、イランは国際社会の場で発言を続けています。それに対し、米国やEUなどは、核武装の疑いを表明し続け、国連安保理の場で制裁決議に持ち込み、イラン制裁に踏み切りました。米国と親密な関係にあるイスラエルは、イランの核武装を見越して戦争を準備しているとの見方もあります。
一方、トルコを中心とした中東諸国や、ブラジルなどの南米諸国はイラン支持です。特に、ガザへの支援船に乗っていたトルコ人をイスラエル軍が殺害したことで、トルコとイスラエルの亀裂は決定的になりました。
そして、イランの核を巡るこの対立の陰で、ロシアや中国はしたたかに動いています。
日本は、対米協調が外交の基軸ですが、一方で、米国の圧力を受けながらもイランとの友好関係も維持してきました。今回の制裁措置は、日本が中立の立場を明確に捨てた、ということだと思います。下記の記事のように、イランは日本への報復措置を示唆し、一方、米国は日本に感謝する声明を出しました。流動的な国際情勢と、その中での日本の国益を考えるとき、追加制裁はするべきでなかったかも知れません。
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「日本の権益は報復対象に」 イラン制裁で現地通信社
2010/9/4 0:51
【ドバイ=松尾博文】イラン政府系のファルス通信は3日、イランの核開発問題を巡り日本政府が対イラン独自制裁措置を閣議了解したことについて「日本の権益はイランの行動の対象となるだろう」と報復の可能性を示唆した。これに関連し、ガイトナー米財務長官とクリントン国務長官は同日、「核拡散防止とイランの核開発阻止に向けた国際社会の努力において重要な前進の一歩を示した」と歓迎する共同声明を発表。まだ制裁を決めていない各国にも同様の措置を取るよう呼びかけた。
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(msn産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100904/amr1009040015001-n1.htm
日本のイラン制裁を歓迎 米2長官が共同声明
2010.9.4 00:14
米国のクリントン国務長官とガイトナー財務長官は3日、核問題を抱えるイランに対する日本政府の独自追加制裁を歓迎する共同声明を発表した。
共同声明は「核拡散とイランの核開発を阻止する国際社会の取り組みにおいて重要なステップとなる」とし、既にイランへの独自制裁を発動している欧州連合(EU)加盟国やオーストラリア、カナダ、ノルウェーと並んで日本を「責任ある国家」と評価した。
また、日本がイランと深い経済関係を持つことに配慮し「日本政府の決断が代償を伴うことは理解している」として謝意を示した。(共同)
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