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新ベンチャー革命2010年9月4日 前文転載
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/MYBLOG/yblog.html
1.民主党代表選:菅vs小沢対決、世論真っ二つ
2010年8月26日、小沢氏が9月14日の民主党代表選出馬を決めてから、ネット世論とマスコミ世論の乖離が際立っています。いくつかの調査で、ネット世論では80%から90%台で圧倒的に小沢氏出馬を歓迎し、小沢総理実現への期待が高いのに対し、大手マスコミ世論調査では60〜70%は、菅支持優勢です。見事に乖離しています。
ネットアクセス国民と、大手マスコミ依存の国民では、対小沢氏への見方がまったく異なることがわかります。ネット世論に関しては、ネットウヨのネット投稿も少なくないので、左右一定のバランスが取れているのですが、それでも圧倒的に小沢支持優勢です。一方、大手マスコミ主導世論はほとんどがアンチ小沢一色です。
その中で、8月28日の日経新聞には仰天しました。西部邁『小沢一郎は背広を着たゴロツキである』(飛鳥新社)の書籍広告がデカデカと出ています。この本は7月にでたようですが、高々3刷で、再広告を出しています。ちょっとクサイ。誰からかの飛鳥新社への広告出資があったのでしょう。小沢出馬への露骨ないやがらせです。
このタイミングで、このような下品な広告を平気で載せる日経新聞のセンスを疑います。これは、小沢氏にとって名誉棄損であり、立派な犯罪行為です。
また、元・東大全学連委員長で、元・東大教授の博識・論客の西部氏の了見を疑います。いくら、小沢批判者でも、自著にこんな下品なタイトルをつけられて平気とは、いったいどういう神経をしているのか、これで同氏は晩節を汚しました。
ちなみに、いつも得意気にテレビで政治解説している岸井毎日新聞主筆は、ネットは見ないと告白していましたが、同氏とならび、上記、西部氏も、グローバル情報満載のネットを見ないで、本を書いているようです。こういう人たちは、テレビでふんぞり返ってエラソーに吼えれば、吠えるほど、滑稽で見てられませんね。
2.朝日新聞に異変あり?
大手新聞、大手テレビ局は総じて、露骨なアンチ小沢であることが明らかです。それは、小沢氏が、アンチ・戦争屋(注1)かつアンチ悪徳ペンタゴン(注2)の最有力政治家だからです。
この見方から、悪徳ペンタゴン系マスコミの代表・朝日新聞の報道に大きな矛盾が起きていることがわかります。それは、同新聞の2010年8月29日付けトップスクープです。菅総理の懐刀で、民主党内のアンチ小沢派頭目・仙谷官房長官の政治とカネ・スキャンダル記事です。このスキャンダルは些細なもので、とても大新聞・朝日の一面トップ記事にふさわしくありません。この事件がもっと大きなスキャンダルの糸口なら話は別ですが・・・。問題は、アンチ小沢の急先鋒かつ菅支持の朝日がなぜ、菅総理の懐刀・仙谷氏の些細なネタで、菅氏の足引っ張り記事を仰々しく書き立てたのか、という疑問です。
3.日本の政治家失脚工作には二つのルートあり
そこで、筆者が推察するに、現在の日本において、政治家失脚工作には二つのルートがあるのではないかと考えます。
ひとつは、米戦争屋謀略部隊主導のAルート、もうひとつは、悪徳ペンタゴン日本人(官僚あるいは官邸)主導のBルートです。
Aルートの代表例、それは、親・戦争屋のはずだった安倍政権内の有力政治家失脚工作にあります(注3)。2007年夏、安倍内閣の政治家や関係者に次々、失脚工作が仕掛けられ、安倍内閣早期崩壊の要因になっていました。筆者の分析では、その仕掛け人は、米戦争屋謀略部隊ではないかと疑われました。親・戦争屋の安倍政権がなぜ?と疑問が湧きますが、戦争屋ボスは、小泉氏と比較し、気に食わない安倍氏のクビすげ替えを画策したのです。米国企業では、一般的に、雇われ社長のクビが簡単に飛びますが、これとよく似ています。つまり、日本をおのれの戦利品とみなす米戦争屋ボスの苛つきが、小泉政権後、安倍・福田・麻生・鳩山の短期交代をもたらし、今日に至っています。要するに、戦争屋ボスは小泉のような、彼にとってカワユイいいなり総理を求めていたのです。その意味で、小泉氏が米戦争屋を図に乗らした罪は極めて重い。筆者の属した米国組織での経験では、アメリカ人は実に図に乗りやすいと言えます。
ちなみに、戦争屋ジャパンハンドラー配下の謀略工作部隊は、日本の有力政治家のスキャンダル・データベースを用意しており、必要に応じて、いつでも、気に食わない政治家を失脚させられます。
次にBルートの代表例、それは、高橋洋一元・財務省官僚の失脚工作です(注4)。財務省の秘密をばらした彼は、財務省官僚とその東大同期の検察官僚に嵌められています。米戦争屋はおそらくノータッチでしょう。
いずれにしても、これまで、戦争屋と悪徳ペンタゴンは、WinWinの関係でしたから、AおよびBの相乗り失脚工作も多々あります。その代表例は、2009年2月、ローマG7における中川昭一・元財務大臣の失脚工作です(注5)。こちらは元ジャパンハンドラー・ロバート・ゼーリックと財務官僚と読売の共謀の罠に嵌められています(注6)。
4.菅総理の懐刀・仙谷官房長官失脚工作ルートは米戦争屋謀略部隊か
米戦争屋も悪徳ペンタゴン日本人も、もっともコントロールしやすい自民党政権がベストなのでしょうが、今の民主菅政権は、かつての自民党政権に近いわけで、すぐさま衆院総選挙がない現時点、戦争屋と悪徳ペンタゴンが、仙谷氏を失脚させなければならない理由はまったく、存在しないのです。したがって、仙谷氏の失脚工作仕掛け人は、アンチ菅総理ということになります。菅ヨイショの最右翼・悪徳ペンタゴンマスコミ・朝日新聞がなぜ、仙谷失脚工作の片棒を担ぐのか?
