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「政権交代選挙」は1年前の8月30日だった
身辺コラム / 2010年08月30日
あれから1年が経った。去年の8月30日は総選挙の開票日だった。昼間から夕方にかけての時間は、やきもきしながら断片的に入ってくる「接戦」「僅差」との情報に結果を待つしかなかった。結果は、小選挙区と比例区で議席獲得ならず。こうして、「政権交代」という歴史的ドラマの扉が開いた瞬間に、バッジが外れるということになったが、社民党が連立政権に参加するにあたっての下準備を、そのまま作業チームの一員として担うことになった。
そして、1年。5月末の「普天間問題」をめぐる政変で、小沢幹事長とともにダブル辞任した当時の鳩山総理が「前総理」となり、菅副総理が「総理」となった。その菅総理に、代表選挙で小沢氏が立候補することを明らかにし、鳩山氏が菅支持のように見えていて小沢氏支持に軸足を移しながら、「両者激突」の調整にあたるという事態となっている。
この事態を1年前に予想した人は誰もいない。参議院選挙で与野党が再逆転したことによって、秋以降の政権運営は茨の道だということは誰が見ても明らかだが、今回の民主党代表選挙は「政権交代の総決算」になる可能性がある。結果次第では、何が起こるかわからない地雷原に突っ込んでいくような空気が漂っている。大爆発は回避したとしても、小爆発は避けられない。参議院の「ねじれ」を意識した「連立の組み替え」が加速する可能性もあり、その組み合わせ次第では「政権交代」という言葉も使えないような政治が目の前に現れてくるかもしれない。
評論家・批評家ではないので、あれこれ分析しても始まらない。政権交代の旗がしっかりと時代の荒波を超えて「歴史の評価」に耐えるものとなるためには、少なくとも「八ッ場ダム」の工事を完全に止めることと、「普天間」をアメリカと再交渉して「辺野古白紙撤回」に向かうことだ。「年金不信」を「年金再建」の道筋に乗せることや、「雇用保険」「後期高齢者医療制度」の組み直しなど地道で骨の折れる仕事も進めるべきだ。
自民党を中心とした「政治」から政権交代したのだから、いくつか重要なポイントで、自民党政治では絶対に出来なかったことを実現することが問われている。もちろん「普天間」問題で社民党は連立政権を離脱している。そして、民主党代表選挙以後の「連立の組み替え」についても「感想」は述べることは出来ても、「意見」を届ける立場にないことはわかっている。
政権座礁の様相を呈している今だが、9月下旬には必ず動き出す。政権交代選挙から1年。参議院選挙でも次点に終わった私は、しばらく静観するしかないと思ってきた。しかし、それでいいのかと自問自答し始めている。
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