http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/840.html
Tweet |
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/
どうやら小沢一郎に対するスタンスについて、朝日新聞と産経新聞の「主張」とまったく同じようである。そういえば自民党と共産党もこの問題についてはタッグを組んでいましたね(w)まずは本日(9月4日)の朝日新聞の社説。
*****小沢氏とカネ―仮に訴追を受けたなら…
民主党の小沢一郎前幹事長が、自らの資金管理団体の土地取引事件で、検察審査会の議決により「強制起訴」となれば、訴追に応じると明言した。それ自体は、きわめて当然な判断である。憲法の規定で国務大臣の訴追には首相の同意が必要だ。小沢氏はきのうのテレビ出演で、首相になっても自らの訴追に同意し、裁判を「堂々と受け、潔白を主張したい」と語った。小沢氏の党代表選立候補には、「訴追逃れ」との見方がつきまとってきた。
選挙戦序盤のうちに、そうした批判を払拭(ふっしょく)しておきたかったのだろう。しかしながら、大きな問題はむしろそこから先に横たわっている。
仮定の話になるが、「小沢首相」が起訴されたとき、私たちは何とも異様な光景を目にすることになる。刑事事件の被告は、一審の公判には必ず出席しなければならない。判決の確定までは「推定無罪」の原則が働くとはいえ、私たち日本国民は裁判が終わるまで「被告席に立つ首相」をいただき続けることになる。そのような首相が諸外国とどうやって首脳外交を展開するのか。公判中に危機管理や安全保障に絡む緊急事態が発生した場合、どう対応するのか。
裁判闘争をしながら、最高指導者の重責も果たす。そんなことが現実に可能だろうか。小沢氏はこの間、検察の不起訴で「不正がなかった」ことが証明されたと繰り返してきた。しかし正確には、刑事事件として立件するに足る証拠が認められなかったということだ。
小沢氏のこれまでの説明には、腑(ふ)に落ちない点がたくさん残っている。
小沢氏は訴追を受ければ国会での説明に応じる考えも示したが、その前に、この代表選の中できちんと疑問に答えてもらわなければならない。4億円の土地購入の原資をめぐる小沢氏の説明は二転三転した。手元資金があるのに、利息を払ってまで銀行融資を受けるといった不自然な資金の流れについても、納得のいく説明はない。
小沢氏の了解なしに秘書が独断で処理したというのも、額面通りには受け取りにくい。そもそも、この問題に対する小沢氏の認識は甘いと言わざるを得ない。収支報告書の虚偽記載を、相変わらず「手続きミス」だと言っているが、収支報告書の記載が信用できなければ、政治資金公開制度の根幹が揺らぐ。
単なる形式犯ではない。今回の代表選では、カネと数の原理が幅をきかす「古い政治文化」の是非も重要な論点となる。説明責任を軽んじる政治もまた、古い政治である。小沢氏がまずここで疑問に答えなければ、せっかくの政策論争の機会も十分に生かせない。*****
なんだかもうアホらしくなってきたが、この社説に対する反論は「本のセンセのブログ」様の昨日のエントリーである「産経新聞の社説による小沢叩きの根拠には無理がある〜郷原信郎つぶやき編集」をご覧いただければ十分である。
昨年、3月3日の大久保秘書逮捕以降の政局を「あぶり出し」と命名したのは田中良紹であった。確かにこれ以降、そして今に至るまでマスメディアが大騒ぎをしている小沢一郎の「政治とカネ」なる問題は、どのメディア、どの記者がどれだけ偏向しているか、権力による世論操縦に荷担しているかをはかるリトマス試験紙となってさまざまな事実をあぶり出している。
一見、対立しているかに見える朝日と産経、あるいは読売、毎日、日経というすべての媒体が、根っこのところでは日本の権力構造と既得権益を守るためのプロパガンダとして、同じ方向を向きながら役割分担をしていたに過ぎないことが、ここへきてより鮮明になっている。その意味で、この民主党代表選の価値というのは日本の歴史に残るものだ。
まだまだこれから9月14日まで、メディアは総力をあげてデマゴーグをバラ撒き続けることは間違いない。私は最初はこれに対して腹が立って仕方がなかったが、こうなってくるとマスメディア(マスゴミ)も存分にやって欲しいと思うようになった。要はそれを一つ一つチェックして、どんどんネット上で晒していけばいいだけの話である。その意味でこの土日のテレビ、新聞の垂れ流す“ニュース”はとても楽しみだ。そして週明けの月曜日のTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」は↓のような内容だという。
*****
9月6日(月)8:30〜 「政界のご意見番・渡部恒三登場!」
民主党衆議院議員の渡部恒三さんをゲストに迎えます。ここでは、水曜日コメンテーター、ジャーナリストの田勢康弘さんも加わり、白熱している民主党代表選挙について様々な角度からお話を伺います。また、日本の政治を見続けてきた渡部さんならではの見方から、今後の日本政治の行方についてもお話頂きます。政界のご意見番の注目発言、お聴き逃しなく。*****
なんとも香ばしい番組宣伝に、私は放送が今から待ち遠しくて仕方がありません(笑)。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK93掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。