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某週刊誌で某B級ライター氏の記事を読んだ。もと大物政治家の秘書をしたことのあるこのB級ライター氏の記事を要約すると、日本が陥っている閉塞的状況も、記者クラブさえ解放されれば解決する。小沢は、菅総理と戦っているのではなく既得権益を守ろうとする守旧派と聖なる戦いをしているとのことだ。
この記事を読みあきれ返ってしまった。筆者殿は、我々保守派の人間が危惧することを1行たりとも書いていないのだ。小沢が総理になることで、外国人の地方参政権問題、日米同盟の消滅、中国・韓国への大幅譲渡による日本の権益の毀損等のもっとも大切なこと、日本が日本でなくなってしまう危惧に対して、B級ライター氏はまったく言及していない。
小沢が総理になれば、このB級ライター氏の仕事がしやすくなり、いいかもしれないが、我々国民にとっては災害である。小沢総理といえども、ネジレ国会を簡単に乗り切ることはできず、空転が続くだろう。小沢総理誕生で、逃す国益がどれほどになるだろうか?気が滅入ってしまう。
それでは以下引用部分はその記事の一部である。
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<引用>
アンシャンレジームと破壊者との最終決戦だ
民主党の小沢一郎前幹事長が民主党代表選への出馬を表明したが、マスコミの多<は「反小沢」対「親小沢」との}単純化した構図でみる。しかし、この戦いの真の意味は、既存の権カ構造保持者と化してしまった菅政権と、それら既得権を破壊しようとする小沢氏との"最終決戦"だということを忘れてはいけないのだ。
小沢一郎前幹事長の民主党代表選出馬について、多くのマスコミは「青天の霹靂」と書いていた、果たしてそうだろうか。実は、小沢周辺の動きを取材していれば、今回の出馬はかなりの確度で予測できたものだ。それはラジオ番組やウェブ連載で筆者も指摘してきた通りである。
詳細については後述するが、今回の菅首相対小沢氏の戦いを、民主党内の単純な政争だと片づけるのは早計に過ぎる、小沢氏が挑むのは、反小沢の御旗を掲げ、「政治とカネ」で対抗する菅政権ではなく、1955年以来、変わらず日本を支配してきたアンシャンレジーム(旧制度)、つまり権力構造そのものだからだ。
(略)
小沢氏が「五つの約束」を世に出した当時、これに驚いたのが霞が関官僚たちであった。一般会計と特別会計を合わせた200兆円を超す予算の総組み替えは事実上、官僚から予算編成権成権を奪うことで、霞が関全体の再編につながる大改革である。
また、記者クラブの開放は、新聞テレビが独占的に得て きた政府からの情報を奪い、官僚の情報コントロールを不能にするという大きな意味がある。
すなわち、小沢氏が政権を掌握してやろうとしていることは、官僚組織と記者クラブメディアが一体となった「官報複合体」の解体であり、まさしく日本の古い権カシステムを破壊する「革命」といえものだ。それゆえ、今から代表選の行われる9月14日に向けて、記者クラブを中心とした旧メディアは既得権益を守るために大々的な小沢批判キャンペーンを繰り広げるに違いない。つまり、小沢つぶしは、合理的な判断や取材結果に基づいたものではなく、古き権力側の自己防衛に過ぎないのである。
(略)
菅内閣は首相ポストに居座り続けるためには霞が関や記者クラプを敵に回すべきではないと判断した。安倍晋三氏以降の歴代首相と同じように霞が関の権益を守るために各省庁から官邸に送り込まれた官邸官僚の巧妙なスピンコントロール(情報操作)の術中にはまってしまったのだ。
合理的でありながら原理主義者の顔を持つ小沢氏にとって、変節した菅首相の続投は許し難いというわけであるとはいえ、いくら大義名分があるからといって、小沢氏は自民党時代からそうだったように自分の一存だけで動くタイプではない。今回の出馬にあたっては、小沢グループの親分として、これ以上、子分ともいうべき側近たちの窮状を看過することができなかったという事情が大きかった。
菅内閣は、約14億円の官房機密費や約170億円の政党助成金といった巨額のカネを官房長官に仙谷由人武、党幹事長に枝野幸男氏を就けることによって握った。反小沢の急先鋒であるその二人は容赦なくカネとポストの両面で小沢グループの着手議員を干上がらせた。もともと小沢側近の多くは2年後の代表選に勝負をかける腹づもりだったのだが、予想以上の厳しい締め付けに2年後には新人議員の約160人も菅首相側にもっていかれてしまうという不安にかられるようになった。ゆえに「座して死を待つ」よりも「決起」を、親分である小沢氏に求めたのである。
(略)
週刊朝日誌上の検察批判キャンペーンで筆者も再三指摘してきた通り、そもそも小沢氏の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件は、政治資金収支報告書の虚偽記載に過ぎなkそれをあたかも談合や贈収賄のごとく扱い、検察による元秘書ら3人の逮捕にまつたく疑問を挟まない記者クラプメディアの論理はあまりに無理がありすぎる。
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<Ddog批評>
なーんだ、B級ライター氏によれば、小沢が決起したのは、日本国の窮乏を救う目的ではなく、配下の議員の窮乏を救う為だそうだ。大笑いだ!こりゃ駄目だ!