筆者の推論は以下の二つです。
(1)最近の朝日新聞のあまりの偏向ぶり、劣化ぶりにネット世論の批判が厳しくなっており、中立ジャーナリズムを装うための姑息な対策として、些細な仙谷スキャンダルを大げさに取り上げた。
(2)上記、米戦争屋(注1)の覇権がD系からJ系に交代、小沢支持であるJ系新ボスから、配下の戦争屋謀略部隊(宗教団体含む)に、民主内のアンチ小沢の頭目・仙谷氏への失脚工作が指令された。米戦争屋に従順な朝日は、やむなく、戦争屋(J系)に協力している。
いずれにしても、今回の仙谷失脚工作は、上記Aルートだと思われます。
元々、左翼系であった朝日新聞の政治記者連中も一枚岩ではないでしょうから、戦争屋覇権の交代にどう対応すればよいかに関して、社内コンセンサスはできていないと思われます。その証拠に、週刊朝日の山口編集長は朝日新聞本体に逆らって、堂々、小沢支持を表明しています。
5.悪徳ペンタゴンによる小沢攻撃が支離滅裂となる可能性あり
悪徳ペンタゴンの宿敵・小沢氏への失脚工作は、過去、上記のAルートとBルートの合作であったとみられます。なぜなら、小沢・鳩山政権時代、すなわち、米戦争屋がD系の時代には、戦争屋と悪徳ペンタゴン日本人の利害が完全一致していましたから。ところが、米国戦争屋覇権がD系からJ系に交代すれば、話は違います。
その意味で、今回の仙谷スキャンダル暴露は、AルートとBルートの利害が一致しなくなった証し、とみることができます。
今後、悪徳ペンタゴン内で小沢失脚攻撃を巡って、大混乱が起きるでしょう。面白くなってきました。大手マスコミ依存の国民多数派は、大手マスコミが支離滅裂となって、さぞかし戸惑うはずです。
注1:米国戦争屋(D系)とは、
デビッドRFが実権を握るRF財閥を頂点に形成されてきた米国の軍産複合体を指し、米国の軍産政官学に広く分布する米国覇権主義者で構成される。戦後日本は、米国戦争屋によってもっぱらステルス支配されてきた。米国寡頭勢力を構成する米国覇権主義者には他に銀行屋(欧州寡頭勢力含む)がいて、彼らは国際金融資本や米国中央銀行FRBを支配しているが、戦争屋に比べて、極東では中国に関心があって、日本支配への執着心が薄い。なお、戦争屋ボス・デビッドRFは、軍産複合体に加えて、金融機関も所有している。彼は元々、チェイス・マンハッタン銀行(現・JPモルガン・チェイス)頭取経歴の銀行家の顔ももっている。ところが2010年6月に、95歳を迎えて、デビッドRFの健康状態が悪化、米戦争屋覇権が、デビッドの甥・ジェイRF(銀行屋系)に移りつつあるとみられている。つまり、米戦争屋覇権は、D系からJ系に移る可能性が高まっている。なお、ジェイRF(RF4世)にとって、デビッドRFは亡き父(RF3世)の仇(かたき)である。
オバマ米民主党政権は、これまで米国主流であったデビッド率いるD系戦争屋(共和党系)というより、どちらかといえば米民主党上院議員・ジェイRF率いる銀行屋系に属しているが、D系戦争屋の謀略部隊から常時、監視を受けてきた。そのため、オバマ政権がD系戦争屋の意図に逆らうと、必ず何らかの妨害工作が行われ、その証拠はいくつも観察できる。しかしながら、米戦争屋覇権がD系からJ系に移れば、オバマ政権は実質的に、晴れて米国覇権全体を掌握できることになる。そうなれば、J系戦争屋の対日戦略は大きく変化する可能性が高い。
なお、日本において、ジェイRFとの太いパイプをもつのは、小沢氏やトヨタなど、一部に限られる。
注2:悪徳ペンタゴンとは、
元・早稲田大教授・植草一秀氏の造語である。日本に蠢く一部の(1)政治家、(2)官僚、(3)マスコミ人、(4)財界人を指し、日本国民の利益より、米国寡頭勢力(主にD系米戦争屋)の利益を優先する(あるいは優先させられる)買弁家的日本人、および(5)米国ジャパンハンドラー(買弁日本人をコントロールする戦争屋系米国人)を指す。彼ら悪徳ペンタゴンは、アンチD系戦争屋の小沢・鳩山コンビや亀井・国民新党を目の仇にしている。
日刊ゲンダイを除く日本の大手マスコミはことごとく悪徳ペンタゴン化していることが、2009年9月の政権交代によってあらわになった。それは、以下の背景を知れば当然である。
すなわち、戦後、GHQ占領時代、自民党および読売・日テレは、D系戦争屋の対外工作機関CIAによってつくられたという過去をもつ。また、戦後日本の大手マスコミを仕切る電通も、読売・日テレ同様、CIAおよびGHQのテコ入れでつくられているので、日本のマスコミは親・D系戦争屋となっている。そしてD系戦争屋のつくった自民党に経営人事を握られてきたNHKも、今は親・D系戦争屋となっている。
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