http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/652.html
Tweet |
民主党代表選で菅直人首相と小沢一郎前幹事長による直接対決を回避するための調整は、不発に終わった。「挙党一致」の解釈が菅首相は「いざというときにアドバイスを」、小沢氏サイドは「ポストをよこせ」と温度差があったためだ。「民主党の1番長い日」ともいわれた31日、水面下では何があったのか。
菅首相「政権をしっかり運営していきたい。協力してほしい」
小沢氏「協力しないとは一度も言っていない。しばらく静かにしていろ、と言ったのはあんたじゃないか」
31日に民主党本部で行われた菅首相と小沢氏の会談はわずか30分間で決裂。直後に小沢氏は側近に囲まれ、改めて出馬表明を行った。
対決回避に向けた調整は、鳩山由紀夫前首相が担った。30日夜には菅首相と会談し、菅・小沢・鳩山3氏による「トロイカ体制」を重視することで合意。小沢氏の不出馬説が広まった。
しかし、31日正午、小沢、鳩山、輿石東参院議員会長の3氏が衆院第1議員会館で会談し、流れが変わった。
鳩山氏が菅首相に電話し「ここに小沢さんと輿石さんがおられます。挙党態勢ということなので、そういうポストを小沢さんにお願いします」と話すと、菅首相は「それはのめません」と突っぱねたのだ。
菅陣営によると、小沢氏側が要求していたのは、「脱小沢の象徴である仙谷由人官房長官と枝野幸男幹事長の更迭」と「小沢氏にカネと権限が握れるポストを」だった。鳩山氏と菅首相の会話をその場で聞いていた小沢氏はこの瞬間、あらためて出馬の決意を固めたとされる。
一方、菅陣営では、菅首相がポストと引き換えに対決を回避する方向に揺れたため、巻き返しが進んでいた。
午後3時、衆院第1議員会館の菅事務所に、岡田克也外相や前原誠司国土交通相ら約20人の支持者が集結。出席者によると、「小沢氏は出馬を見合わせる代わりに鳩山、輿石両氏を味方に付けて人事要求をのませる気だ。その手に乗ってはならない。4人ではなく2人で会うべきだ」という空気が支配的に。結局、首相−小沢会談はサシで行われたが、小沢氏は周辺に「首相から『4人だと密室談合と言われる』との話があったので2人であった。2人だと密室談合にならないのかねぇ」と皮肉ったという。
こうした調整が続く中、小沢陣営は選挙準備に邁進していた。小沢氏は昼の時点で周辺に、「用意万端整えてほしい」と指示。早々に指令を受けた陣営スタッフは国会近くのホテルで選挙に向けた準備を急ぎ、「午後5時半から出馬会見」「9月1日の午前11時に決起集会」という日程が固まっていった。
ただ、首相と小沢氏の間で、政策が議論された形跡はない。民主党中堅議員は「これから政策論争をする」というが、後遺症は小さくない。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100901/plt1009011159000-n2.htm
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK93掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。