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自民“普天間報告書は後退”
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、政府が公表した専門家による報告書について、自民党の国防部会では「自公政権時代の日米合意より後退している」などという批判が相次ぎ、今後、政府・与党の対応を追及していくことを確認しました。
普天間基地の移設問題をめぐって、日米両政府は、先月31日、名護市辺野古に2本の滑走路を造る従来の計画と、日本側が提案した滑走路を1本にする案を併記した、専門家による検討結果の報告書を公表しました。これを受けて、自民党は国防部会を開き、佐藤正久部会長は「2つの案が併記されたということは、自公政権時代の日米合意から後退したと言わざるをえない。民主党には政権担当能力がない」と批判しました。さらに、出席した議員からも「このままでは海兵隊のグアム移転にも影響が出るのではないか」という指摘や、「自然環境を保護する意味からも、報告書は後退している」などという批判が相次ぎました。そして、今月9日に予定されている参議院の外交防衛委員会の閉会中審査などで、政府・与党の対応を追及していくことを確認しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100901/k10013707021000.html
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