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国民新党が民主党代表選後の大型補正予算実現に意欲
2010年09月02日11時46分 / 提供:PJニュース
財政出動の必要性を説明する亀井代表(撮影:高橋清隆、2010年9月1日)
【PJニュース 2010年9月2日】日経平均株価が最安値を更新するなど不況が深刻化しているが、国民新党の亀井代表が9月1日、大規模な財政出動を政府に求めていく方針を示した。民主党の代表選後に補正予算を組むことで、デフレ脱却を図りたい考え。
不況対策としては8月30日、日銀が追加金融緩和、政府が「経済危機対応・地域活性化予備費」9200億円を活用した追加経済対策を発表している。これについて亀井氏は「予備費を使ってみたいなチマチマしたことで日本を沈没から救うことはできない。大胆な思い切った経済対策が必要」と述べた。
さらに亀井氏は「日銀が追加的な金融緩和措置をやったが、金融政策でやれることは限られている。マスコミは何かというと金融政策をどうにかしようと、このデフレスパイラルを金融政策で脱出できるみたいなことばかり書くが、そんなことでできるわけない」と金融政策偏重の世論誘導をけん制した。
民主党代表選に絡む経済政策の影響について、亀井氏は判断を避けながらも「連立を組んでいる党として経済について大事な点はこれだよとは言ってある。それを両者がどう斟酌(しんしゃく)して自分たちの主張の中に入れていくかそれぞれが考えること」と述べ、代表選の争点の一つになることに期待感を示した。
国民新党と新党日本は8月26日、平成22年度予備費を使った1.8兆円の景気対策と総額10兆円規模の補正予算案「二番底から抜け出すための緊急処方箋(せん)」を発表し、荒井内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)に申し入れを行っている。【了】
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パブリック・ジャーナリスト 高橋 清隆
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