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最終決着をつけてほしい民主党代表選
菅・小沢の一騎打ちとなった民主党。菅さんの消費税失言による参議院選挙敗北以降、全く萎縮してしまった菅内閣だから先行き不安だと感じる民主党議員がいても不思議ではないが、それにしても、この対決にはやはり違和感を感じる。
一つは「青い鳥症候群」。この代表選で小沢氏が勝てばこの1年で3人目。鳩山さんがダメなら誰か、菅さんがダメなら誰かと「青い鳥」がいるだろうという党内の雰囲気。ツッコミどころ満載の菅政権だが、2ヶ月で成果を出せと言う方が無理だと思う。ここはじっくり菅さんに仕事をさせて、ダメであったら交代するという長い目で見ることも必要だと思う。
違和感のその二。6月2日の首相退陣表明演説で鳩山さんは「政治と金にクリーンな民主党をつくろうではありませんか、みなさん」と呼びかけて小沢さんとダブル辞任をした。それから2ヶ月後、政治と金にクリーンだという形が果たしてできているかどうか。「政治と金の疑惑はメディアが作り出したものだ」という声は大きいが、しかし、小沢さんが一連の報じられた疑惑についてとことん説明をしたということはない。2ヶ月前に退場した2人が、1人は候補、1人は仲介役に出て来ることの違和感は否めない。
さらに、民主党の新執行部が政治と金をクリーンにするという観点から、これまでの民主党の資金の点検を行っている。そのなかで、どうやら小沢さんが党を束ねているときに経理上とは別の口座を作り、民主党の資金を入金していたという事実がある。総額4年間で35億円余。民主党の現執行部はこの結果を公表していないが、すでにメディアにはこの資料が流れている。週明けあたりにこの資料が公表されたときに、政治と金の問題でさらに小沢サイドは釈明を求められることになる可能性が高い。
この代表選、小沢さんは世論と戦い、菅さんは世論を味方につけようという選挙である。しかし、民主党の若手はこんなことを言っている。「小沢さん、菅さん、鳩山さんの対立構造はここで決着をつけてほしい。なぜならば、60代以上の争いだからだ。小沢さんはすごい人だと思う。会社で言えば、バリバリの仕事をした先輩がいるというイメージだが、その先輩のようになろうとは思わない」という意見だ。つまり、いま民主党の大半を占める40代前後の人たちからすれば、今度の代表選は60代以上の人たちの決着をつけることであり、むしろ世代交代を早めてほしいという見方をしている。この決着がどちらになっても、次は50代の前原・野田・枝野の世代、そして若手といわれる40代が次の中堅になっていく。つまり、この代表選は世代交代を促す選挙であるとすれば、不毛とは言えないであろう。
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