単なる内ゲバの話を、『小沢つぶしは、合理的な判断や取材結果に基づいたものではなく、古き権力側の自己防衛に過ぎないのである。』ジハード(聖戦)と宣伝するプロパガンダもいいところだ。それに加え、自分の目的である記者クラブ開放を正当化する抜け目無さ・・・さすが元議員秘書である。
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<引用>
小沢側近議員が新人に現金配り
小沢氏にしてみれば、西松建設事件で大久保秘書が逮捕された昨年3月以来、検察の捜査には3回の事憎聴取を含め全面的に協力しており、東京・赤坂や岩手・水沢の個人事務所の資料も提供し、週1回の記者会見にもフルオープンで応じてきたという目負がある。さらに政権交代が確実となった昨年5月に首相の座を目前にしながら党代表を辞め、今夏の参院選を控えて幹事長職も辞した。政権交代後、自分に都合のいい法務大臣を送り込むこともできたはずなのにそれすらしなかった。
こうした譲歩にもかかわらず、検察と司法記者クラプの官報複合体による小沢攻撃はやむ気配はなかった。よって小沢側近内には「もはやこれ以上、検察に譲歩しても意味がない。玉砕覚悟で総力載に打って出よう」という殉教者気取りの精神が蔓延し、グル-プ全体が主戦論に傾いたのである。それが8月中旬のことであった。
8月19日、小沢氏が軽井沢の鳩山由紀夫氏の別荘を訪れたのは、こうした声に背中を押されてのことだった。これ以上、自分の「使徒」たちから「殉教者」を出すわけにはいかないという浪花節的な感情が小沢氏に働いたのである。
(略)
新進党時代、筆者は小沢側議員秘書として党首選を戦った。その際、サポーター票の代筆という規約破りともいうべき手法を全秘書に命じてまで勝利する執念を間近で見た。今回の立候補表明までに、小沢側近はすでに3桁の所属議員の署名を集めたとしている。その直後には側近議員が1年生議員を集めて現金を配っている。
その際、口約束では足りず支持署名にサインさせている。
こうしたやり方は自民党経世会時代となんら変わらないが、所詮、政治は権力闘争だ。与党第1党の代表はすなわち内閣総理大臣になる可能惟が高い。公選法が適用されない代表選では、当然といえば当然の振る舞いかもしれない。
小沢氏は、出馬すべきではないとする世論調査の動向は気にしていないだろう。
たとえばテレビ、新聞といった記者クラプメディアの世論調査の中には次のような聞き方をするものがあった。「いま政治とカネを巡る問題が焦点となっています。そうした中で民主党代表にふさわしいのは誰か」これで「小沢」と答える人はさすがに少ないだろう。
こうした誘導尋問の結果、反小沢の世論が作られる。その証拠に一方で、ネット調査(ヨミウリ・オンライン、スポニチ・アネックス)では7割以上が小沢出馬に賛成というまったく逆の結果が出ている。
インターネットや雑誌など記者クラブに属さないメデイアが拾う世諭は必ずしも大メディアのそれと一致しない。それゆえに小沢氏もテレビ、新聞の世論調査を意に介さなくなったのである。
(略)
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<Ddog批評>
この筆者は馬鹿じゃないか?『新進党時代、筆者は小沢側議員秘書として党首選を戦った。その際、サポーター票の代筆という規約破りともいうべき手法を全秘書に命じてまで勝利する執念を間近で見た。』現金を配ったり、小沢はルールを破ってまで勝とうとする男ですよって宣伝している。・・・小沢の足を引っ張っていることに気がつかないのか?これは、反小沢宣伝だ。これじゃ、ルールを守らない小沢は、「やっぱり不当な政治献金で土地を買ってもおかしくはない」皆そう思うだろう。
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<引用>
政界再編も党分裂もありえない
2003年の民由合併は菅代表(当時)と小沢自由党党首の間で成ったが、実は前述したように、その前年から鳩山ー小沢の間で秘密裏に進められていたものだ。だが、それを察した菅、仙谷、枝野氏らが「小沢と一緒になるなどとんでもない」と猛反発し、その責任をとる形で鳩山氏は代表の座を引きずりおろされたのだ。ところが翌年、新たに代表に就いた菅氏白身がその小沢と組み、民由合併に至ったのである。
