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私は新聞を購読していないので、先ほど近所の図書館で今日の朝日新聞の朝刊を見た。社説についてはネットで見られるのですでに言及したが、改めてこの新聞を開いてみて驚いた。これってほとんど産経クオリティ!
1面は小沢が検察審査会について言及した部分に関するバッシング。どうやら記者クラブメディアは政策論争になると菅と小沢では歴然とした差が出るので(今日の街頭演説会でも菅直人は中身のない話に終始した)、この検察審査会による訴追の可能性に絞って小沢バッシングを始めたようだ(すでに書いたように社説もそうだった)。そして2面を見ると、「ニュースがわからん」というコーナーで以下のような記事が掲載されていた。まずはご一読いただきたい。
*****
剛腕小沢って言うけど、どんな腕力
水面下の多数派工作で局面打開。強引と批判も
アウルさん 小沢さんについて、みんな「剛腕」だとか「腕力がある」とか言うけど、どういう意味? ピッチャーでもないのに。
A うーんあらためて聞かれるとなあ……。たしかに「あの人は政策通だ」とか「発信力がある」とか「国民目線だ」とか、政治家を評価する言葉はたくさんあるけど、腕力や剛腕はちょっと質の違う物差しだと思うね。
ア 剛腕と言われたのは小沢さんだけなの。
A 朝日新聞のデータベースで調べてみよう。ふーん、この20年だと、他には亡くなった梶山静六さんくらいだ。そうか、2人とも剛腕首相とか剛腕大臣じゃなくて「剛腕幹事長」と言われたんだね。
A 梶山さんは自民党の国会対策委員長、幹事長として1990年代前半、今のように参院で大きく過半数を割る「ねじれ国会」を仕切り、PKO協力法などの重要課題を処理して剛腕と言われたんだ。小沢さんはその前の89年の参院選惨敗を受け自民党幹事長に就き、90年の衆院選に勝利して、そう言われた。
ア 不利な状況を跳ね返す力ということかな。
A よく言えばね。ただ、それを大方の予想に反する形で、強引な手法でやっちゃうんだ。93年の非自民政権誕生細川護熙首相擁立もそうだった。沖縄特別措置法をめぐる自民、新進両党の合意もそうだった。肝心な部分は密室で決めていたから、他の党とのパイプを使い、水面下の交渉で多数派をいつの間にかつくってしまう。それを「腕力」と言うなら、説明不足とか非民主主義的とかいった批判もつきまとうだろうね。
ア 剛腕というのはいい意味だけじゃないんだ。
A うん。今回の民主党代表選でも、「小沢さん、私たちを導いてください」と応援する若手議員たちの声が象徴的だね。どこへ導かれるかは別にして、小沢さんならこの衆参ねじれの難局を何とかしてくれるはずだ、と。
ア また連立組み替えや政界再編を考えているのかな。
A 小沢さんは日本記者クラブの討論会でそこを聞かれたけど、「代表になってからだ」とかわした。事前説明は必要なしというあたりが相変わらず「剛腕」だね。
(編集委員・曽我豪)*****
この記事を書いた編集委員の曽我豪といえば、文芸春秋の麻生太郎の原稿をゴーストした記者として有名な人物だが、さすがにあのアホー太郎の側近記者と言われただけのことはあって、記事全体に流れるいかがわしさ、卑しさのトーンは絶品である!
では、この記事の目的は何かというと、これはもうたった一つ、ただ小沢一郎を貶めるためでしかない。この文章の締めくくりである『事前説明は必要なしというあたりが相変わらず「剛腕」だね。』という部分、わざわざ剛腕という単語にかぎかっこをつけるあたりなんぞ記者の品性の下劣さの象徴だろう。もっとも書いているご本人はいたく満足しているようだから、さしずめ究極のマスターベーション記事である。
それにしても、、、
書く方も書く方だが、この原稿を掲載する神経が私には理解不能だ。いったいこの「記事」を掲載する必然性はどこにあるのか?この記事にあるのは徹底した誹謗中傷であり、自らの妄想にっよって作り上げた小沢一郎像を本物の小沢像と決めつけてせせら笑う姿勢である。にもかかわらずこのような「記事」を堂々と掲載しているということは、朝日新聞としてこれこそが読者に知ってもらいたい「情報」なのだろう。ま、それを掲載するのは勝手だが、ただしこれは断じてジャーナリズムではない。
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