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(敬称略)民主党党首選が、注目の的になっている。金権疑惑の渦中にある小沢一郎が党首戦に出馬表明したからだ。巷間言われているその理由は、このまま何もしないでいれば求心力が低下する、反小沢派が小沢幹事長時代の党費の使途の詮索を始めた、党首となり首相に成れば起訴を免れることができる、などだ。
ところが、官房長官の仙石由人は、東大全共闘(法闘委)に仙谷ありと言われたほどのバリバリの左翼で、詭弁の才があり、狡猾で、陰謀大好きの男だ。
早速菅側が「小沢と党のカネをめぐる問題が近く週刊誌に出る」との情報をメディアに流した。そして枝野幸男らが、小沢の党代表、幹事長時代のカネの動きの洗い出しを進める動きを公表した。
この金の問題は以前、菅側議員にも小沢のカネが渡っていることが判明して、沙汰やみになったものだが、菅側も、このままでは小沢に負けるという判断から、なりふり構っていられなくなったようだ。
小沢側近の一人は「小宮山は小沢を泥棒呼ばわりしているそうだな。何かあるなら訴訟すればいい。できないなら小宮山は党を出ていけ」と言う。この醜聞作戦の仕掛け人は、おそらく仙谷由人、と見て間違いない。
というのも、左翼が、仙石のような陰謀好きの集団であるからだ。現に、ソ連でも、レーニン・トロツキー派は、少数派であったのにもかかわらず、陰謀によって党機関を乗っ取り、自らをボリシェヴィキ(多数派)と称して党の主導権を簒奪している。その後レーニンはこれまた陰謀によってトロツキーを追い払った歴史がある。
仙谷は、この左翼の遺伝子を引き継いでいる。醜聞作戦など序の口なのだ。政敵に対しては、容赦がない。彼らは、権力闘争は戦争と同じだと考えており、殺すか殺されるかだと考えているのだ。
仙石らに欠けているのは、国家・国民への忠誠である。昨日も書いたが、先に公表された「首相談話」は、「国際的に自国の立場を低くし」、そして「現在の自国民の自国への誇りを傷つけ」、しかも「自己弁護できない先祖と未来の世代の両方の評判を傷つける」ものだ。
馬鹿者どもの夢のあとが、国民の悲惨とならなければ良いのだが。
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【激突民主党代表選(産経新聞)】出馬表明いきなり蟄居…鳩山氏の動向注視2010年8月30日(月)08:00
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/snk20100830086.html
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