(略)
現在の民主党の基盤を築いたのは菅氏ではなく、劇薬である小沢氏を引き込んだ鳩山氏であり、小沢氏はその点を説得の材料に使ったのだろう。だからこそ、鳩山氏は突然、8年前のことを持ち出したのだ。
さらに鳩山前首相にしてみれば、菅首相は鳩山内閣が推し進めた改革をすべて転換させてしまった張本人である。
小沢支持に転じたことで「鳩山はぶれた」と多くのメディアは批判するが、鳩山氏にしてみれば、ぶれたのは菅首相の方であり、自分こそが民主党の原点を守っていると言いたいのだろう。
一方で、権力を維持したい菅首相にすれば、その鳩山氏の説得に応じて小沢氏に協力を仰いででも争いは避けたかったというのが本音だった。しかし、仙谷氏、枝野氏という反小沢の主戦論者には抗えない。仮にこの二人が離反した途端、政権が崩壊するのを知っているからだ。実は菅氏も小沢氏と同じように側近譲員の意見を聞き過ぎてしまう人情味あふれた政治家でもある。
代表選は、与党であるがゆえ、かつての自民党の角福戦争さながらの熾烈なものになるだろう。ただ、代表選後に党が割れるのではないかと心配する声があるが、それはナンセンスだと断言できる。永田町には「与党は求心力、野党は遠心力」という不変の法則がある。角福戦争後も党が割れることはなかった。せいぜい敗者は次の総裁選まで反主流派として冷や飯を食うだけである。民主党の場合、2年我慢すれば次の代表選がある。
捲土重来、再起の機会を待つ方が得だと判断するのが自然である向ただ、小沢一郎という政治家にとっては年齢的にも肉体的にもこれが最後の戦いとなる可能性はある。菅首相と違って、負け方(票数)にもよるが、敗れれば政治生命の終焉にもつながる。だからこそ、「官報複合体」を中心としたこれまでの日本の社会構造を変える最終決戦であるともいえるのだ。
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<Ddog批評>
小沢は、政権交代可能な二大政党制を目指していたのではないのか?
派閥による擬似政権交代をする新自民党を作たのでは、己の信念と違うではないか!
頭が悪いか、メディアの記事を疑わず、鵜呑みにするような人間が読むと、小沢一郎がまるで正義の戦いを行っている聖者だと思い込むような酷い記事であった。
B級ライター氏のこの記事には国益とか、経済の建て直しとか、日米同盟をどうするとか、膨張する軍事大国中国に対し日本はどう対応するかといった視点がゼロである。反小沢=守旧派と決め付けている。これじゃ、、かつて小泉が使った「私に反対する人間は皆抵抗勢力である!」と言っているのと一緒である。
ニコニコ動画などで見かけるB級ライター氏の言動には反感どころか、共感することもあるのだが、この彼の書いた記事はB級どころかC級である。
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【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/33173530.html
先ほど、高校生クイズをTVで視た
直径10Kmの彗星が地球に衝突した時の津波の高さ(答え:319m)を手計算する問題や、問題で「200%・・」と言っただけで「ソルベンシーマージン比率」と答えた推理力、「柿食ふて居れば鐘が鳴る法隆寺」と子規の句を捩ったのは誰?という問題で、答えは知らなくとも「河東碧梧桐」という回答を導く知識と推理力、エジプト象形文字の解読も、象形文字のアルファベット素晴らしいものを見せてもらった。まだまだ日本の未来は暗くは無い。
これで政治さえしっかりしてくれたら・・・
ということで、久しぶりに阿修羅板に投稿してみる。
さて、どんなお馬鹿さん達がが投稿するやら・・・こちらのコメントを読むと、ダカラ日本は駄目なんだと思わされます
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