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民主党代表選挙をめぐって、菅総理大臣と鳩山前総理大臣が29日夜に会談し、党内の亀裂が深まることを避けるため、鳩山氏が、菅総理大臣と小沢前幹事長の会談の実現に向けて、調整を行うことになりました。一方、小沢氏は29日夜、みずからに近い議員らに立候補の意思に変わりがないことを伝えました。
民主党代表選挙は、9月1日の告示を前に、再選を目指す菅総理大臣と、立候補の決意を表明した小沢前幹事長の陣営が、態度を決めていない議員へ働きかけを行うなど支持の拡大に努めています。こうしたなか、鳩山前総理大臣は29日、みずからのグループの幹部らと会い、小沢氏を支持する理由などを説明したのに対し、出席者からは、菅・小沢両氏が全面的に対決することになれば、党が分裂するのではないかと懸念する声が出されました。こうした意見も踏まえ、鳩山氏は29日夜に総理大臣公邸で、菅総理大臣と会談しました。この中で、鳩山氏は「小沢氏に協力をお願いしてはどうか」と述べ、党内の亀裂が深まることを避けるため、告示前に小沢氏と会談することを持ちかけ、菅総理大臣も「そういう形をとってもらえればありがたい」と述べ、鳩山氏に調整を委ねました。ただ、菅総理大臣からは、挙党態勢を構築するための具体的な案は示されなかったということです。一方、両氏の会談のあと、小沢氏を支持する議員らが会合を開き、この中で「立候補を見送ることはない」という小沢氏の意思が伝えられました。会合に出席した三井国会対策委員長代理は、記者団に対し「きょうは代表選挙に向けた準備や小沢氏が打ち出す政策の話をした」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100830/k10013644571000.html
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